2017/07/29 (Sat) 祝イチジクと靴紐行脚


午後、靴紐を探してご近所を徘徊する。1店目の靴修理屋さんで「まぁまぁだが、やや細めかのう」という紐を買い、2店目の雑貨屋で「ちょうどいい太さだが、なんだか表面がツルツルして解けそうだな」という紐を買う。完璧なる靴紐を求めるのは高度な技で、そこそこの靴紐が増殖していくのをしみじみ眺める。
さて、靴紐行脚から戻ってきてまたまた収穫できたイチジクさん、なんとこれは剪定のために切り落とした枝を育てたものに実ったお初ものなのだ。初剪定イチジク、嬉しい。しかし靴紐同様、剪定枝のイチジクも増殖している我が家だ。いま、1鉢は嫁に出し、親イチジクさん入れて3鉢…。


祝・イチジクの晩酌皿に侵入した不審なブラックベリー1個。不愛想で、果物を選ぼうとすると機嫌が悪くなる果物屋台のおじさんから買ったもの。


冷蔵庫de1日ドライエイジングしたリブアイやフラットブレッド、キャベツをベイビーQちゃんでじゅー。えごまで巻いて食べる牛肉もよろしいが、柔らかく蒸してから焼き付けたキャベツが甘い、旨い。

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2017/07/26 (Wed) 矢野顕子トリオ@Joe's Pub


本日はイーストヴィレッジにて楽しみにしていた矢野顕子トリオのコンサートへ@Joe’s Pub。
このコンサート、本来なら3月のカリブ旅行中の予定だったので行けなくて地団太踏んでいたところ、吹雪で延期。ご本人たちは大変だったと思うけれど💦、私的にはラッキーなのでした。


勝手にシリーズ化、主を待つピアノ・シリーズ。たいていのクラブサイズのコンサートはフラッシュなしなら写真OKなのだが、日本人の場合はほとんどNG。この日もダメだったのだが、それでも皆さんバシバシとスマホで撮っておられた。あれはどこかに載せるのであろうか。好きなアーティストの意向を無視してまで載せたいのであろうか…ふにふに、と考えつつ、


コンサート前の腹ごしらえにと、ブロッコリーニのグリルに、


ズッキーニとスクワッシュのバルサミコ・ロースト、


そして、ちょっとした腹ごしらえのつもりが、どーんと大きなフライドチキン・サンドイッチ登場…期待していなかったのだけど、クリスピーで美味しかったな。そしてお待ちかねのアッコちゃん登場。
ステージを盛りあげるエンタテイナーのウィル・リーと穏やかながら時おりの爆裂が格好いいクリス・パーカーの強靭なリズム陣に囲まれ、いつもながらに伸びやかに自由に舞うアッコちゃんのピアノと声。楽しいのに涙が滲む珠玉のライブであったことよ。
ちなみに、例のごとく仲良くなった相席のアメリカ人と色々喋ってていたのだが、「どうして矢野さんを知ったの?」と訊いたら「僕もミュージシャンでクリスとも演奏してたのでその流れで。でも最高だねー彼女」と。もしかして知られておる方だったのかも?
というようなことを、会場でばったり遭遇した大江千里くんと話したのじゃった。

Joe's Pub
425 Lafayette St, New York, NY 10003

◆前回のJoe's Pubでの矢野顕子トリオの記事は、こちら

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2017/07/03 (Mon) ドクター・ジョンとヘンリー・バトラー


Dr. John & Henry Butler @ The Town Hall, June 2017
ブルーノート・ジャズフェスティバルの一環として催されたドクター・ジョンとヘンリー・バトラーのコンサートへ@タウンホール。このところ、ゲストを呼んでのコンサートが多いドクター様だが、去年のダヴェル・クロフォードに続き、今回は盲目のニューオリンズ・ピアニスト、ヘンリー・バトラーとの共演である。


歴史あるタウンホールの様子なども。このホール、2階のトイレがいつも長い行列なのは困りものなのだが、その間にこのホールで録音されたアーティストなどの額を眺めるのも楽しいのじゃった。


髑髏をのせたピアノといったら、


もちろんこの方、ドクター・ジョン。彼がひとたび鍵盤に触れば、途端にマンハッタンらニューオリンズのグルーヴがあふれ出す。


しかし今回は、気迫に満ちたバトラーの演奏と歌が、主役を食う凄さで会場は大喝采の連続だったなぁ。迫りくるような生命感に圧倒されっぱなし。それをおっとりと眺める、いやその場の空気を感じ取り浸っておるような御大…。なんだかすでに違う境地に入っておられるようだ。


ドクターの演奏が控えめなのは体調含めやや心配でもあったが、もしかしてこうして数々のゲストを招くことで、アラン・トゥーサン亡き今、ニューオリンズ・ピアノの火を絶やさぬ心意気のかなぁとも思ったりしたのだった。
そこにいて、キーボードを奏で、イカすだみ声で歌ってくれるだけでもはや不動の存在感を醸し出すドクター・ジョン。
ああ、あの湿って熱く濃いニューオリンズの空気のなかでも彼のピアノをいつか聴いてみたいものじゃ。

The Town Hall
123 W 43rd St, New York, NY 10036

◆昨年の、ダヴェル・クロフォードとの共演ライブの記事は、こちら

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2017/06/29 (Thu) フランク・ロイド・ライト展


フランク・ロイド・ライトの生誕150年を記念する「Frank Lloyd Wright at 150~Unpacking the Archive」展のオープニング・セレモニー&プレビューへ@MoMA。


おつまみちょこっとに白ワインを流し込んだら(立ち飲み屋に寄ったおっさん的表現はやめぃ)、早速展示コーナーへ。


設計画から建物模型、オーナメント、テキスタイル、映像まで450もの作品が展示され、見ごたえたっぷり。これ欲しい、と思った幾何学模様の装飾を施した窓は、NY州バッファローのthe Darwin D. Martin家のもの。ジオラマ好きの心をくすぐるアールデコの建物模型がイカすなぁ。


帝国ホテルの設計画、緻密な線が美しい。帝国ホテルは小説すばるの新人賞をいただいたときの会場なので、思い出深い場所。しみじみと眺めいる。


大好きなアーティスト、ジェイコブ・ローレンスの作品「In the North the Negro had better educational facilities from Migration Series」(1940-41年)が突然1点だけ展示されていて、なんでなんで?どうしてここにいるのぉ?(知り合いか)と喜びつつ近寄ってみたら。
ローレンスが補助金を受けた南部のRosenwald Schoolはライトが1928年にデザインを手がけた建築なのだそうだ。しかしライトのデザインは斬新すぎて、実際には建築されなかったらしい。


私の写真の腕前じゃまったく、全然、いちっミリも伝わらないのが惜しいのであるが、日本画を思わせるこの美しいランドスケープ画に一目ぼれ…。いつか彼が晩年に手掛けたペンシルバニア州の落水荘ことカフウマン邸にもいってみたいのう。この夏の小旅行の目標にしようか…。


あまりにも波乱と激動、数々の不幸に見舞われた人生を送ったライト。それでも建築を諦めずに数々の作品を世に生み出した彼の、晩年の横顔は穏やかだったのだろうか…。

The Museum of Modern Art
11 W 53rd St, New York, NY 10019

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2017/06/10 (Sat) 石川政実カルテット@Jazz at Kitano


友人のジャズ・ピアニスト福森道華ちゃんのご主人でギタリストの石川政実さんがリーダーを務めるコンサートへ@Jazz at Kitano。
まずはショーが始まる前にいつものごとく腹ごしらえ、腹が減っては戦…ではなくライブ鑑賞はできぬ。シェアしたいといったらきちんと分けてサーブしてくれたのが嬉しいさっぱり系のシーザーサラダに、


ポークチョップは肉は柔らかで美味しいのだが、甘すぎるタレがちょい残念。だがそんなことも吹き飛ぶほどに、


充実のライブであった。
妻のみっちゃんもピアノで参加、リズムセクション陣にはブレッカーズブラザーズなどで活躍した世界屈指レベルのミュージシャン、ベースのジェフ・アンドリュースとドラムスのアダム・ナスバウムを迎え、ブルージーでグルーヴィーな夜がさく裂。
いやぁ石川さんのギターかっこいい、気持ちいい。ファンキー仕様の魂が、ぐいぐい指先から放出されてくる。ミュージシャン同士が限りなくインスパイヤされあいながら、緊張と快感をはらむ空間を次々と生み出していくのを生で体感できるすばらしさ。とっくりと味わわせていただいた。


夫婦でこんな時間を共有できるなんて、本当にすごい、としみじみ驚嘆。たとえ普段はそっちの餃子が1個多いとか、イビキがうるさいとか、夫婦喧嘩していても(勝手な想像です、あくまでも)、ステージにあがったら当たり前だが凌ぎを削る一音楽家同士なんだなぁ。
楽しい夜をありがとう。次回はぜひ夫婦漫談コーナーも設けてほしいところじゃ…(ぼそっ)。

Jazz at Kitano
66 Park Ave, New York, NY 10016

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野中ともそ tomoso nonaka

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いまんとこニュース
大江千里さんとの対談掲載されました。
小説すばるにて連載エッセイ始まりました。
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
クロワッサンに書評載りました。
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
クロワッサンに寄稿しました。
国際子ども図書館の展示解説本に掲載されました。
JAL skywardに寄稿しました。

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