2019/01/21 (Mon) ヘンリー・ストリートのナイチンゲールたち


Sohoやグリニッチヴィレッジに住んでいた頃は絶対NYは西の方が好き!と思っていたのに、ロウアー・イーストに越してからの方がずっと地域の歴史というものを意識するようになった気がする。そんな中、ご近所にあるソーシャル・サービスを礎とする歴史的な建造物ヘンリー・ストリート・ハウスが一般公開されているというので館内ツアーに参加を。


まずは1階の展示コーナーを見学。ガイドの方の説明で昔の光景が目に浮かぶよう。100年前のロウアー・イースト・サイドは路上市場も盛んだったんだなぁ、昔にしゅたっとワープしてこの活気あふれる街並みや人々の様子を間近で見てみたい…。


その昔(今もだが)、貧富の差が激しい環境で病院にも行けず病に苦しむ人々を訪問ナースとして助けたのが、公衆衛生看護の開拓者リリアン・ウォルド率いる女性達。その信念に基づいた活動はまるでLESのナイチンゲール!


1920年代のものとみられるナースバッグ。このバッグを手に、困った人々を訪ね看護をしていたんだのう、としみじみ見入った。


次は階上にあがり、建物の中を見学。ナース達が住んでいた部屋は事務所として使われているが、皆が食事したダイニングの大テーブルや調度品はそのまま残されていて感動。


階上から見下ろす中庭。いつも前を通っているけれど、内側はこんな風になっていたんだのう。


ヘンリー・ストリート・セツルメントはもちろん現在でも様々なソーシャル・サービスを地域に向けて提供している。あらためてソーシャル・アクティビティの大切さを感じたのだった。うーん、このことはいつかまたゆっくり書きたいなぁと言葉にできない感銘を胸に外に出たら、そこはいつものヘンリー・ストリート。でもなんだか違って見えるのだった…。

Henry Street Settlement
265 Henry St, New York, NY 10002

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2019/01/20 (Sun) スティーヴ・タイレルの歌声に聞き惚れる


老舗カーライル・ホテルにて師走恒例の、スティーヴ・タイレルのコンサート。おなじみ、わくわくと今宵の主役を待ちながらの、ピアノ・ショット。ピアノにカーライルの文字が入っているところが洒落ておるなぁ。


本日はクラブには珍しく写真撮影禁止だったので、ポスターで失礼。
一見普通の人のよいオジサン(失礼)なのに、ひとたび歌いだすと滋味溢れる深い歌声に耳シビれまくる。スタンダードの真髄をあらためて心から堪能させていただいた。スタンダードの真髄とは何かということを教えてもらえた、味わい深いコンサート。このことは、自分の中では興味深いテーマになりそうなので、あらためて小説すばるのエッセイ「NY晩酌日記」でゆっくりと触れてみたいと思うのじゃった。

Cafe Carlyle
35 E 76th St, New York, NY 10075

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2019/01/07 (Mon) チャールズ・ホワイトの回顧展


終生アフリカン・アメリカンとしての存在感を作品に表現し続けたチャールズ・ホワイトの回顧展へ@MoMA。


この日は会員限定のオープニング・セレブレーションだったので、ワインをひっかけた後にゆっくり見て回れるのがありがたし。というよりも夜の美術館や博物館の独特の空気が好き、という私はもちろんベン・スティラー様の映画「ナイトミュージアム」シリーズも大好きじゃ。


初期の作品の圧倒されるようなメッセージ性…。しかし凄みを感じつつも、描かれる人物がどれもウェズリー・スナイプスに似ている気がするのは(特に右上!)、ファンの欲目だろうか。


しかし何といっても長いこと足を止めてしまうのは、音楽のアルバムジャケットや、ミュージシャンを描いた作品群なのだった。マヘリア・ジャクソン、サミー・デイヴィスJr、マイルス・デイヴィス.…力強い音がたちのぼってくるような作品群に引き込まれる。<


アーサ・キットの艶やかさにしばし見とれるうちに、美術館の夜はふける…。

The Museum of Modern Art
11 W 53rd St, New York, NY 10019

◆MoMAで真夏に雪だるま作品を見て涼をとろうとした記事は、こちら

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2018/12/31 (Mon) 小さなNYにCBGB発見


ヴィンテージ・トレインと共に毎年かかせないのが、グランドセントラル駅のホリデー・トレイン・ショー詣で。


もうね、大人も子供も真剣に見入る見入る。ちっちゃな電車がトンネルを抜けて出てくると、なんだってこんなにわくわくするのか。小さな頃、男の子達のように鉄道模型に走らなかった自分が悔やまれる(単に場所がなくて却下されたともいう)。


毎年登場のキングコングさん、毎回ポーズも違うのだが今年も吠えてるな。


おお、今年は懐かしのライブハウスCBGBも発見!多くの音楽好きニューヨーカー達は今もこの場所がなくなってしまったのを惜しがっておるはず。


小さな人間達が、電車を待ったり、街角に立っていたり、働いていたりするのを見るとなんだかきゅんとする…。箱庭&ミニチュア好きとしては何度来ても延々と見飽きないのじゃった…。
いつもはこの後、グランドセントラルときたら、のオイスターバーに行くのだが、今年は友達と待ち合わせしてRikiで忘年会。12月のお楽しみな週末。

17th Annual Holiday Train Show
2/24までやっているので、興味ある方はぜひにー。

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2018/12/30 (Sun) 郷愁の地下鉄トリップ


今年も乗ってきました、12月の日曜日にだけ昔の地下鉄車輛を走らせるヴィンテージ・トレイン、その名もノスタルジア・ライド。


確か去年は1936年の車輛だったけれど、今年は1930年代の車輛に乗車! 1969~70年あたりまでブルックリンとクイーンズを走っていたらしい。


フレキシブルでなくてやや持ちにくそうなつり革や、


天井で回るファン、どこもかしこも郷愁にあふれておるなぁ。


例年のごとくタイムスリップした広告を眺めるのが楽しい(これはでも1930年代ではなく、もっと後の広告かな。2色や3色刷りではないし)。


美しい女性客に思わず席を譲っていた男性。昔も今もアメリカンには紳士(というか単純というか)が多し。


タイムスリップした乗客の姿を眺めるのもお楽しみのひとつだけれど、今年は鉄道オタクおじさんに遭遇。乗ってくる人くる人つかまえて、車両の説明をしたり当時の路線クイズを出したりと大忙し…。降りる時におじさんのスタジャンを見たら、「ボストン鉄道」のロゴが。筋金入り! 友達も同じくこのおじさんにつかまったと言っていたので笑った。もしや1日中乗っているのかも。
このトレインに乗ると、ああ今年も師走だなぁという気がするNYの冬の日曜日であった。

◆ノスタルジア・トレインで未知なる過去へ旅しておる去年の記事は、こちら

Holiday Nostalgia Rides

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