2019/01/14 (Mon) 炭水化物攻めと蟹道楽なスリランカ料理


かなりの頻度で、BYOB隊(お酒持ち込みOKの店を求めてマンハッタンをさまよう会)活動に登場する、イーストヴィレッジのスリランカ料理店Sigiri。いつものように、階下のインド系グロッサリーを物色してから、階上のお店へと。


ここは相変わらずの炭水化物祭り、言い換えれば野菜が…ない…。いっそ袋入りのサラダとドレッシングを持ち込みたいぐらいの、野菜無視ぶりである。アペタイザーでさえもみっちりポテトの揚げ物とかなので、本日は前菜はパス。
さ、Nシーが持参してくれたトレジョの白ワインを開けたら、まずはイカのスパイシー炒めを。柔らかなカラマリをトマト、玉ねぎ、唐辛子、スリランカのハーブとスパイスで炒めたもの。これがタイ料理なら甘さと辛さが半々…ということになるのだろうが、スリランカは「辛」が勝つ。そのひりっとした強さがスパイシー好きにはたまらぬのだった。しかしバスマティライスももちろん進む…。ワインも進む…。


そしてNシーとMキーはまだ食べたことなかったよね、と、私の最近のお勧め、クラブカレーを。蟹の身自体は3人で分けるにはどっさりというわけにはいかないが、主役はなんといっても殻ごと投入された蟹のだしが溶け込んだスパイシーなカレーなのだ。この蟹カレーの汁が美味しくてまさかのライス追加。さっきのイカ炒めにもこのカレーにもバスマティライスはついてきたのにも関わらず…である。
本日は食べたかったブラックカレーがなかったのが残念。もう一品後で頼もうねと言っていたのに、あまりの炭水化物祭りに結局2品でうちどめ。恐るべきスリランカン・スパイスの妙である。

Sigiri
91 First Ave. New York, NY 10003
◆以前、String Hopper Kotthuなる米粉の炒飯めいたものが美味しかった記事は、こちら
◆今まで訪ねたBYOBレストランは、右下の検索窓で「BYOB」と入れてもらうと、でてきますよん♪

阿、中東 | trackback(0) | comment(0) |


2018/07/23 (Mon) エチオピア料理で園芸を語る


晩ごはんは、お久しぶりのお茶友とグリニッチヴィレッジに集合してエチオピア料理を食べようよの会@Meskerem。この界隈、懐かしいなぁ。昔々、ちょうどこの店のこのお向かい辺りのアパートに住んで、夜な夜ご近所のレゲエバーに入り浸っていたところから、『世界のはてのレゲエ・バー』は生まれたのじゃった。


レンズ豆とホット・グリーンペッパーの揚げたてサモサをつまんでいると、


出てきたのが、このインジェラ。エチオピアのクレープともいうべきインジェラで、おかずをくるみながら手が食べるのがエチオピア料理の特徴なのじゃ。イネ科の植物であるテフの粉を水で溶いて発酵させたもので、やや酸味があるインジェラは、「マズい」とか「苦手」という人も多いらしいけれど、私は好きだけどなぁ。でももしかして、アメリカ向けに酸味を抑えておるとか? エチオピアに行ったことがないので、真相は縞馬の群れの中…(どんな比喩)。


そこにどーんと登場のメインディッシュ。頼んだのはベジタリアン・コンボ、そこに茸のソテーを追加。レンズ豆やひよこ豆、スプリット・ピーを野菜と共にピュレしたものや、インゲンやキャベツ、じゃがいもや人参も独特のスパイスとにんにく、生姜で味付けしてありヘルシーかつ飽きない風味。次々に色々な味をくるんでは食べ、くるんでは食べ…。しかもこのお皿の下もさらなるインジェラ~。
指をうまく使って食べる手と、園芸話がとまらぬ3人、気づけばかなりの満腹状態なのだった。手でわしわし食べるとそれだけでなんだか新鮮で野性的、たまには手づかみ晩ごはんもいいなぁなどと思うのだった。次はインドネシア・スタイルか?(でもクレープよりごはんのほうが手使い的にはハードル高いかも)。

Meskerem Ethiopian Cuisine
124 Macdougal St New York, NY 10012

阿、中東 | trackback(0) | comment(0) |


2018/02/02 (Fri) 予定変更タイ料理


体がかきんこきんに凍りつきそうな零下の冷え込みの中、クリントン通りを北上して晩ごはんを食べにイーストヴィレッジへ。
ロシアン手下がグルーポンで見つけてきた店で待ち合わせ。お得!と思っても、ビジネスがうまくいってない、もしくはオープンしたての店が集客のために出すケースがほとんど、がっかり率も高い例のクーポンである…(やや不吉感漂う冒頭)。
しかも震えながらようやく辿り着いたと思ったら、店が閉まっておるではないか! 貼り紙を見ると臨時休業らしい。手下のやつ、予約を入れるか事前確認をしなかったのだ。しかもやつは遅れてのこのこやってきた。
「だって数日前には開いてるって言ってたからさぁ」と言い訳する手下をぷりぷりと引っ張り、通りを戻って目についたタイ料理の店へ(前置き長くてすみませんすみません。この怒りをフォーエバー書き留めておきたくて♪)。
なんだかスポーツバーのようなタイ料理店だのう。さすがおされといなたさの入り混じるLES。


まずはソムタム。しゃきしゃきのグリーンパパイヤにしみ込む、辛さの中に甘さ漂うタレ。ピーナッツの風味。普通にイケる。これがおいしくなかったら、お父さん、ちゃぶ台ひっくり返すところである。ニ・ハラショーと逃げても許さんのである。


ぴりっと辛いロングホット・チリの効いたダックのバジルソース。香ばしく表面を焼かれた鴨肉もふんだんに入り、スパイシーなソースの絡んだ野菜も歯ごたえ爽快。ワインのボトルも安いし、アメリカ人向けな味つけなものの、なかなか悪くない。徐々に空腹もおさまるとともに怒りもおさまり、さらに粒マスタードとCDなどもらって落ち着くのであった。人間これ単純。


蒸しライスヌードル追加で、そっちの方が多くとった、いやそっちが多い、と小学生レベルの言い争い(安いのだから、2つ頼めば…)を経て、


麺ほココナッツミルク風味の海老のグリーンカレーに絡めていただくと、これが美味しい。筍、ベルペッパー、茄子もごろごろと。
空腹と寒さは人を短気にさせると、手下も悟ったことであろう。と、ふと今書いていて気づいた。手下はモスクワ生まれ、道理で私より普通の顔して歩いていたわけだ。次回はグルーポンのお店か、不安じゃのう…。

One More Thai
6 Clinton St, New York, NY 10002

阿、中東 | trackback(0) | comment(0) |


2017/05/18 (Thu) ヴィレッジでタイ料理


晩ごはんは、いつものシール4人組(シールの話でなぜか俄然盛り上がる。FBでは用もないのに面白いステッカーを探して来ては、貼りつけあう)でウェストヴィレッジに集合。ジャズ・ピアニストMちゃんの演奏が終わるのを待って、近場のタイ料理へ@Khao Thai Kitchen。


やっぱり好きなソムタムから。グリーンパパイヤのしゃきしゃき感とピーナッツのナッツ感(文才ゼロな表現)がチリとライムの爽やかな辛さにまみれ、 食欲はすでに前向きポジティブな状態に。普通、おしゃべりに夢中になると箸が進まない、ということもあるのだろうが、私は断言できる。この4人に限っては、ない、と。


蟹の味はどこ?発見したか?こちらはまだです、隊長!などと言いあいながらのチーズ・クラブ・ラングーン。ワンタン皮でクリームチーズと蟹(たぶん)を包んであげたもの。


お勧めマークもついていたし期待が高かったのに受けが今一歩だったラングーン共に、「ついでにこれもいっとく?」と頼んでみた、期待値やや低めのチキン春巻き。
そしてこれがなかなか!意外に!美味しかったのである。細かく挽いた鶏ひき肉に春雨、バジル、もやし、紫玉ねぎという具の断面図も予想をちょっと裏切るものじゃった。スイート・チリ・プラムのディップソースで。


鶏ひき肉のそぼろでチキン・ミント・サラダ。またうっかり鶏ひき肉を頼んでしまったことを口に出さぬ大人な我々、これもさっぱりとスパイシーで旨し。ライムと紫玉ねぎとミント、この黄金の組み合わせは覚えておこう。


海老のパドタイ、もうちょっと甘み抑えめが好みじゃが、マンハッタンのパドタイはたいていこの甘めの麺が出てくるのが、やや残念。


イカのチリ・バジル・ソテー、定番のタイ甘辛味だがバジルの葉の香りがイカの甘みを引き立てる。


既におなかはくちくなっておるのだが、つい皆して勢いで頼んでしまったスパイシー・バジル・フライドライスは鶏肉で。ご飯よりも鶏や筍、いんげんにピーマンと野菜もたっぷりなので、意外に軽く口に運べてしまう…のが怖い。
今宵も笑って食べて楽しい宴、そして翌日も意味なくFBのメッセージ欄でステッカーの貼り合いになったのは言うまでもない。
ちなみに私はMちゃんに以前もらったご利益シールを前のラップトップに律儀に貼っておったのだが、 さして良きことは起こらなかったような気がする。そこで新しく買ったラップトップには貼っておらぬ。
これ以上、冴えない人生になったらどうしよう…まぁそれもそれ。

Khao Thai Kitchen
235 Sullivan St. New York, NY 10012

阿、中東 | trackback(0) | comment(0) |


2016/07/13 (Wed) 教えて、イリリ


個展のためにNYに来ている画家の友人Rじ(伏字にしたり、本名出したり、意味はなーし)と出かけた、晩ごはん@Ilili。
ニューヨークからサンディゴに越した彼女、サンディエゴには美味しい中近東、地中海料理の店がないとかで、いつもこの系統のジャンルをご希望なのである。我同様食いしん坊な彼女のリサーチのおかげで、私も色々な店を試すことが出来て嬉し楽し。
今回はお初の店、イリリはニュー・レバノン料理。
イリリ、アレレ? なにやら愉快な語感だが、レバノン語の話し言葉で、「Tell me」。教えて?とか言ってみ、という意味らしい。レバノン料理…どんなものやら、こっちが教えてほしいよ、イリリ。


まずは「個展の大成功おめでと~~う♪」と乾杯、彼女は飲まないので、ワインと水のグラスをカチリとな。
二人とも好物のカリフラワーを真っ先に。Arnabeet Mekle。下に敷いてあるタヒーニ風味のレヴネ(ヨーグルトから作ったチーズ)をすくって食べてみる。さっくり香ばしいカリフラワーの食感に、チリとミントも効かせた濃厚なソースが絡んで、幸せな調和が口のなかでたららーと奏でられ。


Brussels Sprouts。これまた好物の芽キャベツは焼き色しっかりが嬉しい。そこに葡萄にいちじくのジャム、胡桃にミント・ヨーグルト。この組み合わせもまた絶妙、真似っこさせていただこうっと。


お店のお姉さんに、温かい前菜では何がお薦め?と聞いたところ、真っ先に彼女が挙げたのが、ポテト。ふうん、じゃがいもかぁ。フレンチフライを注文するようなもの?と思ったけれど、とりあえず試してみようかのう。
Batata Harra、揚げたじゃがいもにkouzbaraなるスパイスとハラペーニョペッパー。kouzbaraなんぞや?と家に帰って調べたら、コリアンダーのことだった。ただのポテトなんてたかをくくっていたけれど、とんでもない。香菜やにんにくと共にじっくり香りと油を吸い込んだこの濃厚なポテトの色。ネギと一緒に頬張れば、一口ごとにしみじみ旨みが押し寄せる。ごめんね、Rじ、ひとりでワインお替りっと。


どこにいってもはずせぬOctopus。柔らかくも弾力を残した蛸のグリルに、ひよこ豆、ハーブたっぷりのサルサ・ヴェルデが爽やかだのう。スパイシーな料理が苦手な彼女のために、チリ系は控えめでとお願いし、そのぶん私はハリッサを混ぜ混ぜ。そう、ここはやっぱりタバスコなんかじゃなく、辛さがみっしり詰まったペーストじゃないとのう。


デザートには、Ashta 。
一見アイスクリームのようだが、クロテッド・クリームを使った伝統的なレバノンのお菓子である。薔薇の香りたちのぼるローズウォーターと果物と共にスプーンで口に運べば、ねっとりと優雅な甘みが舌にいつまでものこって離れない。離れたくない、と言っている。
Inspired Mediterranean Cuisineというだけあって、素材をひとひねりした懲り方にうならされることしきりなお皿の数々。
よき友人とともに巡る、刺激的な波が寄せては返すNYの地中海の味、これからも楽しませていただこう。

Ilili 236 5th Ave, New York, NY 10001
. 

阿、中東 | trackback(0) | comment(0) |


| TOP | next >>

野中ともそ tomoso nonaka

こんな者です↓
おひるねスケッチ(本館サイト)
Profile
著作リスト
Amazon著者ページ
Instagram
Twitter @tomosononaka

いまんとこニュース
大江千里さんとの対談掲載されました。
小説すばるにて連載エッセイ始まりました。
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
クロワッサンに書評載りました。
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
クロワッサンに寄稿しました。
国際子ども図書館の展示解説本に掲載されました。
JAL skywardに寄稿しました。

calendar & archives

new entry

category

new comments

books


ぴしゃんちゃん

つまのつもり

海鳴屋楽団、
空をいく

銀河を、
木の葉のボートで

鴨とぶ空の、
プレスリー

おどりば
金魚

チェリー

世界の
はての
レゲエ・バー

Teen Age

もぐらの
バイオリン

フラグラーの
海上鉄道

search

links

RSS