2018/05/20 (Sun) タパス感覚でおつまみを


胸に、眼に、しみいる長谷川等伯展を楽しんだ後は、お茶友姉妹トリオでジャパン・ソサエティ近くのThe Smithへ。わかりやすいガイドをいつも本当にありがとう~、とワインで感謝の乾杯したらば、おつまみプリーズ。
海塩で焼いたししとう、アメリカーンなバーでこういうハズれなしのタパス感覚なつまみがあるのが日本人には嬉しいのう。


大好きな芽キャベツも、あれば当然手が伸びる…。このほくほく感と苦みとレイヤー感、3拍子そろったアナタはえらい。


スパイシー・サーモン・タルタル。下はクリスピーに焼かれたライス、アボカドにスリラッチャに海苔の風味がよろしい塩梅。このクリスピーライスのカナッペ、Rokiでも食べたけれど、さくっと美味しくて何にでもあうし、しかも自分で作るにはちと手がかかる。最近の外飲みおつまみヒット作ではなかろうか。え、前からあった?


スパイシーな鴨ウィングス、辛いけれどやみつきになる味。手をべとべとにして、等伯なぞを語り合いながら、かぶりつく。等伯もびっくり。ふむふむ、味付けはメープルシロップとチポトレと五香粉か、今度まねしてみたい。


フライド・グリーントマト・リングは、焦がしアーモンド・ロメスコ・ソースとよく似あう。フライド・グリーントマトと聞くたびに、同じタイトルの大好きな映画を思い出して、いっそう美味しさが増すのう。友情と、美味しいもの。いい思い出のよき成分。
本日は楽しい1日を、ありがとう。

The Smith
956 2nd Ave New York, NY 10022

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2018/03/02 (Fri) バスタ・パスタにて、いつものパスタ


午前中、茶道のデモンストレーションお手伝い。うう、またもありえん失敗をしでかしてしまった。予想もつかぬミスをする自分も恐ろしいが、まわりの方々はもっと怖いことであろう…。なのに優しくご指導してくださり、感謝とともに猛省。戻ってえんやと着物脱ぎ捨て、フラットアイアンの「寝台と浴室、それ以上」ショップを物色し、チェルシーに来たからには必ず寄りたくなるバスタパスタへ。ふぅ、お濃茶のように濃い1日であったことよ。


サービスで出てくるマスカルポーネのトーストに白ワインで、まずはお疲れ乾杯。毎日色々あるけれど、それでも1日の〆の晩酌ができることがありがたし。


さて、ここからは過去ログを探してもほぼ同じものを食べておる展開となる…。新鮮な野菜のバーニャカウダ、ここのバーニャカウダ・ソースが本当に好きなのじゃ。あまりに好きすぎて、思い切って「このソースって…売ってないのですか?」と聞いてみたところ、「おかわりですか?」と日本人サーバーの方が驚いたように目を見開き、そのまま持ってきてくださった。太っ腹!と思ったら、もちろん後でチャージされていた。すかさずお持ち帰り用に。


柔らかしっとりなグリルド・オクトパスも忘れちゃならぬ。メニューにはトマトソースと書いてあったけれど「ソース抜きでもできますか」とダメモトでお願いしたところ(色々ウルサい客だな)、ソースなしで持ってきてくださった。やはりタコはシンプルに焼いただけが好きだなぁ。


そしてお待ちかねないつもの雲丹パスタ、Linguine Ai Ricci Di Mare。前回来た時に、ふんだんにソースに入れたいために手頃なチリ産の雲丹を使っていると聞いたけれど、それゆえにこのクリーミーなオレンジのソースは格別に甘やかな雲丹風味。


赤ワイン、白ワインとソースが選べるペストカーレは白で。魚介の味が生きるやさしい海の風味。
ジャパニーズ・イタリアンならではの繊細な料理を愉しんで、さてまた明日も元気に迎えよう。その前に、もう少しお茶の稽古、精進せねば…(ぼそっ)。

Basta Pasta
37 W 17th St, New York, NY 10011

◆前回、美術館帰りに来た時の記事は、こちら

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2018/01/21 (Sun) グンターさんの聖なる味覚


遡ってのクリスマス・イブ2017@Gunter Seeger。グリニッチヴィレッジの街並みを「やっぱりこの辺りは好きだなぁ」とふらふら機嫌よく歩いていたら段々とじんじんとがんがんと身体が冷えてきて、「す、すみません、もういいですか?」と予約より早めにお店に駆け込んだのじゃった。
ワインを飲みながらのごはんはそうは食べられないのでいつもは4コースを頼むのだが、本日は7コースの限定のみだという。「食べられるかな」と憂慮しながら(うわべだけ~)、


まずはスターターのベルーガのスタージョン・ムース・タルト。スモークされたトラウトの卵のせ。チョウザメの旨みしみこむふわふわのムースのくちどけと共に味わうきらめく鱒の卵。さっくりしたタルト生地。食感は軽いのに、その奥に広がる味が遥かに深い。深海を漂わせてくれるタルト、のっけから極楽。


コンフィされたミュラー鴨のフォアグラは、マルメロのジュレをのせて、しっとりしたジンジャーブレッドと共に。このフォアグラが濃厚で美味しいのなんのって。今のところ一等賞は悲しいことに今はハリケーンでなくなってしまった、セント・マーティンのティ・ブションだったが、これも対を張る素晴らしさ。途中でジュレもなしで、そのものだけの純粋な風味をうっとり味わった。


ブラック・ウィンター・トリュフは、コーラルフラワー、ロマネスコ、そしてカリフラワーのムースと共に。香りたつトリュフを引き立てるまろやかな野菜の風味。白ワインに黒トリュフ、気高きペアは止まらない。止めたくない。


ノバスコシアのロブスターのぷりっぷりな歯ごたえを楽しみつつ、柔らかにグレーズされたサルスィフィなる西洋ごぼうを食む幸せ。


メインはムスコビー・ダックのロースト。酸味が相性のいいソースは、やんちゃなハックルベリーときましたか。鴨とベリー、鮮やかなダークローズがお皿を染めて美しい。バターナッツ・スクワッシュ、栗、芽キャベツとつけあわせも大好きトリオ。できればあと10個、好物の芽キャベツ所望じゃ。


この色合いが好きすぎて目を凝らしてしまったのは、ブラッドオレンジのソルベ。ブラッドオレンジらしからぬ甘やかに光るピンクにオレンジの花のつぼみの白、プチ・ラディッシュの赤。味だけでなく、グンター・シーガーさんのアーティスティックなセンスにノックアウトされるのう。


どこかユーモラスなビュッシュ・ド・ノエル…なぜか詩仙堂の庭の可愛いお地蔵さんたちを思い出した。わがままを言って持ち帰りをお願いしたら、


こんな美しい箱に、チョコレートと共に包んでくださった。聖なる夜に、こちらを聖なる気持ちにさせてくれる味覚に、感謝の雪が降る。

Gunter Seeger
641 Hudson St, New York, NY 10014

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2017/10/28 (Sat) ターミナル1にてソーセージ@JFK空港


本日から恒例、秋の日本旅。皆さん、「もうその季節か」とノナカ到来と共に時の過行く速さを実感してくだっているようだ。こんな薄い印象の私でも何か人に残せるものはあるのだのう、と実感することである(何を残しておるのかというと、たぶん飲み会の思い出ぐらいだったりするのだが)。


そして、毎度そのチョイスの少なさに落胆してなんちゃって巻き寿司など食べてしまうターミナル1のダイニングコーナーに、新しくできたソーセージの店を発見。
といって、いきなり朝っぱらからブラートヴルストを食べてしまう自分はどうなのか。しかもマスタード多めで、と頼んだら、お姉さんが「私も好きなのよ」と止める間もなく怒涛の勢いでかけてくれた。奥に見えるのはプリッツェル。
機内で胃がもたれる予感をひしひしと抱きながら、いざ激混みのセキュリティー・ゲートへと。

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2017/10/20 (Fri) シティ・ワイナリーにてラム・ローインを食む


先月もアーロン・ネヴィルのライブを観に来たシティ・ワイナリーに再び。本日は、マデリン・ペルーさんのコンサート、楽しみだなぁとまだ主役のいない空っぽのステージをわくわく眺めながらの、


晩ごはんは、ラム・ローインにトリュフ風味のポテトと芽キャベツ添えを。
ローインはラムの強い香りは控えめで、柔らかで気品漂う旨さ。そしていつもなら、テーブルに相席した方々と自然に音楽話に花が咲くのだが…。な、なんだか本日は勝手が違う。私たち以外、どこからどう見ても皆さんトロフィー・ワイフを連れた男性の方々なのである。面白いながらも、どこか緊張感漂うテーブル模様であった。
書こう…これ、来月の小説すばるのエッセイに書こう…とネタをもらった気分で(いや、書くのは客席でなくステージのことだという気もするが)、トロフィー・ワイフにゃ来世でさえなれそうもない東洋人、テーブルの端でひとりラムを食む…。

City Winery
155 Varick St, New York, NY 10013

◆前回アーロン・ネヴィルを観た時の記事は、こちら

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大江千里さんとの対談掲載されました。
小説すばるにて連載エッセイ始まりました。
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
クロワッサンに書評載りました。
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
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クロワッサンに寄稿しました。
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