2017/12/31 (Sun) とぶさかなにて、ハタハタの卵に魅了され


本日は母の眼科、予約を取らない激混み医院なので、妹が順番とりをしている間に両親連れて銀行管理に父のユニクロダウンなど選び、眼科に送り届ければついにきたよの白内障の手術勧告。老親のあれやこれやはノンストップなのであった。
そして夕方から下北沢に呼ばれ呼ばれていつもの店へ@とぶさかな。呼ばれたトロ箱が輝いておるのは、単にカメラが調子悪いせい。本当にいよいよ、買わないと、なのである。


音楽出版社時代の仲間たち、通称アホアホ会のメンツで今宵も鮮魚をいただきく。同じ世代の友人などはもっと大変な環境にいて、笑いながらグチり、こぼしながらアホ話。人数ぶんだけきちんと数のそろえられた刺身盛り同様、私たちの数ぶん、人生の物語はあるんだのう。筋子を頼んだら、「いかにもなチョイス…」と解りつくされているのもうれしや長年の仲間たち。


銀杏熱いよ、うまいよ。私は猫舌のうえに猫手なので、あっちち…。


梅のさわやかな酸味が穏やかに鰯の強さを包みこむ鰯の梅肉煮。ハタハタの塩焼きに、右うえはなんと初めていただくハタハタの卵(ぶりこ)。ねばとろのあとを引く食感にひそむ驚くほどのうま味、大好きな魚卵にまた秘宝が加わった。また来年も出会えるといいなぁ。って魚愛に関しちゃ鬼に笑われる。


「牡蠣は蒸す人、生な人~」の問いに、はーいと蒸しに手をあげる。NYでも美味しい生ガキは食べられるから、逆に向こうでは珍しい蒸しに手が伸びる。蒸気を閉じ込めふっくらまろやかみを帯びた牡蠣に、お酒おかわりっとな。


かれい唐揚げ、他にもだし巻き卵やらなんやらもっと食べた気が。
「ともそには戻ってきてから伝えようと思って…」と友人がおずおず切り出した胸痛む報に思わず涙がこぼれたり(あー人前で泣いたん、久しぶり)、アホアホ話に笑いこけたり、忙しい晩じゃった。このメンツでは数えきれないほど飲んでいるけれど、今日の会のことはきっと忘れられぬ予感がする…。
来年も元気でアホアホしようね。

とぶさかな
東京都世田谷区北沢2-15-5

◆去年はむかごがあったなぁと思いだしておる記事は、こちら

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2017/12/30 (Sat) 塚越コンビーフで贅沢無限ピーマン


本日は東京さ出ずに、実家日。といっても安息日などではなく、妹の運転で両親と買い物に出かけ、業者との廊下補修工事の打ち合わせをし、両親の健康診断の申し込み用紙に記入し、限りなく続く片付けに掃除、とまぁ実家にいるほうが忙しいわけであるが。診断用紙の問いを、そのまま両親にぶつけてみる。「もう少し運動をして生活を改善しようという気持ちがある?ないよね?」「ないね」「なし!」と打てば響く即答が。この親にしてこの子あり。血は深い。
そんな日の晩ごはんは、鰤塩焼きに大根おろしとすだち。脂ののった鰤は、ただ焼いただけなのにかりっと揚げたように香ばしく、うまいこと。


そして、じゃーんと古臭い効果音とともに登場する、これがうわさの千駄木の越塚ハムのコンビーフ。一度食べてみたかったので、谷中散歩日に友達に「連れて行ってね」とお願いしていたところ、あいにくの定休日。わざわざ事前に買っておいてくれたのだった。みーちゃん、ありがとう。
いくつかに切り分けラップして冷凍しておけば、何度も楽しめる。


晩酌皿に、塚越コンビーフで贅沢無限ピーマン、エシャレット、そして母がこのところ凝って作っているピリ辛こんにゃく。糸こんにゃくではなく、手でランダムに普通のこんにゃくを切るのが母のこだわりらしい。むろん、出どころはTV番組の健康コーナー。健康診断の問診に、「やる気はないが、テレビの健康コーナーには影響されやすい」という項目を設けてほしいものじゃ。

家ごはんもの | trackback(0) | comment(0) |


2017/12/29 (Fri) ホリデーマーケット


すでに、日本とNYを行ったりきたりの時空を超越するブログになりつつあるのだが(写真の整理がのろいうえ、単に思いつきで書いておるからそういうことになる)、本日はここに行かなきゃ冬が始まらない、のホリデーマーケット@ユニオンスクエアへ。


私はただ、ふんふんふんと楽しく色々な店を眺めているだけだが、「ギフトを買わねば」というこの時期特有のアメリカ人的プレッシャーにさいなまれておる隊長の目はかなり真剣。だからもっと早くから探しておけばって毎年言ってるのに…(他人事)。
アップルサイダーは苦手だが、アップルサイダー・ドーナツは美味しいのう。ケヤキマークのNY市の公園&レクリエーション課のスウェットを買ったり、去年食べて気に入ったジャーキーをあれこれフレーバー違いで買ったり。あれ、ギフトに自分たち用のものが混じっておる。


パイナップルみたいな編み編みプラント・ホルダー、ほしい。と思い、いやこのパイナップル型が可愛いのだからいっそパイナップルをそのまま天井からつるしてはどうだろうか、という思いつきはたぶん間違っている。

散歩もの | trackback(0) | comment(0) |


2017/12/28 (Thu) 細野晴臣コンサート前のちょい飲み


一時帰国時にめったにコンサートに行くことはない。予定がつまっているのと、スケジュールが直前まで見えないことが多いからだ。でもこの日は別。細野晴臣さんときたら、見逃すわけにはいかんではないか。しかしいくら気合は満々でも、難関は抽選システムということだ。友人Bの「二人で2枚ずつ応募しておこうぜ」という抜かりない提案に従い、応募してみたらなんと二人とも当たった~。わーい今年のクジ運使い果たしたかもしれんけど構わない(どうせあと少しだし…)。
ということで残り2枚は先日も飲んでいた大学の音楽サークル仲間夫婦を誘い、別に応募していた友人とその息子さんの総勢6名での鑑賞と相成った。
皆は、どうせ、どうせ、どうせコンサートが終わってから飲むんだろうけど、哀しいかな海老名市民の私の終電は早い。そこでBに「私は早く帰らないといけないから中野で早飲みしようよー♪」と誘いかけたのである。しかしBが探しておいてくれた店はまだ閉まっており、別候補のこちらの割烹へ。店構えからして、よろしい感じ。


細野さんライブへの期待を分け合いながらの、喉を心地よく滑る菊姫のあらばしりに、


ネギのヌタ。酢味噌の甘酸っぱさがほどよく、ネギのあまさが冴えわたるのう。


タコのカルパッチョ、繊細なドレッシングにとびこのぷちぷち感に飾られたタコを嚙み締める。うーん、ライブ前だから飲みすぎ厳禁じゃが、おかわり一杯くらいいいよね、いいよね、とBとうなずきあう。


そして、店に入る瞬間からお品書きにあるこの存在に強く強く惹かれた、せいこ蟹。卵にみそ、蟹肉の滋味。三位一体の見事な風味のフルコースに酔いしれる。今年はタイミングが合わずR天様から注文しそこねたあなたに、まさか中野で出会えるなんて。そういえば私は中野生まれ、中野の神さま(どちら様?)が引き合わせてくれたのじゃろうか。


と、すっかり場に馴染みすぎてすぐ近くの中野サンプラザにたどりつけないのではないか、という調子になってきたところで、仕事を終えたSくんも合流。カウンター3羽鳥。お揚げとぜんまいの田舎煮が、優しく深くしみる味。


小ネギにまみれたあん肝をいとおしく味わったら、それではそろそろ行こうかのう、細野さんのもとへ。
よき音楽仲間たちと敬愛するアーティストのライブへ出向き、美味しいお酒を啜る。こんなことを長年続けている人生は(あれこれあっても)わるくないのう。



ほろ酔いできく細野音楽の心地よきこと。もちろん数10年ぶりに見る細野さんのライブは最高で、「もう最後の曲?よかった…」といつもの倦怠ぎみ飄飄モードで呟きつつも、若きサポートメンバー達との演奏をご本人が何より楽しんでおられたようだった。

大将
東京都中野区中野5丁目57−5

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2017/12/27 (Wed) タカマルで海鮮三昧


本日は、元&現ソニーの楽しい仲間たちと魚食べよう会@タカマル鮮魚店。ビニールの奥の店の明かりが、とてもキレイよ、シンジュク~♪
新宿に何店舗かあるこのタカマルさん、築地に買参権を持つ卸売直営の飲食店だけあって美味しい魚がリーズナブルにいただけるらしい。魚に日本酒。それさえあれば、魂が「ああ、日本はいいねぇ」としみじみ震えるのである。


突き出しの貝の中身を完璧に取り出すことに命を賭けておられる名翻訳家のO田さんが、真剣に楊枝で貝と格闘しておられる。失敗は許されないという顔だ。しかしやや失敗してへこたれている。次の翻訳にこの敗北感が影響しないか心配になるほどだ。
たっぷりの嬉しいあん肝に、右下は鶏皮ならぬまぐろ皮ポン酢。どうだどうだと旨味を押し返してくる歯ごたえに頬がよろこぶ酒すすむ。


弾力ならこちらも負けとらんタコ唐揚げ。にんにくきかせたパンチあるタコにレモンきゅ、マヨネーズちょろり、七味ぱら。完璧なるひと口が完成する。


海鮮づくしの中にじわりとうれしいポテサラ、少し甘酸っぱいこの正統派の味がいい。
このメンバーでNYで何度か遊んだ楽しいNY話など振り返りつつも、介護の苦労、実家のお世話話などが次々差し入れられてくる、そんな世代。皆、頑張っておられるのだな。励みになるな。育ててもらった者をできる限りの範囲でお世話する、それが人生ってものなのだな。


えぼしにも負けちゃいないよ、しらすおろし。しらすの塩味があるから、醤油はいらない。大根おろしとあまり混ぜずにさっくりと口に入れる。魚でありながら、このとてつもない清涼感ときたら。


マテ貝は砂抜きが難しいときいて自分では調理したことがないけれど、こんな素晴らしいだしが出るんだのう。しみじみと貝の滋味を啜り、弾力ある身をかじる、いとおしい繰り返し。


おっと、ここにきて、じゃがいも明太グラタン人気が大浮上。人工的な明太ソースの赤もまた、この西新宿に似合うのだ。


そして締めはここではやはり炭水化物ではなく、魚なのである。どれも新鮮な刺身盛りニーキュッパッ! こんな値段でかたじけない、といいつつ、色艶よろしい厚切りの刺身を口に運ぶ。新宿は好きな魚米もあるし、魚の充実した店が多くてうれしい。
ジュクでセンギョ(まぁ念のため言っておくが、熟女に鮮魚、ではない)。これからもこの線で、帰国時は精進していきたい。
そして皆々さん、おそるべき方向音痴な私のためにわざわざ新宿駅でお見送りしてくれてありがとう。また来年、ジュクでセンギョよろしく哀愁。

タカマル鮮魚店
東京都新宿区西新宿7丁目15−1

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大江千里さんとの対談掲載されました。
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