2017/06/21 (Wed) 夏越のお茶パーティー


お茶の稽古仲間が催した夏越しのお茶パーティにおよばれし、息も薄くなるほどの猛暑のなかイースト川を見下ろす素敵な会場へ。お茶会は「夏越の祓(なごしのはらえ)」を趣向にしたもので、半年分の穢れを落とすことでこの後の半年の健康と厄除けを祈願するものだとか。
美味しい水無月のお菓子とお茶をよばれた後は、私も少しだけ水屋のお手伝いを。いやぁお茶会を催すのって本当に大変なんだのう、と裏でお手伝いしてみて、つくづくと実感するのだった。会場を整え、丹精こめたお道具や花を揃えてお茶席を用意し、さらには料理からお酒まで。一杯のお茶にこめられた想いの濃さを、とくと味わわねば、と心を新たに。
120個のお稲荷さんを作ったAちゃん、何度も試して納得のいく水無月を作ってくれたHちゃん、細かな気配りで私が参加した席の亭主を務めてくださったMさん、本当にお疲れ様でした。


なぜだか私は毎年6月ごろにきまって体調が悪くなるので、この清涼な1日でこの夏をすっきりと過ごせるといいなぁ。
皆さまも、舞い落ちる抹茶のようにはらはらと厄を落とし、残りの半年の日々も健やかに過ごせますように。

およばれごはん | trackback(0) | comment(0) |


2017/06/14 (Wed) 世にも豪華なたこ焼きナイト


本日はH師匠のお誕生日をタコ焼きとサングリアで祝おうよの会へ。なぜ誕生日にたこ焼きなのか。しかもサングリアなのか。新たな在米邦人のトレンドなのであろうか…わからない。わからないがたこ焼きは大好物なので、異存のかけらもなく駆け付けたのじゃった。
おお、テーブルに鎮座するたこ焼き器は南部鉄製だとか。ノンスティックじゃないところに、並々ならぬ意欲を感じる。


まずはアペタイザーなどつまんでウォーミングアップ。バースデーガールみずから作ってくれたグリル野菜にアンチョビフライが美味しすぎる。その日のうちに新鮮なものを見つけたら早々に調理せねばならない貴重な生アンチョビ、さくさく熱々がとまらない。Aちゃんが調達してくれた鯖の燻製もお酒が進んでしみじみ旨し、燻製隊員としてはこの完璧な燻し具合を目指したい。


私はいつものごとく「すみませんすみません」と先に謝りつつ、そらまめ、胡麻鰯、Murray’sで買いしローストアーティチョークなど。Eちゃんの持ってきたフライドアーティチョークと偶然にも重なり、好物アーティチョーク祭りにひとり喜ぶ。そらまめ、師匠の好物だとかで喜んでもらえてよかった。


さて、このへんでいよいよたこ焼きづくりの開始である。お迎えしたのは、我らが粉もんの師、S一たこ焼きマスターじゃ。マスター、本日はよろしくお願いいたしますっ。


たこ焼きマスター、慎重に準備に取り掛かる。南部鉄はよーく油をなじませなければいけないので、手製てるてる坊主で丁寧に油を塗りこんでいく。具を入れる順序にもこだわりありと見た。
ほぅぅ、生地は溢れるほど入れるんだのう、天かすも入れるんだ、と初心者には未知なことばかり。そして秘技両手使いで生地を操るマスターであるが、ここで思わぬ障害発生。まだ鉄が熱になじんでいなかったのか、なかなかうまく丸くならない。苦戦するマスター……、


そしてまさかの1ラウンド目はこんな感じに。不安に陥いる丁稚一同。でっ、でも、味は美味しい、すごく美味しいっすマスター!


ここで一気にまき直しにかかるS一マスターである。串の回転させ具合も絶妙、次回からはさくさくころころスムーズに。


そしてマスターの丁寧な指導のもと、皆してタコ焼きに挑戦。うーん見ていると簡単そうなのだがやってみると串使いがむずかしい。そんな中、N子さんが隠れた才能を発揮し、ほいほいと返していく。うむ、これからの人生、私もたこ焼き道に精進しよう。でもつい南部鉄は難しいからとノンスティックを買ってしまいそうな軟弱者の予感…。


主役みずから焼いてくださった絶品バナナタルトに、


N子さんが買ってきてくれたラズベリーケーキ、濃厚なクリームにどこか懐かしさ漂い、胸弾むお味。
そしてこの辺りからなぜかみなして●●夫人、と呼び合い始めるという、酔っ払いあるある意味なし路線に。私はむろん燻製夫人、名パティシエH師匠の「泡立て夫人」命名に皆から、「えーやらしー」「なんか淫靡…」の声が次々とあがる。当のH師匠、「なんでぇ?」とピュア。いつまでもそんなピュアな貴女でいてね。師匠、おめでとうございます、素敵な歳になりますように。
たこ焼きマスター、次回の屋台ナイトもよろしくお願いいたします!

およばれごはん | trackback(0) | comment(0) |


2017/06/07 (Wed) 世にも豪華なポットラック送別会


このブログ内だけですっかりお馴染みとなった「世にも豪華な」ポットラック・パーティー・シリーズを久々に。なにゆえ世にも豪華かというと、料理のプロや達人が集まる持ち寄りごはん会、だからなのじゃ。そんな中、己に必要なものは何か。とくと自問してみる。が、しなくても解っておる。それは、ひ、ら、き、な、お、り(おもてなし、の節で軽やかに…)。
今回は、バレリーナMちゃんの送別会である。彼女がNYを去ってしまうのは寂しいけれど、すでに日本で新たな生活が待っているとのことで期待と希望に大きな瞳を輝かせるMちゃんを見ているとこちらまで胸弾んでくる。でもMちゃん、このメンバーの中で唯一「私、料理苦手なんで~」と堂々と言い切り、ホールフーズなどで買ったものをさらっと持ってくる頼もしき同志の存在だったのに。そんなあなたが行ってしまったら、お姉さん、どうすればいいの…(邦題~手抜き姉妹の嘆き)。


テーブルにずらずらと並ぶ料理、まずはH師匠作のイカのマリネに、絶品バーニャカウダ。あーこれクラスを取りたかったのに忙しくて取れなかったんだよなぁ、習いたかった秘伝のうまうまバーニャカウダ・ソースで野菜が進むくん。
私は叉焼とタイ風春雨サラダ、燻製卵を持参。H師匠「叉焼も作ったの?」
我「師匠、何をお聞きなさる、まだ丁稚のことを解っておらぬのですか? もちろん市販でござる」
というやりとりがなされたのも一応付記しておこう。ちなみに燻製も永谷園の燻製の素でズルしたバージョン。


Aちゃんの和の趣溢れたお惣菜にキヌアや雑穀を炊きこんだ健康ごはん。自然の滋養がしみ込んだ味の数々、どこか懐かしい。しかしAちゃんは皆で記念の集合写真を撮るときに、一人しゃがみこみ、テーブルに手をついて上目使いでじっとり見上げるという謎の妖怪ポーズをとり、違和感を醸し出したのも付記しておきたい。


お酒にあう小皿が嬉しい。N子さんの健康ネバネバめかぶに茄子の奈良漬、沖縄の麩で作ったちゃんぷるー。Eちゃんの胡瓜漬けや大根胡麻和え。今回のメンツは一人を除きのん兵衛が揃っておるのでこういうものがあると延々酒宴が続く予感(予感でなく現実)。


肉ものもどんときたー。Eちゃんの塩麹と柚子胡椒漬けのチキン、柔らかしっとり、柚子胡椒の爽やかな刺激でこれまた皆の箸が進む。


ここでAちゃん、「ハンガーステーキがあるのだけど、焼いたら…食べられる?」皆「えー、もうおなか一杯だけど」「うん、かなり…でもあれば…食べちゃうかも」「あれば…いくかも」(しり込みから段々乗り気の声音)ということで颯爽と焼き始めてくれた。
これがもう焼き加減絶妙で、あっという間な皆、完食。ヴィレッジの老舗肉屋さんのお肉だそうで、さすがにブッチャーも店に出さずに自分で食べるというサガリ肉、柔らかなのに生命力あふれる弾力で、しみじみ滋味深い(意味なく韻を踏む酔っ払い)。


最後には師匠のミルクレープが登場、もちろんデザート別腹。このクレープ、私も教わったのだが、そういえば、つ、作ってないな(いつものことさね、と師匠の目)。
甘やかな層にそっとフォークを入れてうっとり味わいながら、皆の話題はMちゃんの日本での新生活のことに。海外生活数十年を経て初めて住むという日本で会社勤めを始めるMちゃんに、「給湯室での会話」「とりあえず押さえておくお局様への接し方」「oopsとかouchとかは厳禁」「土産これ大事」など、皆してああだこうだと伝授。聞きながら、もう日本で会社勤めできないと思う私(まぁ雇われんが)。


この切り口の層ごとに希望がはさまっておるような。
Mちゃんの新たな旅立ちに乾杯を捧げた夜、ご馳走様でした。

◆ドトールで初めて食べて以来、その美味しい層の虜になっているミルクレープを習ってみた記事は、こちら

★今までの世にも豪華なポットラック・シリーズは、右下の検索窓で「世にも豪華な」と入れてもらうと、でてきますよん♪(枕言葉と化したシリーズにいつの間にかなっておる)

およばれごはん | trackback(0) | comment(0) |


2017/05/16 (Tue) 白雪鍋会


一昨日ぐらいから右の喉が痛い…急に寒くなったので風邪か花粉症か…むー。というなか、ノーホーのK子さん宅へ。本日はたのしいGTG Vol.2鯛鍋会なのじゃ(自ら名乗るゴージャス・トリオ・ゴハン会…痛いですか?そんなことないすよね?ね?)。
このロフト、本当に居心地がいいなぁ。ここにいると、なんだかアッコちゃんの「ひとつだけ」という歌を思い出す。彼女の好きなものだけを集めてゆっくりと丁寧に築かれてきた世界。


まずはおつまみをつつきながら楽しく近況報告。私はこごみとアリコヴェールの和え物、枝豆と日本酒持参。K子さんが作ってくれた茸和えがすこぶる旨し。3種の茸をそれぞれ丁寧に下処理し、ポルチーニの煮汁で和えたものだそう。異なる茸の味がぎゅっと凝縮され融合された味わいは、この空間のようにひとつだけの世界。


そしてお待ちかね、丸ごとの鯛をふわふわの卵白で閉じ込めた白雪鍋。


そっと雪の下から顔を出す鯛の身のほろほろと舌に崩れる旨さかな。


いつもはマイペースなにゃんこたちも、美味しいにおいに誘われて、そばでにゃあにゃあ。


ナッツは生で水に浸したものが体にいいのだと教わり、早速実行しておる。着物のこと、お茶のこと、自然のこと、花たち。K子さんとT子さんから教わったことはたくさんあって、そのどれもが温かく大切なことなのじゃった。
楽しくてついつい長居してしまった後は、T子さんと二人して植物の苗や園芸肥料を、T子さんはハンギングプランターを6個もいただいて帰った。そう、GTGの熱き話題のひとつは園芸、なのである。牛糞を、抱えて帰る春の宵。真夜中のソーホー、手の中の小さな鉢に優しい春の風が吹きつけた。

およばれごはん | trackback(0) | comment(0) |


2017/02/19 (Sun) 鴨鍋とほたるいかな夕べ


お茶の稽古を終えたならば、バックパックに隠し入れたお酒とつまみしょって、その足でいそいそとソーホーへ。本日は師匠宅で鴨鍋をいただく会なのである。


さっと炙ったほたるいか、んままー。この平たいイカのなかに旨みが凝縮されておるのう。皆にもウケてよかった。


たっぷりの野菜に茸、


そしてどーんと立派な鴨、鴨。これだけの食事を外でいただいたらけっこうかかるものなのに、ポットラックで割り勘だととってもリーズナブル。おまけにシェフは名レストランに勤めたプロ中のプロなのである。ん。待てよ、ポットラックって持ち寄りってことだが…持ち寄ってないし。ぺらん、とした、ほたるいかしか。すみません、師匠。いつものことで…。


鴨のあまい脂がとけた鴨鍋絶品。いくらでも食べられてしまう。気のおけぬ仲間同士、いくらでもしゃべくってしまう。そして今宵も夜更けの路上でタクシー捜してうろうろと。ちなみに、スマホ持ってないんで、Uber使えません(テーマ曲~哀愁のハウストン通り)。


およばれごはん | trackback(0) | comment(0) |


| TOP | next >>

野中ともそ tomoso nonaka

こんな者です↓
おひるねスケッチ(本館サイト)
Profile
著作リスト
Twitter @tomosononaka

いまんとこニュース
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
週刊NY生活に書評&コメント載りました。
クロワッサンに書評載りました。(
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
文庫『ぴしゃんちゃん』出ました。
新刊『つまのつもり』出ました。(2014)
クロワッサンに寄稿しました。
国際子ども図書館の展示解説本に掲載されました。
JAL skywardに寄稿しました。

calendar & archives

new entry

category

new comments

books


ぴしゃんちゃん

つまのつもり

海鳴屋楽団、
空をいく

銀河を、
木の葉のボートで

鴨とぶ空の、
プレスリー

おどりば
金魚

チェリー

世界の
はての
レゲエ・バー

Teen Age

もぐらの
バイオリン

フラグラーの
海上鉄道

search

links

RSS