2017/10/23 (Mon) METにて、 アーヴィング・ペンと川久保玲展


NYに出張で来ていた大学時代のバンド・サークルの友人を誘って、メトロポリタン美術館へ。まずは、アーヴィング・ペンの生誕100年を記念する回顧展へ。「これを使ってたんだなぁ、すげぇ~~」とペンが長年使っていた愛機ローライフレックスをなめるように眺める映像作家の友人…。
フィラデルフィア美術大学でハーパース・バザーのアートディレクターとして有名なアレクセイ・ブロドビッチに学び、元は画家・イラストレーターとしてキャリアを歩み始めたペン。ハーパース・バザーにイラストが採用された際の原稿料で買ったこのカメラで、撮影を開始したのだとか。


アーヴィング・ペンの名を一躍知らしめたファッション写真。どうして、どうしてこんな格好よくて息をのむ美しいポーズ、瞬間を、とらえることができるのだろう。その昔、何をどう間違ったかFIT(ファッション工科大学)でファッション・イラストレーションを受講していた頃、こんな絵を描きたくてペンの写真や、ディオールの広告を手掛けていたフランスのファッションイラストレーター、ルネ・グリュオーの作品を食い入るように眺めたものだった。当然私に才能はなく、今に至る…わけであるが(若気の至りその1)。


好きな作家のカーソン・マッカラーズ、カポーティ、コクトーの前でしばし立ち止まる。


ペンの貴重なドローイング。このタッチもすごく好き。写真や映像に詳しい友人のおかげで、現像手法の変遷なども解説してもらえて興味深かったなぁ。


さぁてお次は、これも楽しみにしておった「川久保玲/コム・デ・ギャルソン」展へ。と、ギャラリーに入ったところで「あと15分でクローズです!」とのアナウンスが。えええー。そんな…。圧倒的なペンの写真の数々にのめりこみすぎ、時間配分間違えてもうた…。とりあえず早足で見て回る、まわる。


ちなみに展示テーマの副題は、「アート・オブ・ザ・イン・ビトウィーン」。そう、すべての展示コーナーが不在と存在、デザインと非デザイン、ファッションとアンチファッション、これからと今、個人と他者……といった具合に対比され呼びかけられておるのだ。まさに「その間」、カテゴライズされない「隙間」をを川久保さんのデザイン自体が見事にあらわしているともいえる。服か服に非ずか、なんてまさにそのものじゃ。


昔、職場におされな友達がコム・デ・ギャルソンの穴あきだぼだぼパンツやカラスみたいなマントを着てきたときの衝撃は忘れられない…。面白い80年代だったなぁ。などと自分も裾がピーターパンみたいにギザギザになったスカートとかパラシュートみたいなベストとか、かなりヘンテコな恰好をしていた昔むかしを思い出したのじゃった。若気の至り、になるか、あの頃は先端のお洒落をしておった、になるかは人生模様よのう(我、明らかに前者)。

The Metropolitan Museum of Art
1000 5th Ave, New York, NY 10028

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