2018/02/02 (Fri) 予定変更タイ料理


体がかきんこきんに凍りつきそうな零下の冷え込みの中、クリントン通りを北上して晩ごはんを食べにイーストヴィレッジへ。
ロシアン手下がグルーポンで見つけてきた店で待ち合わせ。お得!と思っても、ビジネスがうまくいってない、もしくはオープンしたての店が集客のために出すケースがほとんど、がっかり率も高い例のクーポンである…(やや不吉感漂う冒頭)。
しかも震えながらようやく辿り着いたと思ったら、店が閉まっておるではないか! 貼り紙を見ると臨時休業らしい。手下のやつ、予約を入れるか事前確認をしなかったのだ。しかもやつは遅れてのこのこやってきた。
「だって数日前には開いてるって言ってたからさぁ」と言い訳する手下をぷりぷりと引っ張り、通りを戻って目についたタイ料理の店へ(前置き長くてすみませんすみません。この怒りをフォーエバー書き留めておきたくて♪)。
なんだかスポーツバーのようなタイ料理店だのう。さすがおされといなたさの入り混じるLES。


まずはソムタム。しゃきしゃきのグリーンパパイヤにしみ込む、辛さの中に甘さ漂うタレ。ピーナッツの風味。普通にイケる。これがおいしくなかったら、お父さん、ちゃぶ台ひっくり返すところである。ニ・ハラショーと逃げても許さんのである。


ぴりっと辛いロングホット・チリの効いたダックのバジルソース。香ばしく表面を焼かれた鴨肉もふんだんに入り、スパイシーなソースの絡んだ野菜も歯ごたえ爽快。ワインのボトルも安いし、アメリカ人向けな味つけなものの、なかなか悪くない。徐々に空腹もおさまるとともに怒りもおさまり、さらに粒マスタードとCDなどもらって落ち着くのであった。人間これ単純。


蒸しライスヌードル追加で、そっちの方が多くとった、いやそっちが多い、と小学生レベルの言い争い(安いのだから、2つ頼めば…)を経て、


麺ほココナッツミルク風味の海老のグリーンカレーに絡めていただくと、これが美味しい。筍、ベルペッパー、茄子もごろごろと。
空腹と寒さは人を短気にさせると、手下も悟ったことであろう。と、ふと今書いていて気づいた。手下はモスクワ生まれ、道理で私より普通の顔して歩いていたわけだ。次回はグルーポンのお店か、不安じゃのう…。

One More Thai
6 Clinton St, New York, NY 10002

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2017/05/18 (Thu) ヴィレッジでタイ料理


晩ごはんは、いつものシール4人組(シールの話でなぜか俄然盛り上がる。FBでは用もないのに面白いステッカーを探して来ては、貼りつけあう)でウェストヴィレッジに集合。ジャズ・ピアニストMちゃんの演奏が終わるのを待って、近場のタイ料理へ@Khao Thai Kitchen。


やっぱり好きなソムタムから。グリーンパパイヤのしゃきしゃき感とピーナッツのナッツ感(文才ゼロな表現)がチリとライムの爽やかな辛さにまみれ、 食欲はすでに前向きポジティブな状態に。普通、おしゃべりに夢中になると箸が進まない、ということもあるのだろうが、私は断言できる。この4人に限っては、ない、と。


蟹の味はどこ?発見したか?こちらはまだです、隊長!などと言いあいながらのチーズ・クラブ・ラングーン。ワンタン皮でクリームチーズと蟹(たぶん)を包んであげたもの。


お勧めマークもついていたし期待が高かったのに受けが今一歩だったラングーン共に、「ついでにこれもいっとく?」と頼んでみた、期待値やや低めのチキン春巻き。
そしてこれがなかなか!意外に!美味しかったのである。細かく挽いた鶏ひき肉に春雨、バジル、もやし、紫玉ねぎという具の断面図も予想をちょっと裏切るものじゃった。スイート・チリ・プラムのディップソースで。


鶏ひき肉のそぼろでチキン・ミント・サラダ。またうっかり鶏ひき肉を頼んでしまったことを口に出さぬ大人な我々、これもさっぱりとスパイシーで旨し。ライムと紫玉ねぎとミント、この黄金の組み合わせは覚えておこう。


海老のパドタイ、もうちょっと甘み抑えめが好みじゃが、マンハッタンのパドタイはたいていこの甘めの麺が出てくるのが、やや残念。


イカのチリ・バジル・ソテー、定番のタイ甘辛味だがバジルの葉の香りがイカの甘みを引き立てる。


既におなかはくちくなっておるのだが、つい皆して勢いで頼んでしまったスパイシー・バジル・フライドライスは鶏肉で。ご飯よりも鶏や筍、いんげんにピーマンと野菜もたっぷりなので、意外に軽く口に運べてしまう…のが怖い。
今宵も笑って食べて楽しい宴、そして翌日も意味なくFBのメッセージ欄でステッカーの貼り合いになったのは言うまでもない。
ちなみに私はMちゃんに以前もらったご利益シールを前のラップトップに律儀に貼っておったのだが、 さして良きことは起こらなかったような気がする。そこで新しく買ったラップトップには貼っておらぬ。
これ以上、冴えない人生になったらどうしよう…まぁそれもそれ。

Khao Thai Kitchen
235 Sullivan St. New York, NY 10012

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2016/07/13 (Wed) 教えて、イリリ


個展のためにNYに来ている画家の友人Rじ(伏字にしたり、本名出したり、意味はなーし)と出かけた、晩ごはん@Ilili。
ニューヨークからサンディゴに越した彼女、サンディエゴには美味しい中近東、地中海料理の店がないとかで、いつもこの系統のジャンルをご希望なのである。我同様食いしん坊な彼女のリサーチのおかげで、私も色々な店を試すことが出来て嬉し楽し。
今回はお初の店、イリリはニュー・レバノン料理。
イリリ、アレレ? なにやら愉快な語感だが、レバノン語の話し言葉で、「Tell me」。教えて?とか言ってみ、という意味らしい。レバノン料理…どんなものやら、こっちが教えてほしいよ、イリリ。


まずは「個展の大成功おめでと~~う♪」と乾杯、彼女は飲まないので、ワインと水のグラスをカチリとな。
二人とも好物のカリフラワーを真っ先に。Arnabeet Mekle。下に敷いてあるタヒーニ風味のレヴネ(ヨーグルトから作ったチーズ)をすくって食べてみる。さっくり香ばしいカリフラワーの食感に、チリとミントも効かせた濃厚なソースが絡んで、幸せな調和が口のなかでたららーと奏でられ。


Brussels Sprouts。これまた好物の芽キャベツは焼き色しっかりが嬉しい。そこに葡萄にいちじくのジャム、胡桃にミント・ヨーグルト。この組み合わせもまた絶妙、真似っこさせていただこうっと。


お店のお姉さんに、温かい前菜では何がお薦め?と聞いたところ、真っ先に彼女が挙げたのが、ポテト。ふうん、じゃがいもかぁ。フレンチフライを注文するようなもの?と思ったけれど、とりあえず試してみようかのう。
Batata Harra、揚げたじゃがいもにkouzbaraなるスパイスとハラペーニョペッパー。kouzbaraなんぞや?と家に帰って調べたら、コリアンダーのことだった。ただのポテトなんてたかをくくっていたけれど、とんでもない。香菜やにんにくと共にじっくり香りと油を吸い込んだこの濃厚なポテトの色。ネギと一緒に頬張れば、一口ごとにしみじみ旨みが押し寄せる。ごめんね、Rじ、ひとりでワインお替りっと。


どこにいってもはずせぬOctopus。柔らかくも弾力を残した蛸のグリルに、ひよこ豆、ハーブたっぷりのサルサ・ヴェルデが爽やかだのう。スパイシーな料理が苦手な彼女のために、チリ系は控えめでとお願いし、そのぶん私はハリッサを混ぜ混ぜ。そう、ここはやっぱりタバスコなんかじゃなく、辛さがみっしり詰まったペーストじゃないとのう。


デザートには、Ashta 。
一見アイスクリームのようだが、クロテッド・クリームを使った伝統的なレバノンのお菓子である。薔薇の香りたちのぼるローズウォーターと果物と共にスプーンで口に運べば、ねっとりと優雅な甘みが舌にいつまでものこって離れない。離れたくない、と言っている。
Inspired Mediterranean Cuisineというだけあって、素材をひとひねりした懲り方にうならされることしきりなお皿の数々。
よき友人とともに巡る、刺激的な波が寄せては返すNYの地中海の味、これからも楽しませていただこう。

Ilili 236 5th Ave, New York, NY 10001
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2015/08/15 (Sat) Salamにて中近東をさまよう


元ニューヨーク住まいの友人Mじが西海岸から里帰りしておるので、彼女おすすめの中近東料理の店Salamへ@グリニッチヴィレッジ。友人いわく「南カリフォルニアには美味しいギリシャと中近東料理の店がないのよね~~」とのこと。やっぱりエスニック系はNYが強いのう。
そして、この入り口の可愛さにのっけからノックアウトされてまう。タイルのテーブルや壁や窓枠の色合いそっくりそのまま、わがしょぼいベランダにお持ち帰りしたい…。


Mじが長年通っているお店だということで、お店の女主人の方からこんな豪華な前菜の大皿がサービスでどでーんとテーブルの真ん中に。たっぷりのハマスにタブレ、ババガヌシュにドルマ。い、いいのでしょうか。これでおなか一杯になっちゃって他の料理の注文が減りそうなんですけど。もちろんふっかりしたナンもご一緒に。
いかん。遅れて合流するもう一人を待とう待とうと言いながら、つい手がハマスをナンにのせ、フォークがパセリとレモンの風味爽やかなタブレサラダをすくう…。


好物のファラフェル。最近はまんまるボール型よりこのドーナツ型が気に入っておる。かりりと揚がったファラフェルを齧れば、素朴なひよこ豆の風味が顔を出す。素材を味わっているんだなあとしみじみ実感しながら、ひとりワインを。そう、友人たちはお酒を飲まないのだ。それなのに長年仲良しというこの不思議。でも、ないか。


北アフリカのソーセージ、メルゲス。このスパイシーなラム肉のソーセージが大好きなのじゃ。灼熱の大地を思わせる、情熱的なスパイスの刺激。力強いラムがますますたくましさを増し、口のなかは燃えさかる。これを切っては口に入れ、ゆっくり咀嚼するだけでワインが1本あきそうじゃ。


三人で再会を祝いつつあれこれ談笑しておると、ここでお待ちかねの、友人断然お薦めのOUZIが登場。フィロ生地でライスを包んで焼き上げてあるので、少し時間がかかる料理なのだ。
チキン、海老、ラム等種類があるなか、Vegetable ouzi を。風船みたいに膨れた黄金色のフィロ生地にさっくりとナイフを入れれば、


なかから溢れるベジタブル・ライス。この味付けご飯がただものじゃない旨さである。ナッツやほうれん草、カリフラワー、ナス、ズッキーニ、人参、グリーンピース。食感を巧みに残した野菜たちがスパイスの効いた米のあいだをすいすいと自由に泳ぎ、そこにぱりっとしたフィロの食感もくわわり、三人でうなった。おなかはすでにクチくなっているのに、サワークリームベースのソースをのせながら食べる手がとまらない。


あまいもんは別腹のお二方…。よけいな手を加える必要のない、温かで美味しい昔ながらの中近東料理。そして素敵な前庭のタイルを味わいに、かならずや再訪したい店となった。

Salam
104 W 13th St, New York, NY 10011

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2013/11/20 (Wed) BYOB女子会、トルコ料理編


うう、日本帰国で一ヶ月以上も机から離れておったので書き物がまるで軌道にのらず、苦吟の日々である。そんな中、すでに年末進行は遥か昔、出版社の人々は「ゴールデンウィーク進行」を既に口にし始めるというこの世の非情さよ。
さ、そんな時はさっさと机を離れ、BYOBレストランをこよなく愛するいつものメンバーで女子会へと出かけることに(切り替え=逃避と同義語、はやっ)。お酒持込みOK太っ腹のBYOBというと、ついインド、パキスタン系になってしまうことが多いのだが、珍しくトルコ料理の店を見つけ、我々は期待に胸高鳴らせ集合したのであった。
ラベルだけで美味しい赤ワインを探し当ててしまう天才Mキー、トレジョーまでいつもお得な白ワインを買いに走ってくれるNシー、いつもありがとん。
まずはスモークしたエッグプラントのサラダをかりっと焼けたパンにつけて食べれば、皆の持ち込んだワインは軽やかに空いていく。


イカのグリルはレモン、オリーブオイル、パセリのソースで。うーん、これはあまり特徴がなく。酒持ち込み料なしのありがたい店なのに、手厳しいのである、我らBYOB隊は…。


定番のラムのシシカバブははずせない。おお、ラム肉がやわらかく、マリネも焼き具合もいい雰囲だ。もう一種の串はAdanaケバブ、鶏ミンチにスパイスが効いてなかなか。マッシュルーム・キャセロールは茸と赤ピーマン、玉ねぎを自家製トマトソースで煮込んだもの。うえにとろけたトルコのカシャルチーズがあとを引く糸も引く。トルコ料理はグリル野菜がたくさんサイドについてくるのも嬉しいのう。
とりたててこれは!と唸らせられる味ではなかったけれど、どれも食べやすくて優しい味の、定番トルコ定食といった店。さてさて新年のBYOBはどこに狙いを定めようかと、またも皆して相談中。いやー、持ち込みだといつも以上に空いちゃうのう、ワイン。

Limon
238 E 24th St, New York, NY 10010

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