2015/07/16 (Thu) ウルグアイ料理でBYOB探求会


今日も今日とてぇ断水日ぃ(断水音頭)。定期のタンク点検に加え緊急断水もあるから、なんだかけっこうやっておる気がする。本日は終日でなく断水4時間と楽なほうだが、それでも家中に水をくみおいたりとけっこう面倒だ。てきぱきと鍋やバケツに水をくむ自分の手際よさがちょっぴりかなしい今日このごろ。
そんな日の晩ごはんは、深く、鋭く、執念深くお酒持ち込みOKのBYOBレストランを探求する会へ。名づけてBYOB探求会(いま適当につけた)。いつもは気を許すと安易なインド系に落ち着いてしまうのだが、今日は趣向を変えてウルグアイ料理を@ロウアーイースト。近くを通りがかったNシーがたまたま発見したウルグアイ・ビストロである。でかした、Nシー。


そして数本のワインのうち1本は、Mキーがウルグアイ産を持ってきてくれたことで一気に盛り上がる。ワイン屋さんにお勤めのご主人が選んでくれたのだそう。でかした、Mキー(と旦那さん)。軽やかななかに膨らみのある赤、中南米料理に合いそうじゃ。


Foundue de Queso。プロボロンにグリュエール、プロボロンの3種のチーズがとけあったとろりとまろやかなフォンデュの泉にバゲットを浸して食べれば、スタートからして舌も食欲も滑らかに。しかしフォンデュとは、スイスとウルグアイって姉妹都市なのかねぇ、なんて勝手なことを言い合っていたが、後で調べたところによると。20世紀に入ってから、スイスをモデルにした社会経済改革が行われたそうな。なーるー(Wikiさん、ありがとう)。


大好きなしゅわしゅわ野菜、フリゼとブルーチーズ、胡桃のサラダ。これはいい意味で予想と違ったのう。ブルーチーズは砕いたクラムかと思ったら、溶かしてある。コクのあるチーズにまみれた胡桃が、しゅわしゅわの葉っぱのあちこちに忍び込んで絶妙なドレッシングがわりに。これは旨いのう、とさっそく真似っこリスト手帖にくわえる。


Papas Fritas Caseras。なんてことないフレンチフライだけれど揚げ具合とポテトの細さがどんぴしゃり。これもまたチーズフォンデュにちょこりとつけて齧れば、「ううむ」と唸り声が4人のあいだの漏れるのであった。


でもフライとか、この洗って切っただけクレソンが各$7は高すぎだよねぇ、と、そのため息を漏らした口は今度は不満も漏らすのである。厳しいのだよ、BYOB探求会はことコスト・パフォーマンスに関しては。とくにやたらコルケージ・フィーを高く取る店!おいそこの店!(四方を向いて、責める面々)。ちなみにここは、持込料なし。及第点。


さぁ南米といえば、そろそろいってみよう、肉。やっぱり肉。まずはChorizoから。
ぷりっぷりなウルグアイのソーセージ、ぴんっと張った皮の下から旨みのある肉と肉汁があふれ出す。旨し。惜しむらくは、期待のチミチュリソースが最高!とは言いがたかったこと。作り手によってまるで違うチミチュリだけれど、究極のチミチュリも探求したいのう。鼻息荒くいうも、BYOB探しほどにはノッてくれんみんな。ひとりチミチュリ探求会…。


Albondigasは、爽やかなトマトソースの海につかったミートボール。イタリアンのミートボールと似ておるようで違うのは、使っているハーブだろうか。すみませーん、バゲットおかわりぃ。


肉欲がとまらなず、Churrasco con Chimichurri。グリルしたスカートステーキにチミチュリソースとフライ添え。牛ハラミ肉は好きで時おり買うけれど、なかなかむっちり素敵な横隔膜(雰囲気は筋肉隆々しかし骨ばっておらず、なおかつやさしい面立ちのハンサムな殿方)にはあたらない。しかしこのお肉は文句なしの旨さじゃ。こんがり焼けた肉の表面に繊維に逆らうよう斜めにナイフを入れれば、確かなふっくらした手ごたえが伝わってくる。なかは外の夕焼けのようなばら色。
南米のスイスとも呼ばれた初のウルグアイBYOB会も、大成功でしたのう。
ではまた各自、BYOB探求のうえ、詳細レポート提出のことっ。

Charrua
131 Essex St, New York, NY 10002

◆今まで行ったBYOBレストランは、右下の検索窓で「BYOB」と入れてもらうと、でてきますよん♪ 

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2012/08/09 (Thu) ラテン美女観賞ディナー


出不精ゆえ、レストランウィーク開催中のレストラン探しも、徒歩圏内を第一条件に選ぶものぐさ太郎であった。LESだと選択肢がかなりかぎられ、さらにこのイベント用の無難なセットメニューも多いなか、気を惹かれる店、発見。
このRayuela、外装にも内装にもそこかしこに、ころんとした石をたくさん使っておるのが面白い。どっから運んできたんだろ、こんなにたくさん…。これまたまん丸い石のような、ポンデキージョ風もっちもちパンが旨す。


前菜にはポークベリーのブレイズ、フォービデン・ライス添えを。じっくり蒸し煮された豚バラは脂身をかなり除いてあって、それでもとろり、表面はキャラメライズされてぱりっぱり。下にはベーコンと白いんげん、そして、ん?禁じられた米…?→紫黒米なるもっちりライス添え。いける、いけすぎて(日本語崩壊)、南米の白ワインが進むくん。


こっちの前菜はラムのミートボール。ガリシアのなんたらチーズがとろけ、パンチェッタにホワイトアスパラガス。豚バラにベーコンとか、ラムにパンチェッタ、とか、さすがラティーノ、そのくどさがまた旨いのじゃ。


私はメインに帆立のグリルを。たった2個なのが寂し…、と思ったが意外に食べ応えあり。ほのかにマンダリンオレンジの香る大好きなパースニップのピュレ、芽キャベツにアスパラガスの天ぷら、シラントロのオイルで。一枚のお皿のうえで、いろんな味が踊る。


こちら地鶏のパエリア。もろちん味見をさせてもらうと、シラントロにパセリでグリーンに染まったバレンシアライス、チョリソのコクが凝縮されて、こりゃ美味しいお米じゃ。大好きなイカ墨パエリアに匹敵する新鮮なお味。


デザートにはマンゴとブルーベリーのソースのせクリームブリュレ。
創造性に溢れた洗練ラテンフード、といった趣でこれはよいお店を発見した。
くわえてこの店、お客にラテン美女率がめちゃ高い。ウェーブのかかった長い髪にカラフルなドレス、ほりの深い顔だち。いつも行くエセックス市場やドミニカン安食堂のラテンおばちゃんたちもいい味出しておるが、ここは目の保養…。また心のなかのおやっさん、目じりを下げとる。

Rayuela
165 Allen Street New York, NY 10002

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2012/06/25 (Mon) メキシカンなイカグリル


メキシカン料理に関してはややテンション低いのに、時おり足を運んでしまうラ・フラカ。カラフルな中南米インテリアが可愛いからでもなく、予約なしでふらりと入れるからでもなく、


単に、家から近いから…。ご飯を作りたくない、でも3ブロックでさえ歩きたくない、とものぐさきわまりない夜に(これはしょっちゅうだが)、つい出向いてしまう店。
ちなみにこの店で働く女の子は可愛いくて愛想がいい。昼間、店の裏通りを通ると、その子が休憩時間なのか裏口の階段に座って煙草をぷかーとやりながら、ぼんやりしてる図をよく見かける。なんてことない光景なのだが、なぜかその顔がね、ぼんやり放心、素な感じでいいなあ、といつも思うのじゃった。
さて、まずはさっと出てくるチップスにほどよい辛さのサルサをつけてぱりぱりと。


アスパラガスのグリル、メキシカンチーズのケソ・フレスコがけ。焼いたアスパラにさっぱりチーズのアクセント、ふむ、エセックス市場でよく塊でこのチーズを売っておるので、ほぐして今度真似してみよ。


ティラピアのJadeタコス。アボカド、サルサ、レタスと緑が多いから翡翠タコス、無理があるよなないような。


本日の一等賞は、このイカのグリル。ぷるんと柔らか~で、多分ワタも使っているからコクがある。シラントロとバターとにんにくのソースがまた旨し。これとワカモーレにチップスがあれば、タコスもトルティーヤもケサディーヤもいらんな(だってしょせん全部とうもろこし粉…あ、また偏見発言が出てしもた)。

La Flaca
384 Grand St. New York, NY 10002
◆前回の、Jazzライブの日の記事は、こちら

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2012/03/07 (Wed) ラテン食堂、場末風味


近所のドミニカン食堂へ。この店はLESに二軒あるのだが、エセックス通り沿いの店より、グランド通りのはずれのこっちの店のほうが断然、場末感ただよっておる。飾り気のなさすぎる店内に、本日のお客はほかにはラテン系のおじさんたちだけ。
妙に馴染む、なごむ…。


カリビアンといえば、なにはともあれ豆で腹満たす式の国である。それぞれのメインにライス&ビーンズがついてくるので、ブラックビーンとレッドビーンをそれぞれに。ライスはイエローライス。ぱらぱらのライス、いい塩按配。


海老のガーリックソース。このにんにくとオイルとっぷりなソースをライスにかけたり、パンにつけたりして食べると、危険。いくらでも入る。どっしり豊かなラテン体系になることまちがいなしじゃ。


ほろほろっと肉がとれる絶品のローストポーク。この店、たまぁに固いビーフなんかも出してくるのだが、これにはハズれがないなあ。


ひとつだけ難をつけるとすれば、一緒に出てくるこのパン(そう、ライスも出てくるのにパンまで出てくる。どこまで人を炭水化物攻めに…)。なぜかご親切にバター(マーガリンかも)があらかじめたっぷり塗ってある。いらないのに、ドミニカではそういうきまりなのか。
と思っていたら、次に入ってきたお客さんたち、バターなしだった。そうか、最初にそう頼めばいいのか! と友人とうなずきあう。またひとつ知識が増えて、ラテン食堂常連おやっさんへの道は近づきつつあるのだった。

El Castillo De Jagua
113 Rivington St, New York 10002
521 Grand St. New York, NY 10002

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2012/01/10 (Tue) ジャズとメキシカン


ご近所メキシカンにてライブを聴きつつ、メヒコ料理@ラ・フラカ。席についた途端にさっと出てくるトルティーヤチップスにサルサ、しっかりハラペーニョが効いていて、ひりりと旨し。マルガリータはロックス塩ありといこか(→フローズンだとすぐおなかを壊す、軟弱腹ゆえ)。


ワカモーレにシュリンプ・タコスと、


メニューにあると条件反射で頼んでしまうバッファロー・ウィングス。…って、ちっともメヒコじゃないが、気にせんと。


食べ終わったころに、待ってましたのポール・シャピロさん率いるトリオ登場。いつぞやのご近所タレント・ショーで、名前を聞いたことがある、ぐらいだったこのサックス奏者がおなじビルに住んでいるというのを知って以来、勝手に親近感を抱いておるのじゃった。ちなみにこのライブを知ったのも、エレベーター横のご本人による貼り紙だったしのう(笑)。


出た、サックス・ダブル使い! 
この辺りを行きかう人種みたいに、ジャズ、スウィング、ロック、イディッシュとなんでもありかつファンキーで自由なシャピロさんの音楽、とっぷり楽しませていただいた。

La Flaca
384 Grand St. New York, NY 10002
◆前回の、豆ととうもろこし三昧にぶつくさ言っておる記事は、こちら

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