2017/03/10 (Fri) ターミナル5とおつまみ昆布


セント・マーティン島へのフライトは、アメリカン航空とジェットブルーのどちらかを使っているが、今年はジェットブルーで。ジェットブルーが発着するJFK空港のターミナル5といえば、JALのあるターミナル1に比べてかなりの充実度。なにしろターミナル1は、マクドナルドか、朝からこってりのアメリカン中華か、つい朝から餃子など食べてしまって機内でのつめたい目が気になる韓国デリしかないからのう。
ただし気軽に食べられるファストフードのコーナーは大行列だったので、レストランでしっかりめの朝食。エッグス・ベネディクトに、


私はエッグス・ノルウェージャン。イングリッシュマフィンの上にはとろーりとろけたポーチドエッグにスモークサーモン、たっぷりのポテト添え。旨い、が、普段朝食を食べぬ身には重い…。
そのあとは、無印良品をじっとりと眺める。と、大好きなおつまみ昆布があるではないか。去年の帰国で買い占めてこようと思って張り切っていたところ、店員さんに「もうおいてないんですよ」と言われ、落胆したおつまみ昆布にまた巡り合えるなんて。
もしやマンハッタンのMUJIにもおいてあるのだろうか。店員さんに日本ではなかったことを伝えると、「不思議ねー、日本から仕入れているのに」と首をかしげておられたが。帰ったら買いに行こうっと。
と、まるでカリブとは関係のないうきうき感で、今年の島旅は始まるのじゃった。

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2017/03/07 (Tue) ブラッドオレンジのマカロン


H師匠からいただいたお手製マカロン。嬉しい~、ありがとうございます。おすそ分けにと、お茶の稽古にも持って行った。縁高の黒に慎ましやかに潜むやわらかなオレンジ色。喜んでいただけたようで、よかった。って…まるで自分が作ったかのように。
様々な味わいのマカロンを魔法のようにころころんと生み出してしまう師匠だが(鶏が卵を産むようにいうな)、これはブラッドオレンジの汁とゼストをふんだんに使ったものだとか。甘くさわやかなブラッドオレンジの香り、抹茶にも合うのう。
ところで確か私はその昔、教室でマカロンを習ったのではなかったか。だから、作れる、はずなのであるが。ほぼ確信的に自分で作れる気が…しない。あの繊細な工程を教わったからこそ。でもいつか挑戦してみたい。いつか(は、いつよ)。

◆以前、マカロンを習った記事は、こちら。あれから復習…思った通り、一度もしてないな。師匠~気概だけはあるんすよう~。

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2017/03/05 (Sun) 六ツ木


本日は、急にロンドンへの転勤が決まったバリキャリ・ウーマンの友人、Rラちゃんの歓送ディナー@六ツ木。開店を待ちかねていた、大好きな博多TonTonのシェフだった萩原好司さんがオーナーシェフを務めるお店。


まずは、スターターにちょうどよろしいトッピングが選べるカナッペを。あえてクラッカーではなく寿司飯でもなく、クリスピーライスなところを合わせてくるところがニクいのう。私は雲丹、ズワイガニ、トリュフを。甘やかな雲丹にかりっと香ばしいお米の食感が素晴らしい。


どれどれRラちゃんのチョイスはというと(人のものも気になるタイプ)、トリュフにスパイシーツナにセビーチェ。トリュフの香りたっぷりの茸ペーストにぴりっと胡椒粒の刺激、異なる次元の味たちが口のなかで遊ぶ愉しさよ。


カンパチのカルパッチョはラディッシュのスプラウト、山葵、ポン酢で。新鮮な海の滋味をさらし玉ねぎとさわやかな酸味で清々しくいただく。


TonTonでも好きだった鉄板焼き棒餃子にここでもお目にかかれて嬉しい嬉しい、とはふはふ熱々を頬張る。RラちゃんもIt's so goo~~~dと感動中。


柔らか黒豚のとろとろ煮込みは、ふかふかの特製パオに挟んで。和辛子粉ぴりっ、胡瓜でしゃっきり食感を添えて。
楽しく味わいつつも、急なロンドン赴任を承諾し、長年住んだNYの部屋をあれよあれよという間に引き払う手続きを進めるRラの決断力と行動力にあっぱれの拍手をおくる。寂しいけれど、すでにバルセロナかパリで会うのもいいよね、などと夢膨らませる我々である。


トリュフコロッケ、さっくりとナイフを入れれば禁断の味がとろけ出る。こんな贅沢なコロッケを食した後で素朴なじゃがいもコロッケミンチ少な目にどう戻ればいいというのか。いやそれも好きだけど、これはまた至福の味じゃ。


そこにきてまたまた贅沢な逸品が。合鴨叉焼にふんだんに削られたパウダーのフォアグラ。口のなかでとけるフォアグラの淡雪と力強くとどまる鴨の滋養。口のなかが細雪(美味しさによろめいて意味不明)。


Rラちゃん、〆の炙り叉焼醤油ラーメンいったぁ。い、いいよ、いいよ、引っ越しで体力いるもんね、うん。その場で注いでくれるスープの濃厚な旨みがこちらの鼻先にまで漂い、幸せに。友の新たな旅立ちを祝うにふさわしき、楽しく冒険心に溢れた晩餐であった。

ROKI Le Izekaya
12 W 21st St, New York, NY 10010

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2017/02/28 (Tue) フクロウ通


茶友のHちゃん&Yちゃんと梟にて一杯。Hちゃんが「このお店、前から来てみたかったんだー」とリクエストした店、私は何度も来ておるので、「ああ、ここはね、コレとコレがはずせなくてね」などと通ぶってみる。通ぶるって気持ちいいのねー、喜んでもらえると。そうでなければただのウザい人。喜んでもらえていると思い込むのもまたウザい人。どきっ。


はずせぬシリーズその1、アボカド豆腐。ねっとりとまろやかなアボカドの香りが舌を滑り、言葉も滑るよ滑る。「美味しい~」の声をいただき、通ぶり人、にんまり。


はずせぬシリーズその2、これのために来ておると言っても過言ではないずる手羽。ひとり1本ずつ頼んだけれど、すぐさまもうひと皿追加の声。圧力鍋を買ったばかりだというYちゃんを、「いったん圧をかけて柔らかくしてからグリルすればできるかな、やってみてぇ」とそそのかす。


和布の天ぷら、磯の香りがさっくりと。旨し。
ここで「今年はどう生きたいか」という話になり、二人が「今年はいい人になりたい!」と美しき抱負を語るなか、「う、私は抱負を考えられるような人になりたい」…しいていえば毎年言っている気がするが、「丁寧に生きる」かのう。脱、雑人生(たぶん、無理)。


ここのハマチネギ巻きカルパッチョは、タレの味が濃い目なのが惜しいが、魚ものが欲しいのでつい頼んでしまう。これ、オリーブオイルと柚子胡椒かなんかで食べたいのう。


そろそろきました、がっつり系。「私、食がお子ちゃまなのー」とのたまうYちゃん所望のオムそば。ごぼうの天ぷらに黒豚の角煮。ここでも圧力鍋で角煮を作る、ぜったい作る、の話題で盛り上がり。私とHちゃんは、家にあるもののなんとなく怖くて近寄れないんだけど…手軽に扱ってみたい…魅惑の圧力鍋ワールド。


私も最後に何食わぬ顔で自分の好みを差し込み、しめ鯖ロール。
数日後、Yちゃんからは成功した角煮写真が送られてきたのであった。いいなぁぁ。フタ、カタカタカターと恐ろしい音で鳴らなかったらしい(鳴り続けるフタが吹っ飛ぶ脳内恐怖イメージ)。

Fukurou
87 MacDougal St New York, NY 10012

◆今まで行った梟さんの記事は、右下の検索窓で「Fukurou」と入れてもらうと、でてきますよん♪(ま、毎回同じようなもの食べて おるけれど)。

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2017/02/24 (Fri) 響屋さんにて至福コロッケ


今宵は大好きな響屋さんにて、師匠と一杯(のはずないでしょが)。イーストヴィレッジのこの階段を下りれば、そこには麗しくも舌踊る和食の楽園がまっておる。


黒龍、一杯じゃなくて一本でね、園さん♪ お、師匠はビールがチェイサーですか。


さっと出してくださった前菜には、初めて食べたスギの西京漬けが。スズキ目に分類される海水魚だそう、脂がのって旨し。まったりと甘くコクのあるりんごと出汁のスープ、焼きしめ鯖とキャベツの浅漬けのミニサンド、感動のひと口。あと十口いっときたい…。
味噌の味がこっくりしみた和州但馬牛の味噌漬けは、舌先と根元で異なる食感が味わえる。ふわりと優しい出汁巻き卵に、お造りで出していただいた甘えびの殻を揚げたものがまたいいアテになる。


富山のホタルイカは葛醤油と酢味噌で。以前、ホタルイカは丁寧にひとつずつ目やクチバシを取り除くのだと園さんが言っておられた。その丹精こめたひと手間が美味しい一口にかわるのだのう。その証拠に以前自分でやってみたら…なぜだかイカが頭と胴体でことごとく分離してしまい、自暴自棄の若者のごとく「口に入りゃなんでも一緒だろ!」と投げやりになったことがあったっけ…。


「ちょっと待っててくださいね。二種類の白子のどちらがいいか確かめてるんで」とのお言葉で待っていたら出てきたのは、アイスランド産の白子のポン酢。うーん氷の国からやってきたふわとろの白子に、深くうなる。


本日のお造りはメイン州からバフン雲丹に甘えび、北海道の生ダコに有明海のぷりぷり生クラゲ。シアトルのまぐろ赤身に長崎のヒラマサ、和歌山の縞あじ。サウスカロライナの炙り〆さわらに、スコットランドのサーモントラウト、千葉の金目。
美しいお皿に世界が泳いでいる。


鮑の白トリュフコロッケ、鮑がごろごろ、においたつトリュフの芳香。ああ、また今すぐにでもいただきたい。師匠は何かをひらめいたようで、そこから色々な海鮮コロッケのアイディアを繰り広げておられる。神にあらたな神降臨…の情景をアテに横で酒を啜る幸せよ(やや尊敬に欠ける図)。次に教室でいただくのが楽しみじゃ(教わるのが、だろうに)。


ひよこ豆とさつまいものぜんざいに、


煮込み南瓜にシナモンと蜂蜜とろりのアイスクリーム。園さんの腕には最初から最後まで感嘆と満足のため息の連続じゃ。そして、カウンターに隣り合わせた酒サムライのC子さんやショコラティエのCかさんとも意気投合し、船上のキッチンで繰り広げられる過激な情景を聞いては大笑いしたのであった。


カメラを向けるとついヘン顔してしまう園さん、今宵もごちそうさまでした。
表に出ればすずやかで気持ちよいイーストヴィレッジの夜の空気。師匠と目をあわせ、うなずきあい、近くのバーへと流れる私たちであった。そして柄にもなくマジメなことを語らっていたら、流しのバンドがやってきて、ルイ・アームストロングばりの演奏と歌を聞かせてくれた。純和食のあとのこの転換。やっぱりNYは面白い。

Kyoya
94 E 7th St New York, NY 10009

◆今まで行った響屋さんの記事は、右下の検索窓で「響屋」と入れてもらうと、でてきますよん♪

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