「チェリー」が文庫になりました。
13歳のギャングスタ・ラップ好き少年ショウタと、魔女みたいな老女モリーの絆をえがいた物語です。さくらんぼもわんさか出てきます。
解説は藤田香織さん。ちょっと切ない、とても素敵な文章を寄せてくださいました。藤田さんのWEB連載、「だらしな日記」のファンなので、嬉しい〜(時おり他人事とは思えないだらしな…いや、できごとが…)。
もしよかったら、手にとってみてくださいませ。

こちら↑はこじつけのように、近所の地下鉄デランシー・ストリート駅の壁。その昔、このあたりが果樹園だったことにちなんで、駅構内にはさくらんぼのタイルがはめ込まれているのだ。NYの地下鉄駅は小汚いけれど、こんな愛らしいモザイクチェリーを見つけると和むのう。
*しばらく、この記事を一番上に据えさせていただきます〜。
![]() | 文庫版のカバーは、ヨシエさんに描いていただきました。物語の中に出てくる花火や、モリーの家にぶらさがったモビールみたいに、カラフルで賑やか。 ◆チェリー 野中ともそ ポプラ社 2010.2.5発売 |
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この洋梨みたいなピーマンみたいな見慣れない形の野菜。チャヨーテという中南米原産のウリ科の野菜で、日本ではハヤトウリというそうな。近所の屋内市場で見かけてはいたのだが、どうやって食べていいか解らず、在米18年のこのかた、試したことがなかったのだ。
ところがある日、韓国レストランで美味しい醤油漬けの野菜に遭遇。なんだろう? この歯ごたえ、胡瓜や大根じゃないしな…と思って訊いたところ、「チャヨーテよ〜」とのこと。なるほど〜、別にメキシコ料理にこだわらなくてもいいんじゃものね。

◆ということで早速買ってきたチャヨーテの皮をピーラーでむいて、適当に切り、

◆塩を振って水気を出したら、柚子風味の浅漬けに。かつお節もぱらりん。ふむ、しゃくしゃくと瓜と胡瓜の中間みたいな食感でいけるよ。日本の細い胡瓜は近所で手に入らないが(こっちの胡瓜は皮がぶ厚く、種が大きくて、大味で苦手…)、これで代用できそうじゃ。

◆ピクルスにもしてみたり。あとは千切りでなます風や、冷やし中華や冷麺にのっけてもよろしいかと。冬瓜風に煮込んだり、スープにしても美味しそう。
ちなみに、友人は日本の胡瓜が恋しくて種を庭に植えてみたところ、アメリカの胡瓜みたいなでかさに育ってしまったとか。ううむ、胡瓜もアメリカに順応してしまうのか。
ラテンな食材で、和風のお惣菜、ぜひお試しを〜。ほかにもアイディアがあったら教えてくださいまし。
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「チェリー」の中に登場するハーヴェイ・ジュニア。約60年前のハリウッド映画、「ハーヴェイ」の名にちなんでいます。この映画に登場する、他の人には見えないのっぽのウサギのハーヴェイと(勝手に)友達という設定なのだ。
ハーヴェイとやりとりをするジミー・スチュワートがなんとも言えず飄々としてあったかく、でも少しせつない。笑えるのに、すわぁっとしみてくる物語。
ジミー・スチュワートは浮世離れした役柄が多いけれど、この映画はまさに彼の魅力と物語がぴたりと合わさっている。これまで何度観返しただろう。
孤独ってさみしがりやの人間が勝手に名づけた言葉で、見方によっては輝くしあわせな時間なのかもしれないな。
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冬に着る着物。寒いようで、意外にあったかい。下にこっそりヒートテックやダマールを着こんでいるし、なにしろ重ね着の世界じゃものな。しかし草履の足元だけは、やっぱり寒いのだ。
そこで楽天のハイムラヤさんというお店で注文してみたのが、この4枚コハゼの別珍足袋。
履いてみると、いつも履いているストレッチ足袋にくらべてさすがにフィット感はないものの、ほこほこあったか〜。

裏も、コーデュロイであったかい上に滑りにくい。
早速、初釜に…と思ったけれど、お茶の世界は色足袋、色半襟はだめなのじゃった。
出番が…ない(泣)。でも足袋って別に着物だけというきまりがあるわけじゃなし。普通の洋服で履こうかな。
と思う私は、新しい草履に慣れるために、「普通の服装+タビックス+草履」という格好で時おり近所のスーパーに出かけてしまう。人々の視線がぴくりとも動かぬこの町が、素敵。
◆ハイムラヤ
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いくら青魚好きだといったって、前菜あれこれ平らげた後の鰯4匹は、正直キツいっす、先輩っ。でも友人一同、「魚くせえ」「一人で食べろ」とつめたいので、孤独に黙々と食す。途中でちょっと飽きたりも…いやいや、そんなバチあたりなことは言わん。意地で完食。

◆後に鰯が何匹出てこようとも、スターターとしてはずせない4種のディップ。

◆初めて頼んでみた貝のワインバター蒸しは、ムール貝に牡蠣にチェリークラム。にんにくが効いたスープにピタを浸したいが、ここで満腹になってはいかんと我慢。

◆ぷりぷりこってりなスウィートブレッド(仔牛の胸腺)と茸のソテーはこの店でしか食べられないし…、

◆すみません、なんだかエイリアンみたいじゃが、柔らかくグリルされた蛸にレモンを絞ると最高。そう、この店は「とりあえず頼みたいもの」が多いのが困る。
マンハッタンのギリシャ・レストランだと鰯4匹はまあ普通だが、アストリアのギリシャ街で食べたときは皿にてんこ盛りで出てきたっけ。ひとりじめ!って喜んだのは、今よりもっと大食いだった若かりし頃の話。
ああ、青魚好きの友が欲しいよのう、とつぶやいてもひとり。
◆Uncle Nick's Ouzaria
749 9th Avenue, New York, NY 10009
お隣に同系列のレストランもあるけれど、こちらはグリーク・タパスのお店です。
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