2018/12/26 (Wed) 機内食いやしんぼ覚書


そして、約5週間の滞在を終えて、荷造りすませて、夜の便でNYへ。本当なら日本行き同様、羽田便にしたいところなのだが、あいにくNY行き羽田便はJFKに朝着。時差ぼけが激しい私としては夜着く成田便にしてしまうのだった。羽田便、夜着も飛んでくれないかのう。
などと思いながらの恒例機内食でひとり晩酌。お酒は東洋美人に、庭のうぐいす純米大吟醸をば。
東京芝大門「くろぎ」の黒木純シェフ監修による献立は、先付にゴマ豆腐の山葵のせと、山田チカラシェフ監修による嶽キミのムースと生ハムのミモレット。


前菜は、花れんこん、秋刀魚山椒煮、だし巻き卵、小芋。カリフラワーピューレ、鰹だし汁の煮凝り、キャビア載せ。豚すき焼きに温泉卵。柿なます胡麻クリーム、イチョウ紅葉。本鮪のお造り、おろしポン酢。


台の物は、豚ロースのカツ玉〆、太刀魚の竜田揚げ。炊き立てのごはんにお味噌汁と香の物。甘味の最中は例によってパス。
食後は観たいと思っていた是枝監督の「万引き家族」が観られてラッキー、ひとりぐすぐすと鼻を啜りつつ。


12時間後、ふぅと一息ついてJFKに到着。ただいま、NY。
今回は日本に着いたその日から本当にあわただしい日々だったなぁ。給湯器が壊れて風呂なし生活10日間。TVが壊れてTV命の両親のため、あれこれ調べて買いなおして設置の手配。父が家の火災保険で勘違いしたもので保険見直しに焦りまくるも、これはどうにか解決。そうこうするうち、「屋根も直したい」と両親が言い出し、業者さんに屋根工事の見積もりをとるのであたふた。台風の影響でどこも人手不足。工事までは行きつかなかったものの、見積もりをとって業者さんにお願いするところまでは完了。
心を向こうに半分残しつつも、さてまた自分の家で頑張らねば。その前に時差ボケとの格闘が幕を切ったのであった。

◆行きの機内食覚書は、こちら

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2018/12/24 (Mon) はなれで今宵も魚三昧


本日も、両親の夕食の下準備を終えたらコミュニティーバス乗って~ロマンスカー乗って~町にでよ、スマホを手に。しかし本日はそのスマホで問題勃発。日本滞在1か月も過ぎ、1か月のプリペイドSIMの期限が切れ、いつの間にか使えなくなっておった…今までなくても平気だったスマホが使えなくなるさみしさよ。とのんびり構えている場合でなく。ロマンスカーアプリで予約した席が、予約だか購入済だったか解らなくなり、焦ったのだった。
発車時刻まであと数分、ホームの駅員さんに「すみません、自分がロマンスカーの席を購入したかどうかってここで解りますかね?」と頓珍漢な質問をしたところ、「上の階の窓口に行かないと解りません」とのこと。そうだよね、ホームで忙しい駅員さんがそんな大ボケな客の面倒まで見てられんよね。しかし窓口に行く時間はない…えーい、と乗り込んだロマンスカー内はWiFiが繋がっていた。おそるおそる確認したところ、あー、よかった、購入してた。
そんなこんなでスマホ生活はあっけなくも情けなく終わりを告げたのであった。
そんな本日はソニー時代の仲間とこちらにて、魚を選び、


お通しの貝ともずくの陶板焼きの炙りに鼻うごめかしてうっとり。ん、デジャブ…?
ブログの手を抜きすぎて、遂に別記事の写真流用?と思うも違うのじゃ。ここは少し前に来た魚米の西口はなれ店。短い帰国内に四十八漁場、魚米本店、そしてここと海鮮居酒屋がどこまで好きなのか。


柔らかく煮たタコの幸せなくったり感をじっくり味わい、気のおけぬ仲間と冷酒を啜る。スマホはなくとも充実…(といいつつ、帰りのロマンスカーがスマホで買えないのがちょっぴり無念)。


燻製隊としては見逃せない燻製3種盛り。煙が生み出す飴色の身、この小さな中にどれほどの宇宙がつまっているか。どこで食べても燻製の味は微妙に違う。それは個々の煙が生きているからだ(燻製好きは大げささん)。


本日選んだ獲れたての魚はカワハギ、肝醤油でいただく弾けそうな身を噛みしめ、また一口。びょーんと伸ばした尻尾が美しすぎて、皆で喝采(単なる酔っ払いか)。揚げてもらった骨や皮まわり、ついでに畳いわしなんぞをワイルドに齧りながらさらに一口。


光物好きの私が選んだのは、鯖の竜田揚げ。うーん、香ばしさの中にふっくら広がる鯖の風味。


魚の目玉好きのOさんが選んだのは目玉目当てで鯛かぶと焼き。名うての翻訳家の彼が、ちゅうちゅうと目玉を吸っているところを読者に見せたい欲望がふつふつと。
今年もみんな、付き合ってくれてありがとうね。出版、音楽、デザイン…同じ空間の空気を吸ってきた友たちとの再会は、いつでも無理なく呼吸ができる場所であり続けるんだのう。忙しい日々に本当にひと息つかせてくれる。懐かしのソニービルの思い出も愉しゅうございました。

魚米 新宿店はなれ
東京都新宿区西新宿1-19-13 青鈴ビル 2F

◆魚米の東口店に来た時の記事は、こちら

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2018/12/23 (Sun) 初大戸屋 in Japan


本日は、お気楽たのしい綾瀬娯楽日。両親、妹、姪とリサイクルショップ、ダイソーと庶民の娯楽コースなのである。そして、ランチは私の希望で大戸屋へ。だってねぇ、大好きなチキンかあさん煮定食、日本だと870円だが、NYだと$20+税金に更にチップでたいそうなごちそうになってしまうのである。
しかしよく考えたら、私は日本で大戸屋に入るのが初めてかもしれぬ。私の人生初・大戸屋はNYだったわけじゃ。
甘党の妹と姪、単品でサラダや牡蠣フライを頼み、しかもこの宇治抹茶わらび餅を「最初にください」と頼んでおる。妹はお酒も飲まないし、私の大好きな柚子、紫蘇、ミョウガも嫌いだし…血がつながっているとは思えぬ嗜好の差だこと。


私は待望のチキンかあさん煮定食。母にも勧めたら気にいっていた。父は、うな重。なぜかというと母がうなぎを見るのも嫌!というもので、家では食べさせてもらえないのだ。不憫よのう…。でも私もうなぎにそう興味なし。

◆人生初大戸屋 in NYの記事は、こちら

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2018/12/22 (Sat) 魚米にて呑み助3人組、感動の乾杯


本日は、NYで何度飲んだくれたかしれない3人組が新宿でついに再会できたという嬉しい日。この3人で顔合わせるのはなんと2年半ぶり、A子ちゃん、私に合わせて東京に出てきてくれて本当に本当にありがとう~。
ということでまずは新宿伊勢丹で待ち合わせして友人の画家、藤田理麻ちゃんの個展にお邪魔し、ここでまた再会のハグをかわし、ついでにくまなく他のフロアなんかも3人で流し、そのまま新宿には疎いという二人を私がお勧めする海鮮居酒屋、魚米へとお連れしたのじゃった。この桶を見ただけで、二人に合格点もらった。へへへ。


お通しは貝ともずく陶板焼き、貝ともずくが炙られ磯の香に香ばしさが加わって、食欲もおしゃべりも加速するのであった。


何しろH師匠&Aちゃんの2人は料理教室で人気を集めるほどの料理の腕前の持ち主、やっぱり持つべきものは食いしん坊の友達じゃ。あん肝に、


牡蠣のレモンアヒージョ、にんにくとレモンとオイルがじわじわと染みこんだ牡蠣のいとおしきこと。


ここで、魚の桶から選んだ捕れたての真鯵がおつくりになって登場。なんとなんと新鮮な。


そして鯵の骨はもちろんからりと揚げていただけるのがうれしい。まだまだ続くよ、魚の肴まつり。なめろうと紫蘇揚げ、水菜とへしこのサラダはそのままちびちび齧るのもいいが、へしこの色気がふりまかれた野菜もまたしゃっきり旨し。黒豚の塩焼き、魚尽くしの中にきらりと光る肉脂ににやり。


系列店の四十八漁場でも食べたばかりのイカの陶板焼きはもちろん二人にも食べていただきたく(自分が食べたいのだが)。イカのワタがくつくつと沸き立ち、はい、バゲットおかわり~。


あったかな海鮮鍋でしめ。
さてこの後、雨の新宿を「次はどうしよう。土曜だからどこも混んでるよね」と歩いていると、客引きのお兄さんが「いい居酒屋ありますよぉ」と。まさかのまさか、素直についていく私達。新宿歴は高校の時からだが、新宿で客引きについていったことなどないのに…。案内されたお店はメニューはよかったのだが、なんと今どきの喫煙OKの店でタバコ臭くてあきらめ、なんと王道のライオンに落ち着いたのであった。お初のビヤホールライオンに、客引き…。
この3人でいると、なんだか冒険が続きそう。こうして会いたい仲間とすぐには会えない距離になったからこそ、友のありがたみもわかるというもの。末永くよろしゅうね。

魚米
東京都新宿区 新宿3丁目35−10

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2018/12/18 (Tue) なみの上にて東京の美酒に出会う


本日は、デビュー作の担当編集Kさんと南渋谷にて再会@なみの上。かなり昔に彼女は文芸書は離れ、別の部署に移られたので、二人でゆっくり会うのは本当~に久方ぶり。新人賞受賞時、わざわざNYに来てくれて、うちのおんぼろアパートの屋上で写真を撮ってもらったこと、懐かしいのう。時の過ぎ去るは光のごとし…。


などとしみじみしながら、お酒は東京東村山の銘酒、屋守(おくのかみ)の純米吟醸無濾過を。これが多摩の清流を思わせるなんともすがすがしくも芳醇な旨味。東京といえば澤乃井しか知らなかったけれど(これも好き)こんな美味しいお酒もあったとは。


そして、家、蔵を守る「おくのかみ」だけあって、瓶の裏にはヤモリさんが。こちら仕込み十六号。


写真はあっさり撮り忘れたけれど3種を選べるおばんざい盛り合わせのどれもあったかな家を思わせるお味に、もちろんあなたを素通りできない、しめ鯖。このお店、「波」ではなく、「なみ」というところからしていい予感がしたのだが、あたり。「波の上」だと南国料理もしくはサーファー料理(何それ)の予感もするが、ひらがなの響きはこの店の料理によくなじむのじゃ。


黒豚しゃぶの温サラダには、ドレッシングではなく八方出汁がけというのが、またすっきり優しい。


カニたっぷりのクリームコロッケは期待を宿して黄金色に熱く、


語り足らずに、チーズと味噌でまた一杯。美味しくいただきながら、人生の転機やタイミングについて語る。もうそこには仕事など介在せずただ一人間としての向かい合い。やわらかい時間だなぁ、深い余韻だなぁ。今度はまたNYで再会したいね、Kさん。

なみの上
東京都渋谷区東2-22-16

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