2017/05/31 (Wed) 源平葛、咲いた


ちょうど1年前の4月に、友人K子さんから挿し芽を発根させたものをいただいた源平葛さん。


ちなみにこれはK子さん宅の源平葛、わぁぁこんなに綺麗に咲くんだ?しかも花のような白いガクから赤い花が開き、そしてその後はピンクにもなったりと、いろんな姿が楽しめるらしい。わくわくわく…。と期待したものの。


数か月が過ぎ、うちの源平ちゃん@2016年8月。蔓だけが、ジャックと豆の木のように伸びて伸びて伸びて、一向に花を咲かせてくれないのであった。あまりに蔓が伸びるので切ってみても、またどんどん伸びてくる。育ちざかり…すぎる…。


育ってくれるのはいい。頼もしい。しかしどうしても花を一目見てみたいのが人情というもの。そこで同じくK子さんから挿し芽をもらって無事花が咲いたという友達のアドバイスに従って、思い切って切り戻してみたところ(どきどき)…。ちょうど1年後の4月上旬に気になるもの発見。
こっ、これは。花芽ではあるまいか。いやいやいや期待しちゃいかん。そう見せかけて、また新たな蔓の兆しかもしれん(ノ~~~)。


4月下旬。遂に白い花が!ではなく、これはガクなのだそう。これだけでも十分に可憐で綺麗だけれど、


5月上旬、源平ちゃん、無事開花。最初に赤い宝石のような丸い蕾が白からひそやかに顔を出し、徐々に開いていくときの愛らしさといったら。嬉しくて思わずK子さんや源平仲間に報告。
そして今、今度は私が蔓を挿し芽し、発根させて友達にあげようとしておる。あげたくなってしまうのである。こうして回りでひそかにカズラーの輪が広がっておるのだった。アサヒカズラといい、私はどうもこういう鈴なりに小さな花が咲く植物に弱いらしい。ザ・カズラーと呼んでほしい。

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2017/05/30 (Tue) 伊勢にて再会


晩ごはんは、9年ぶりにあう友人と伊勢にてお久しぶりナイト@E.Village。
NYに住んでいた彼が日本経由でイギリスに越してしまってからは日本で数度会ったきりずっとご無沙汰だったので、その間のことを互いにキャッチアップ。と言っても、劇的な変化の9年を彼が送っている間、さして何も変わっておらぬ我である。大きな出来事といえば、入院して2度目の腹切りを経験してうんうん唸り、それ以来花火を見るたびに哀愁の気持ちがこみあげることや(独立記念日周辺だったのだ)、燻製器を購入して燻製隊を結成したことぐらいか。
え、9年でそれだけ…あ、あるよね、私だってもっとあるよね?(思いつかん)と内心焦りながら食べる海藻サラダは、よく出てくる不自然に黄緑色の茎和布サラダとは違い、日本式に数種の海藻が入ったもの。ドレッシングも旨し。そうそう、こういう海藻サラダが食べたかったんよ。


若気の至りについて談義しつつ食す牡蠣のオイル漬けはほろ苦く、しみじみ旨い。


友人は今住むうまれ故郷の地に住むよりはまたNYに戻ってくるか、もしくは別の国に住んでみたいと思っているのだとか。故郷といっても、長く住めば新たな地がまた故郷になるのだな。戻ってオイデヨーカモーン、と励ましつつ、とろりと熱い蟹クリームコロッケなど頬張る。


ここまではどれも普通に美味しかったのだが、これはちょっと失敗の鶏南蛮。かりっとしておる部分が、どこにも、どっこにも(強調)ないのが惜しすぎる。


友人は天ぷらそばで〆。「味はどう?」と訊いたら、「量が多い」という感想が返ってきた。でもしっかり完食しておられたからきっと美味しかったのだろう。
今度はそう間を置かずにまた会えるといいね、と再会を願いつつ、イーストヴィレッジで手を振り合った。さてこのIse、ハズれもあるが気をつけてメニューを選択すれば、久々の再会にはぴったりの静かで落ち着く居酒屋として重宝しそうなのだが。まだ研究の余地ありじゃ。

Ise
63 Cooper Sq, New York, NY 10003

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2017/05/29 (Mon) 贅沢キャビア・ナイト


たま~の、たま~の、たまぁぁ~の(強調しすぎで声枯れそう)贅沢、黒々と輝く魚卵を食そうではないか、とフラットアイロン地区へ。なぜだかタイル屋さんの多い通りを歩くと、遠目からも鮮やかな花々で彩られた愛らしい店が目につく。
ずいぶんと前にロシアのお洒落友人に教わって以来のお気に入りロシア料理店、Mari Vannaさんじゃ。ロシアン手下を連れて行ったらきっと「かー、俺には似合わないっニハラショーっ」とブライトンビーチ辺りの食堂に逃げ込みそうな、おされな店構えの店内にはアンティークも一杯。じっくり見て回りたい。が、既に混んでいる店内、お客の邪魔になりそうなので諦める。
そして席に着くなり出てくるのはパンに2種のバター、そしてネギ。1本丸ごとのネギ。う、うむ、ワイルドな中にロシア流の粋が潜む…のだろう、きっと。


ロシアのビール、バルチックNo3 。他の番号もあるんですよ、と説明してくれるハンサムなサーバーくんだが、ビール苦手な我にはその番号の意味を問う気概なし…。きっとバルト海の息吹を感じさせるビールなんだろうね(興味がないと適当か)と受け流し、きりっと冷えた白ワインを。


そして燦然と輝く黒い宝石、オセトラのキャビアが恭しく登場。


柔らかなブリニを掌の上で開き、濃厚なクリームフレッシュをひと塗り、さらし玉ねぎ、卵の上にキャビアをそっとのせ、包み込む。口に入れた瞬間に広がる無数の命の輝きをくるみこんだかのような濃厚な味わい。あらっ、もうおしまい? 至福の時は短いからこそ濃いのだろう。


しかしまだまだお楽しみは続くのじゃ。鰊好きが避けて通れるはずもない、Cured
Herringを独り占め。マリネされた鰊に玉ねぎをのせ、じゃがいも、ライ麦パンと味わえば、北の魚の脂がまったりと舌を撫でる。ああ、ロシア行きたいなぁ。3日坊主で諦めたロシア語の勉強また始めようかのう。


Golubtzi はロシアのロールキャベツ。仔牛のひき肉と米、じっくりブレイズされた野菜がキャベツに包まれ、品のいいスープにとろける。すべての優しい味わいに、新鮮なディルが香りを添える。ロシア料理に欠かせぬディルの役割をいま鮮やかに知らされた気がするのう。


これもあれば絶対頼んでしまうChicken Tapaka。下味をつけた鶏肉を上から重石でぎゅーーっと抑えながら焼き付ける、コーカサス地方の料理だ。押されて、押されて、身をいっそう引き締めた鶏の香ばしい味わい。でも贅沢を言えば、にんにくの効いた味はいいのだが、押しが足りない気もするのう。色んなロシア料理店でこれを食べたけれど、一等賞はロシア人友の結婚式に招かれた時のパーティー会場だったなぁ、と懐かしく思い出す。そう、人間もチキンタバカも押し、大事。と、押しの弱い我は思うのだった。
さて、輝く黒い宝石、次はいつ食べられるだろうか。贅沢は続けば贅沢でなくなる(ま、負け惜しみ…じゃないよ)。果報は寝て待とう。

Mari Vanna
41 E 20th St. New York, NY 10003

◆5年まえの懐かしい記事は、こちら
やっぱりネギ1本にこだわっている私…。

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2017/05/28 (Sun) 5月下旬のベランダ園芸模様


日本の園芸友がすでにトマトや胡瓜を収穫してほくほくしておる中、相変わらず遅い歩みの我がベランダ園芸@マンハッタン。間引きのプレッシャー迫りくるこぼれ種のえごま、


蔓なしのはずなのに頼りない蔓がちょろちょろ出てしかも絡まっておるのが不安なスナップえんどう、そろそろ季節的に終わりなのでは…。まだ花も咲いてないけど。


ちっこいいちじく、この鉢も室内からベランダにそろそろ出すけど、多分またショックで葉を全部落としちゃうんだろうなぁ、ごめんよ、先に謝っておくね、いちじくさん。


そろそろベランダ・デビュー待ちのししとうに、多分今から失敗する予感の桃太郎ファイト(トマトで成功したことないのじゃ)。


今のところ唯一食べられるのはニラとハーブだけ…。


ここ数年はあまりの寒さに越冬できなかったローズマリーとタイム、今年は生き延びてくださった。やっぱり今年の冬は暖かかったんだのう。


マルバルコウのこぼれ種も出てきたwithカエル王子とツーショット。食べられないけれど、ルコウソウとこのマルバルコウは花が好きなので出てきてくれると嬉しいなっと。今年はついに遂にミョウガ育成は断念じゃ。だって年間で5個ぐらいしか収穫できないし、その分大きめプランターは別の植物に使いたい…と断腸の思いの決心。ああ、いとしのミョウガ…日系スーパーで1個$3はするミョウガ…。
さてどうなるやら2017ベランダ園芸日誌。

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2017/05/27 (Sat) 心おきなくひとり晩酌


膨大な対談写真整理とゲラ確認、エッセイ書き、先方への確認等で地に足つかず。でも何が嫌かって、必死に写りのどうにかマシな自分の写真を探してしまうも、見つからぬことへのむなしさじゃ。むろんそれはカメラマン氏のせいではなく自分のせい。古井戸の「ポスターカラー」など弾いて歌って心鎮める。
そんな無駄なあがきで疲れた日の晩ごはんは、鰊のマリネ、Fish Tailsで買った鯖の燻製、行者にんにく塩漬け、野菜に海老塩、焼舞茸等で、心おきなく光り物ひとり晩酌。光る魚は疲れた頭も癒してくれるるるん。

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新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
週刊NY生活に書評&コメント載りました。
クロワッサンに書評載りました。(
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
文庫『ぴしゃんちゃん』出ました。
新刊『つまのつもり』出ました。(2014)
クロワッサンに寄稿しました。
国際子ども図書館の展示解説本に掲載されました。
JAL skywardに寄稿しました。

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