2017/04/02 (Sun) 虹の巣


春の訪れとともに、新刊『虹の巣』が発売されました! 
初めてのミステリー要素を加味したこの作品(といってもミステリーの定義がよく解っていないし、謎解きの仕掛けがあるわけでもないので、そう言っていいものかどうか。なら言うな。汗)、自作品のなかでは最長の約700枚の書き下ろし長編小説になりました。

秘密を背負ってなおひたむきに生きる、愛に不器用な女たち(とやっぱり不器用な男たち)のものがたりです。
ちなみに舞台となっている世田谷の祖師ヶ谷大蔵は、物心ついてから小学校にあがる前まで住んでいた大好きな町。ウルトラマン商店街や懐かしの団地、いつかまたゆっくり歩きたいなぁ。

カバーのイラストはずっとその絵を眺めていたい、いとう瞳さん。ドールハウスをイメージした鮮やかな家を見た瞬間、ああ、ここに彼らが住んでる!私も住みたい!と嬉しくなりました。
そして、漫画少女だったころの自分にとって神様のごとき存在だった方から、帯に推薦のお言葉もいただきました。なんとありがたき幸せ! あのころの自分が知ったら、ひっくり返ってそのまま後天でんぐり返しをするに違いない…。

         【幸せな家族にも秘密がある。被害者でも、加害者でも。
         あなたを愛したい、願いはただそれだけだったのに。  
                              萩尾望都(漫画家)】

お手にとっていただければ、すごくすごく(x1000)幸せです。

★しばらくこの記事をトップにしております(日付が嘘でごめん!)。最新記事はひとつ下から読んでくださいませ。



虹の巣
野中ともそ
角川書店
2016. 4発売
 

書(描)きもの | trackback(0) | comment(6) |


2017/02/24 (Fri) 響屋さんにて至福コロッケ


今宵は大好きな響屋さんにて、師匠と一杯(のはずないでしょが)。イーストヴィレッジのこの階段を下りれば、そこには麗しくも舌踊る和食の楽園がまっておる。


黒龍、一杯じゃなくて一本でね、園さん♪ お、師匠はビールがチェイサーですか。


さっと出してくださった前菜には、初めて食べたスギの西京漬けが。スズキ目に分類される海水魚だそう、脂がのって旨し。まったりと甘くコクのあるりんごと出汁のスープ、焼きしめ鯖とキャベツの浅漬けのミニサンド、感動のひと口。あと十口いっときたい…。
味噌の味がこっくりしみた和州但馬牛の味噌漬けは、舌先と根元で異なる食感が味わえる。ふわりと優しい出汁巻き卵に、お造りで出していただいた甘えびの殻を揚げたものがまたいいアテになる。


富山のホタルイカは葛醤油と酢味噌で。以前、ホタルイカは丁寧にひとつずつ目やクチバシを取り除くのだと園さんが言っておられた。その丹精こめたひと手間が美味しい一口にかわるのだのう。その証拠に以前自分でやってみたら…なぜだかイカが頭と胴体でことごとく分離してしまい、自暴自棄の若者のごとく「口に入りゃなんでも一緒だろ!」と投げやりになったことがあったっけ…。


「ちょっと待っててくださいね。二種類の白子のどちらがいいか確かめてるんで」とのお言葉で待っていたら出てきたのは、アイスランド産の白子のポン酢。うーん氷の国からやってきたふわとろの白子に、深くうなる。


本日のお造りはメイン州からバフン雲丹に甘えび、北海道の生ダコに有明海のぷりぷり生クラゲ。シアトルのまぐろ赤身に長崎のヒラマサ、和歌山の縞あじ。サウスカロライナの炙り〆さわらに、スコットランドのサーモントラウト、千葉の金目。
美しいお皿に世界が泳いでいる。


鮑の白トリュフコロッケ、鮑がごろごろ、においたつトリュフの芳香。ああ、また今すぐにでもいただきたい。師匠は何かをひらめいたようで、そこから色々な海鮮コロッケのアイディアを繰り広げておられる。神にあらたな神降臨…の情景をアテに横で酒を啜る幸せよ(やや尊敬に欠ける図)。次に教室でいただくのが楽しみじゃ(教わるのが、だろうに)。


ひよこ豆とさつまいものぜんざいに、


煮込み南瓜にシナモンと蜂蜜とろりのアイスクリーム。園さんの腕には最初から最後まで感嘆と満足のため息の連続じゃ。そして、カウンターに隣り合わせた酒サムライのC子さんやショコラティエのCかさんとも意気投合し、船上のキッチンで繰り広げられる過激な情景を聞いては大笑いしたのであった。


カメラを向けるとついヘン顔してしまう園さん、今宵もごちそうさまでした。
表に出ればすずやかで気持ちよいイーストヴィレッジの夜の空気。師匠と目をあわせ、うなずきあい、近くのバーへと流れる私たちであった。そして柄にもなくマジメなことを語らっていたら、流しのバンドがやってきて、ルイ・アームストロングばりの演奏と歌を聞かせてくれた。純和食のあとのこの転換。やっぱりNYは面白い。

Kyoya
94 E 7th St New York, NY 10009

◆今まで行った響屋さんの記事は、右下の検索窓で「響屋」と入れてもらうと、でてきますよん♪

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2017/02/23 (Thu) タコゆであがり


潮風魚屋さんで買った3ポンドはあるスペイン産のタコで、タコゆでプロジェクト開始。まずはワインと香草の風呂につかっていただこう。重曹もちょいと入れてみる。
鍋に投入する際に足がくるんとカールしていく様を見るのがなんとも快感だのう…何度も引き上げ沈めてはカール具合を確かめる儀式をば。いっひっひと不穏に笑いながら。


これでタコを思う存分食べられる、と思うも、ゆであがりのタコはやや縮み、「ほら、わたしの足をもっとお食べ」というのであった。


たまらず少し切って生唐辛子やわさびで。


にんにくオイルでグリル。白菜とセロリ、フレンチレンティルとワイルドライスのサラダ、ローストポテト、ひよこ豆のスパイスローストなどと。
タコが冷凍庫にあると、なんとも人は豊かな気持ちになるという…。生活の潤いに、タコ。

◆潮風魚屋さんに初めて行った記事は、こちら。

家ごはんもの | trackback(0) | comment(0) |


2017/02/22 (Wed) ポケなのポキなの


図書館にて日本語のレシピ本を借りてきて張り切ろうとするも、怠惰の波にあっけなく負けて、今夜も手抜きごはん。私にとってレシピ本は実践するための本ではなく、眺める本、なのである。まさに見て楽しむ、テーブルに置きっぱなしなコーヒーテーブル・ブック。
まぐろとアボカドのポキは、胡麻油、醤油にみりん、食べるラー油、レモン、玉ねぎで。クレソンのサラダ、スモークサーモン・ビッツのさらなる燻製風味(燻製の素まだまだ使うよ)。ジョニー豆腐はいただきものの自家製柚子胡椒と、これもいただいたクレタ島のオリーブオイルで(手抜き料理といただいた調味料。熱血教師に「自分というものはないのか!」と怒られそうである)。とうもろこしに野菜スティック。
ところで、ポケなのか、ポキなのか。正式にはどちらなのかいまだ解らず。アメリカではポキ、ということが多いが、酒をサキーという人たちだからのう。日本ではどっちが多いんだろうね。

家ごはんもの | trackback(0) | comment(0) |


2017/02/21 (Tue) 火鍋会


本日はチャイナタウンに集まりて、食べ放題火鍋を食そうよの会@99 Favor Taste。火鍋とBBQがあるけれど、やっぱり寒い日は火鍋にかぎるのう。食べ放題、2時間の時間制限で、おひとり様$19.99(BBQのほうは、$25.99)。や、安い……けれども、


シーフードに、


肉類、野菜に茸、練り物と種類も充実しておる。いやぁ、本当に店名通り99種はあるんじゃなかろうか。


スープベースは3種類選べるので、オリジナルと薬膳鍋、そしてスパイシーな麻辣鍋を選んで、


ぐつぐつ、はふはふ。うん、やっぱり鍋は大勢でつつくのが愉し。薬膳は体にいい気がするし、麻辣はマー辛い。そして結局、取り皿のなかで味が混じってしまう件…。
舌をあちあちにさせながらも、喋り食べ喋り食べ。このメンバーのいまの流行りは、フェイスブックのグループメッセージで、へんなステッカーを探してきては貼り付けることである。たいして用事ないのに、ステッカー。メッセージもなく、ただステッカー。いい大人なのに。その様、シールを集めてほれほれと自慢しあう小学生のごとし…。

99 Favor Taste
285 Grand St, New York, NY 10002 

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