2018/04/17 (Tue) 「NY晩酌日記」第2回掲載されました。

文芸誌、小説すばる5月号に連載エッセイ「NY晩酌日記」第2回が掲載されております~。北方謙三先生と花村萬月先生の新連載が華々しく幕を切った陰で、相変わらずひっそり晩酌しておるわし…どうなの、そんな人生?という懸念は風呂敷に包んで横におき…。
今回はカリブの島で書いたので島ぼけモード全開(いつもだけど)。小泉八雲 とクレオールの食について少し触れています。私にとっての八雲は、日本の怪談よりも断然、彼が数年間に渡る西インド諸島の滞在中に残した作品なのだ…。

ところで先ほど、担当編集Sさんから「次回のNY泥酔日記の初校が出ましたー」って明るくメールきたけど、いやまだ「晩酌」日記ですから。いやすでにそうなりつつあるのか…。ぶるぶる。

★しばらくこの記事をトップにしております(日付が嘘でごめん!)。最新記事はひとつ下から読んでくださいませ。



小説すばる 2017年05月号
集英社
2017. 4.17発売

書(描)きもの | trackback(0) | comment(0) |


2017/04/24 (Mon) 亜麻仁に首ったけ


明日には名残惜しくも島を発つので、本日は空港近くのオランダ側のスーパーマーケット、CarrefourへGo。オランダ側といっても、フランス資本なのでほどよくフレンチ物もそろっておる。そしてここには、スーパーUにはない大切なものが置いてあるのじゃ。
ちなみにこの店の金額表記はユーロじゃなくて、アンティルギルダー。とっさに幾らか解らなくてややこしい。


目当ての品はこのフラックス・シード、亜麻仁の種がぎっしり詰まったローヴィーガンのクラッカー。原料はオーガニックのトマト、玉ねぎ、緑ピーマンに黄ピーマン、コリアンダー、ネギ、海塩と、なんともヘルシー。
去年何の気なしに買ってみて、恋に落ちてしまったのじゃった。いままで亜麻仁のことなんて考えたことなかったのに。亜麻仁油が体にいいとか聞いたって、へーと聞き流しておったのに。
きっとこの亜麻仁クラッカーにまるで栄養がなくとも、私は好きだと思う。納豆と同じ立ち位置(納豆に栄養がなくても好きだよな、私きっと、とよく無意味なことを考える)。土産に今年も2パック買った。冷凍してちびちび亜麻仁の種を味わいながら齧ろう…。


そしてこクラッカーが置いてある一角だけ、変わったものがたくさん置いてある。見るからに美味しそうなドレッシングや、


なぜだか唐突に赤紫蘇の葉。オランダ人やフランス人はいったいどのように使うのか、知りたい。他にも鮮やかな食用花があったり、ここの棚担当者は相当ポリシーがあると見た。それか変わり者。


おフランスなコーナーには出来合いのクレープなども。カスレといい、好物だけど作りたくないんだよねー、わざわざ、という気持ちが伝わってくる。たまにはそれでいいんさねー。


そして、遂に見つけたぁ、トリュフ入りゴーダチーズ。NYや空港で買うよりもかなりお安いということで、これも籠にポイ。出発ぎりぎりまで冷蔵庫に入れておけば溶けないだろうか。カバンの中で溶けたら洋服がトリュフの香りになるなぁ、それもいいなぁ(いいのか)。

Carrefour Market
Union Road #53, Cole Bay, Philipsburg, Sint Maarten

カリブ海 | trackback(0) | comment(0) |


2017/04/23 (Sun) フランス薬局に駆け込む


まったくお気楽な島暮らしだが、実は数日前から咳が…とまらない…ごほごほごほ。
理由はわかっておる。去年あたりから逆流性食道炎の症状があるのだが、それもこのところおさまっていた。それが旅行直前のあれやこれやのストレスでちょっとぶり返し気味だったのだ。しかし…薬を持ってくるのを忘れてしもうたー(ばか)。
参ったなぁと思いながらごほごほげほげほしていたのだが、明後日にはNYに戻るという段になって、どうにも乾燥した機内で辛そうなので、ご近所の薬局に相談してくれたところ、この薬を出してくれた。
ありがとうございますー、と拝むように持ち帰って調べたところ、このオメプラゾールって、私が飲んでいる処方薬エソメプラゾールとほぼ近い役割で(やや弱いけれど)胃酸を抑える薬剤ではないか。
処方箋も保険もなくてこんなに安く買えるなんて、フランスの薬局とはなんと親切なところ。というか、もうちょっと早くいけばよかった。救世主にメルシー。英語の話せる薬剤師さんにもメルシー。
それにしても私は、暴飲暴食してもあまり身体にダメージを受けないのに、精神的なストレスを感じるとすぐに胃がやられるようじゃ。昔、月刊誌の編集をしていた時代なんて、毎月きちんきちんと締め切り間際に律儀に胃がきりきり痛んだものなぁ。意外に繊細なのね、私って。というか、仕事に…向いていないのか!?怠け者が仕事をしようとするから、身体が抵抗するのか(恐れていた結論)!?

カリブ海 | trackback(0) | comment(0) |


2017/04/22 (Sat) 動物園近くのマーケット


動物園に行ったら必ず寄るオランダ側のマーケット。というか、このマーケットを目印にして動物園への道を曲がるんで、これがなくなったら路頭に迷うこと請け合い。きっと動物園に行くお客もがくんと減るかも(そんな方向音痴の客は少なかろう)。可愛い動物たちのためにも、ずっと「この場所で」営業を続けてほしいものである。
そんなここ一帯は、マダム・エステートというエリア。やり手の地主、オランダ・マダムが荘園の御殿で葉巻をくゆらせる図が浮かんでくる…。


このマーケットが面白いのは、インドネシアやインドの食材がけっこうあるところ。オランダがインドネシアを統治していた時代の名残なんだろうなぁ。オランダっぽいとろーとしたソース調味料に、南国の果物ジュースも種類が多し。


このトリニダード産のモトークのホットソースが島では一番人気。ロロのどの店も、そしてフレンチレストランでさえおいてあったりする。それも店によってフレーバー違いで。島全体が他島のモトーク押し。セント・マーティン島人よ、己のホットソースに誇りをもたれ。と、私は市場で手作り風ホットソースをいつも買っておる…ま、まぁそれも近隣の島製かもしれないが(知らないことはなかったこと)。
しかし本日はエスニック調味料ではなく他のミッションがあるのじゃ。
それは、去年空港で買ったうまうまなトリュフ入りゴーダチーズを見つけること。空港はたいてい数割増しなので、地元の店で見つけられたらラッキーじゃ。


しかし、ない…。見つからない。あるのは、頭にのせて歩いたら、首が折れそうな巨大なゴーダチーズばかり。またトリュフ入りゴーダを探す旅に出なくては。

The Fresh Market
Johan Vermeer Street #2, Madame Estate, St. Maarten

◆以前のフレッシュ・マーケットの記事は、こちら

カリブ海 | trackback(0) | comment(0) |


2017/04/21 (Fri) またきた店で、遂にクラブ・ファルシ堪能


夕陽が沈むとともに、ゾンビのように人々は皆、ぞろぞろとグランカーズ・ブルバードの目抜き通りへと吸い寄せられていく。そんな人々の後ろ姿をファッションチェックし、「あ、あの人はアメリカ人」「あの麻のシャツの粋な着くずしはフランス人だね」「サンダルに靴下、もしやドイツ人かも…」などと何の役にもたたぬ決めつけをして遊びながら、我々も晩ごはんへと。


おとといも来たのに、また来てしもうた、ロロのスカイ・ザ・リミットさん。まだテーブルはすいているが、7時を過ぎるとあっという間に混んでくる。


訊いてみたところ、やっぱり本日もロブスターもコンク貝もなし。じゃあ一体いつあるんですか? そんなにない日が多いなら、いっそメニューからはずして、「ロブスター本日ありマス」の特別メニューにしたらいいんじゃないですか? などと心の憤懣を1/10ぐらいに減らして柔らかく訊ねたところ、
「そうねぇ、火曜とか水曜?」とのこと(語尾疑問形)。でも以前来たときは別の曜日にもあったから、適当かもしれぬ。いいの、いいのよ。


だって今日は一昨日なかったクラブ・ファルシがあるというから。
そして何度食べても飽きぬ絶品チキン、サイドメニューの蒸し野菜を盛り合わせてもらう。すでにカスタマイズできるほど、屋台村に馴染んでおるのだ。野菜の投げやり感も愛嬌を添えて、やっぱり美味しいのじゃ。ここのジューシーな鶏の旨みと、ふっくら表面は香ばしき蟹の詰め物。蟹肉少ないけどそれでもいい、それもいい。姿もいい。


隊長は、「また肉?」「どうせ肉でしょ」「ああ、あんたは肉が好きさね」という私の眼光に負けたのか、自主的にガーリックシュリンプにライス&ピーズ、コールスローのセットで。にんにくたっぷり効いたぷりぷりのシュリンプは、ライス&ピーズにソースを絡めて食べればお皿はすっかり綺麗に。
結局この店でロブスターを頼み、緊張しながら、「あ、あの、コールスローは上にのせず、脇においてくださいな」と頼むというミッションを果たせぬままじゃった。ら、来年こそは。

カリブ海 | trackback(0) | comment(0) |


| TOP | next >>

野中ともそ tomoso nonaka

こんな者です↓
おひるねスケッチ(本館サイト)
Profile
著作リスト
Twitter @tomosononaka

いまんとこニュース
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
週刊NY生活に書評&コメント載りました。
クロワッサンに書評載りました。(
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
文庫『ぴしゃんちゃん』出ました。
新刊『つまのつもり』出ました。(2014)
クロワッサンに寄稿しました。
国際子ども図書館の展示解説本に掲載されました。
JAL skywardに寄稿しました。

calendar & archives

new entry

category

new comments

books


ぴしゃんちゃん

つまのつもり

海鳴屋楽団、
空をいく

銀河を、
木の葉のボートで

鴨とぶ空の、
プレスリー

おどりば
金魚

チェリー

世界の
はての
レゲエ・バー

Teen Age

もぐらの
バイオリン

フラグラーの
海上鉄道

search

links

RSS