
ブルックリンのパークスロープに住む詩人の友人が、隠れ家みたいな地元のコリアン・レストランに案内してくれた。初めて歩いたけれど、パークスロープの住宅街、楽しいのう。昔から変わらない佇まいなのであろう瀟洒な煉瓦作りの建物が並び、ボストンのビーコンヒルのよう(なぁんて一度しか行ったことないけど)。
友人は何十年もこの界隈に住み、60年代から詩を書き続けている。私がこっそりブルックリンのギンズバーグと呼ぶ彼も、このご近所韓国料理屋のことは最近知ったらしい。

鶏肉のスパイシー炒め、骨付きカルビ、チェプチェ。どれも旨し。コリアン街のレストランとちがって、わさわさしていないのも落ち着けるし、こじんまりした中庭もあり。ただしおされモダン系コリアンだけあって、スンドゥブはニュージャージーのフォート・リー辺りにはまけておるかな。それでも友人夫婦には十分エキゾチックだったようで、その赤いスープは一体…、と覗き込んでおった。
またきっと、彼の新しい詩に登場するのかもしれない、謎の赤いスープや透き通った不思議なヌードルのことが。
◆Moim Restaurant
206 Garfield Place Brooklyn NY 11215
中、韓 | trackback(0) | comment(2) |

ソウルフードでBYOB女子会だよ@Mamas。あれ、よく見るとママさんの顔に「ルー・リード」の文字が。ルー・リードは私も大好きだけど……その場所というのはどうなのか。
それにしても、皆忙しい中集まっての数ヶ月ぶりの女子会だというのに、貴重な最初の数十分をイカれたワインのコルクを開けることに費やしてしもうた。最初からお店のオープナーを借りればよかったという話だ。しかしそうやってあけたムスカデのうまきこと。持ち込みだから、なおうまし!

これはハズせぬ、下味もしっかりついたかりかりクリスピーなフライドチキン。

表面が香ばしいティラピアのローストに、フォークで崩れる絶品のロースポーク。サイドのカラードグリーン、ビーツ、マッシュポテト、セロリとフェネルなどつつきあいながら、喋る、飲む、食べる。
本日盛り上がったのは、ロックンロール・ワインの話。ローリングストーン誌にのっていた怪しい広告でワインを注文したNシー、人に贈るために是非ともローリングストーンズのワインがほしかったのに、届いたのはグレーテフル・デッドのワインが3本でがっくり、だったとか。皆して、「グレートフル・デッドのファンはワイン飲まんだろう!」「そうだよ、バイカージャケットにビールだよね」「ポリスのファンは飲みそうだね、それかやっぱりパブでくいくいとビールも…」とさんざんな偏見野次をとばす。ひどい…。
気づいたら、ソウルフルなワイン3本が軽くあいておった。
◆Mama's Food Shop
200 East 3rd St. New York, NY 10009
◆前回のMamasの記事は、こちら。
洋 | trackback(0) | comment(0) |

料理師匠とちょいと一杯(のつもりが、あ、ああん〜)@牛若丸。食べることつくることが大好きなひととなにかを食べるのはとても愉しい。お店でなにか食べていても、自然にそのひとが「つくり手の顔」が見えるようなものを頼もうとするから、かのう。
師匠がまず選んだのはバナナの輪切り…じゃあなく、自家製かまぼこ。もっちり魚のやさしい味がつまったかまぼこを胡瓜とともに。奥はいか雲丹味噌あえ。茶豆も塩でなくて、出汁醤油がとっくりと込ませてあるからひと粒ずつたのしんでいただく。

例のごとく私は「光ってる魚の顔」が見えるようなのや貝ものを。こはだに鯖、ああしゃあわせ。

珍しいのどぐろに、めじなの刺身はどちらも歯ごたえよくて旨し。皮をちょいだけ炙ってあるのもいいな。

ほたるいかにあん肝ポン酢、かんぱちネギ巻きにソフトシェル巻き。美味しいお酒につまみでお喋りで拍車がかかり、「さ、つぎいこか」、ソーホーの夜は更けやらぬ…。
◆牛若丸
136 West Houston St. New york, NY 10002
和 | trackback(0) | comment(0) |

近所のドミニカン食堂へ。この店はLESに二軒あるのだが、エセックス通り沿いの店より、グランド通りのはずれのこっちの店のほうが断然、場末感ただよっておる。飾り気のなさすぎる店内に、本日のお客はほかにはラテン系のおじさんたちだけ。
妙に馴染む、なごむ…。

カリビアンといえば、なにはともあれ豆で腹満たす式の国である。それぞれのメインにライス&ビーンズがついてくるので、ブラックビーンとレッドビーンをそれぞれに。ライスはイエローライス。ぱらぱらのライス、いい塩按配。

海老のガーリックソース。このにんにくとオイルとっぷりなソースをライスにかけたり、パンにつけたりして食べると、危険。いくらでも入る。どっしり豊かなラテン体系になることまちがいなしじゃ。

ほろほろっと肉がとれる絶品のローストポーク。この店、たまぁに固いビーフなんかも出してくるのだが、これにはハズれがないなあ。

ひとつだけ難をつけるとすれば、一緒に出てくるこのパン(そう、ライスも出てくるのにパンまで出てくる。どこまで人を炭水化物攻めに…)。なぜかご親切にバター(マーガリンかも)があらかじめたっぷり塗ってある。いらないのに、ドミニカではそういうきまりなのか。
と思っていたら、次に入ってきたお客さんたち、バターなしだった。そうか、最初にそう頼めばいいのか! と友人とうなずきあう。またひとつ知識が増えて、ラテン食堂常連おやっさんへの道は近づきつつあるのだった。
◆El Castillo De Jagua
113 Rivington St, New York 10002
521 Grand St. New York, NY 10002
中南米 | trackback(0) | comment(0) |

ひさびさのInoteca@LES。
予約もとらず、平日でも7時まえから混んでいるこの店。必然的に晩ご飯の時間がはやくなる。ま、寄る年波とともに晩ご飯は早くなってくるってものじゃ…。

柔らかな生のケールにフェネル、かりかりのパンチェッタをゴルゴンゾーラのドレッシングであえたもの。旨っ。すぐにでも真似したいが、ベイビーケールが近所でなかなか手に入らないのが哀しい。

豚バラのコンフィ、とろとろろ。大好きなエルサレム・アーティチョークとの組み合わせに目じり下がる。

ころころのライスコロッケ、スップリに、

タラに似た食感のへイクのフィッシュ&チップス。ケイパーを揚げてあるのが新鮮。
今日はなんだか揚げ物&高カロリー物中心になってしもうた。ま、早いご飯(→やけにこだわる)だから、よしとしよう…。
◆Inoteca
98 Rivington St. New York, NY 10002
洋 | trackback(0) | comment(0) |







