2019/08/21 (Wed) 洗濯屋三十次郎


最新刊『洗濯屋三十次郎』が、光文社より発売されました! まさか自分がクリーニング屋さん舞台の小説を書くとは思わなんだ…まさかここまで染み抜きやアイロンがけを勉強するとも思わなんだ…。
染みを抜くよりつける方が得意な頼りない店長の三十次郎と、染み抜きに命を賭ける老職人の長さんが、衣類だけでなく心についた染みやよじれてしまった想いの皺と、丁寧に向き合っていく物語です。
文庫本やイラストエッセイ、共著、ノンフィクションも含めると、なななんと29冊目の本となります。まさかここまで自分が本を書き続けられるとも思わなんだ…👀 30冊目も出せるように、これからも精進していきたいと思います。どうかどうか三十次郎をよろしくお願いいたします!

★しばらくこの記事をトップにしております(日付が嘘でごめん!)。最新記事はひとつ下から読んでくださいませ。



洗濯屋三十次郎
野中ともそ
光文社
2018. 8発売

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2019/01/21 (Mon) ヘンリー・ストリートのナイチンゲールたち


Sohoやグリニッチヴィレッジに住んでいた頃は絶対NYは西の方が好き!と思っていたのに、ロウアー・イーストに越してからの方がずっと地域の歴史というものを意識するようになった気がする。そんな中、ご近所にあるソーシャル・サービスを礎とする歴史的な建造物ヘンリー・ストリート・ハウスが一般公開されているというので館内ツアーに参加を。


まずは1階の展示コーナーを見学。ガイドの方の説明で昔の光景が目に浮かぶよう。100年前のロウアー・イースト・サイドは路上市場も盛んだったんだなぁ、昔にしゅたっとワープしてこの活気あふれる街並みや人々の様子を間近で見てみたい…。


その昔(今もだが)、貧富の差が激しい環境で病院にも行けず病に苦しむ人々を訪問ナースとして助けたのが、公衆衛生看護の開拓者リリアン・ウォルド率いる女性達。その信念に基づいた活動はまるでLESのナイチンゲール!


1920年代のものとみられるナースバッグ。このバッグを手に、困った人々を訪ね看護をしていたんだのう、としみじみ見入った。


次は階上にあがり、建物の中を見学。ナース達が住んでいた部屋は事務所として使われているが、皆が食事したダイニングの大テーブルや調度品はそのまま残されていて感動。


階上から見下ろす中庭。いつも前を通っているけれど、内側はこんな風になっていたんだのう。


ヘンリー・ストリート・セツルメントはもちろん現在でも様々なソーシャル・サービスを地域に向けて提供している。あらためてソーシャル・アクティビティの大切さを感じたのだった。うーん、このことはいつかまたゆっくり書きたいなぁと言葉にできない感銘を胸に外に出たら、そこはいつものヘンリー・ストリート。でもなんだか違って見えるのだった…。

Henry Street Settlement
265 Henry St, New York, NY 10002

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2019/01/20 (Sun) スティーヴ・タイレルの歌声に聞き惚れる


老舗カーライル・ホテルにて師走恒例の、スティーヴ・タイレルのコンサート。おなじみ、わくわくと今宵の主役を待ちながらの、ピアノ・ショット。ピアノにカーライルの文字が入っているところが洒落ておるなぁ。


本日はクラブには珍しく写真撮影禁止だったので、ポスターで失礼。
一見普通の人のよいオジサン(失礼)なのに、ひとたび歌いだすと滋味溢れる深い歌声に耳シビれまくる。スタンダードの真髄をあらためて心から堪能させていただいた。スタンダードの真髄とは何かということを教えてもらえた、味わい深いコンサート。このことは、自分の中では興味深いテーマになりそうなので、あらためて小説すばるのエッセイ「NY晩酌日記」でゆっくりと触れてみたいと思うのじゃった。

Cafe Carlyle
35 E 76th St, New York, NY 10075

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2019/01/20 (Sun) 「NY晩酌日記」第23回掲載されました。


小説すばる2月号に連載エッセイ「NY晩酌日記」第23回「慈善のおとし穴」が掲載されております。
自分の路上生活(いや、家はあったのだがソーホーの路上で絵やクラフトを売っていた時期があったので💦)の思い出や、路上で物を乞う人々、そしてボルチモアで起きたホームレスを装った犯人が助けてくれた人を襲うという悲惨な事件について、様々な思いを綴っています。誌面に掲載したイラストは、初のイラストエッセイ本『ニューヨーク街角スケッチ』のために描いた地下鉄駅のミュージシャンのスケッチを引っ張り出してみました。

小説すばる2019年2月号

◆イラストエッセイ集の作品をまとめたギャラリーのページは、こちら

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2019/01/19 (Sat) スティーヴ・タイレルの前の腹ごしらえイタリアン


最近はアッパーイースト・サイドでのイベントが続いているけれど、アッパーイーストはお茶の稽古とその後に寄り道する本屋さんのカフェぐらいしか知らないのでレストラン探しに四苦八苦。しかも寒いから、イベント会場から近場でなくてはならぬ。本日はスティーヴ・タイレルさんを観にカーライル・ホテルのカフェ・カーライルに行くのでそこで食べればいいよね、と思っていたのだが、キッチン改装中で食事はできないとのこと。なぬー、ということでGoogle地図さんで探し、Yelpでレビューを検証するという抜かりないリサーチでこちらの店へ。
イタリアンのCaffe dei Fiori。寒い夜にガラス越しのあたたかな店内の灯りに照らされた賑わい、それだけで引き込まれる。


エンダイブ、ラディッキョ、ゴルゴンゾーラ、胡桃と梨のサラダ、Insalata Indivia
e Radicchio。サラダなのにまったりと濃厚なのは、胡桃と抱き合ったゴルゴンゾーラのなせるわざ。香ばしくトーストされた胡桃は散らすだけでなく、摺る。一案をありがたくいただこう。


ほとんどの確率で頼んでしまうタコのグリル、Polpo e Caponataはカポナータとクリスピーなポレンタにバジルで。どこで食べてもタコは違う顔を見せるから、面白い。こちらの店はアッパーイーストらしく、繊細で柔らかで細身で、まるで美と健康に気をつかうマダムのよう。


私はタリアテッレの牛ボロネーゼソースTagliatelle al Ragù Bologneseを。じっくり煮込まれたラグーが太い麺をこっくりと包み込み、ああこういう濃厚なのに重すぎないパスタが食べたかったよと食べながら気づくのだった。


ブレイズド・ラムショルダーのニョッキ、Gnocchi di Patate con Ragù di Agnello e Peperoncino。チリとレッドワイン・ビネガーも効いたラムはほろっと柔らかそれでも野生の色気をぞんぶんに。さて、それではイルミネーションが美しい街を歩いて、カーライルへと参ろうか。

Caffe dei Fiori
973 Lexington Ave, New York, NY 10021

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いまんとこニュース
大江千里さんとの対談掲載されました。
小説すばるにて連載エッセイ始まりました。
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
クロワッサンに書評載りました。
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
クロワッサンに寄稿しました。
国際子ども図書館の展示解説本に掲載されました。
JAL skywardに寄稿しました。

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