2013/10/29 (Tue) 特大・金目鯛のあんかけ


終日、雨だったのでろくな観光もできず、まあ温泉の旅なんてそんなもんでいいんじゃ、とも思いつつ、さ、2日目の晩ごはん。いつもの野中丸、どどん。昼間の野良さんたち、この立派な魚の骨がまたまわってくるといいのう。


蟹をほじほじしたり、柔らかな角煮をつついたりしながら、明日は「高原に行って、ススキを見るんだよ」と両親に説明。ああ、この方向音痴で親からも笑われておった私が、ツアコンのごとき真似をしておるとは。人間やればできるもの。ま、道は相変わらず間違えるが、高齢の親をそう歩かせるわけにも行かないので下準備も大変なわけである。
それにしても、この豪華勢のなかでひときわ地味なもずくの寒天寄せにとろろが、意外に旨し。


そろそろ小鍋が沸いてきたので、


金目鯛をしゃぶしゃぶっと。金目が泳ぐのは、ミネラル豊富な自家源泉の温泉水。これ、普通の白身だと淡白すぎるが、ほどよく脂ののった金目だからこその旨さだのう。


ここで2晩目恒例の金目の中華風あんかけ登場。
うわ、いつもにましておっきいと感嘆しておると、昨日の仲居さん、「お客さんたち、いつも来てくれるでしょ。だから料理長に頼んで、特別に大きいのにしてもらったのよお。おかみさんに内緒ねっ」と。あわっ、ありがとうございます。なんでも彼女と現在の板長さんは同じ職場からきたそうで仲良しなのだとか。いいなあ、そういうの。伊豆の海鳴屋旅館と呼んでしまいたい。
海鳴、といえば、私は雨や台風の時に露天風呂に入って海を眺めるのが好きじゃ。暗くて不穏な夜の海音、わくわくする。あとでまた入りに行こうっと。


もう食べ切れん、と思いつつもつい手を出してしまう衣さっくさくの天ぷらに、松茸とつみれのお吸い物ときて、


木蓋を開けると、桜海老の炊き込みご飯がふわっといい香り。大学のときもよく友人たちと伊豆に来たものだが、あのころはすかさずお握りにしてたなあ。なんてことをうっかり言ったら、おばちゃんすかさず「あらー、してあげるよう!?」と。
いえいえいえ、と激しく辞退したところ、「じゃあ炊かなかったほうのお釜は(もったいないので、1つしか火をつけてもらわなかった)は若い従業員にまわすわね」と。
もったいないおばけがそれ聞いてほっとした。

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