2013/10/30 (Wed) 雛の館でつるし飾りに見惚れる


稲取といえば雛のつるし飾り発祥の地。宿から歩いていける距離なのに、行こう行こうと思いつつ、なぜだか何年も行きそびれていた稲取文化公園内の雛の館。たまたま細野高原からのシャトルバスがここに停車したので、今日こそは、と足を踏み入れてみる。


おお、館内にひしめくつるし飾り、圧巻のひとこと…。いままで小さなお店に飾られたつるし雛見るだけできゃっきゃ喜んでおったのに、どうしてもっと早くこなかったんだろう。


雛のつるし飾りは、子や孫の成長を願ってひと針ひと針心をこめて人形を形づくっていくあたたかな風習として、江戸時代から引き継がれているものだとか。
子どものすこやかな成長を願う、這い子人形や、


福を招く姫だるま。赤が、ほうそうよけの呪物だという。ほかにも、「厄がさる」の猿や、長寿の象徴の鳩、厄をとばす羽子板、五穀豊穣をあらわすすずめなど、無数につるされた飾りのそれぞれになんらかの意味(とか駄洒落?)がこめられておるのだ。


日本三大つるし飾りとよばれるのは、稲取のつるし雛と、こちらの酒田の傘福に、


福岡は柳川のさげもん。さげまんじゃ福が下がっちゃうが、さげもんは福がぶらさがっておるのである。手にとってポケットに入れたい、その福。強欲。


お雛さまだけじゃなく、凛々しい顔の五月人形も。でもやっぱり私には、それぞれの形に意味がこめられたつるし雛をひとつひとつ眺め愛でるのが、楽しいのじゃった。赤が多いのは、やはり魔よけの色だから、のようで。


きらきらと光る綺麗なこれはなんだろう(光り物好き)、と眺めたら、「金目鯛の鯛の鯛」だって。金目鯛一匹から、二つだけとれる胸ひれの付け根の骨が鯛の鯛。「幸運に恵まれる」「お金が入ってくる」という縁起物として、この土地ではお財布に入れる人も多いらしい。
ちぇ、知ってたら、昨夜の金目の姿煮からさがしたんだけどのう…。

稲取文化公園 雛の館
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1521-3 

旅もの | trackback(0) | comment(0) |


<<あわびをしゃぶっと | TOP | 高原で、あぶりさんま棒寿司>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://tomoson.blog34.fc2.com/tb.php/1520-5c5a7c50

| TOP |

野中ともそ tomoso nonaka

こんな者です↓
おひるねスケッチ(本館サイト)
Profile
著作リスト
Twitter @tomosononaka

いまんとこニュース
大江千里さんとの対談掲載されました。
小説すばるにて連載エッセイ始まりました。
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
クロワッサンに書評載りました。
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
クロワッサンに寄稿しました。
国際子ども図書館の展示解説本に掲載されました。
JAL skywardに寄稿しました。

calendar & archives

new entry

category

new comments

books


ぴしゃんちゃん

つまのつもり

海鳴屋楽団、
空をいく

銀河を、
木の葉のボートで

鴨とぶ空の、
プレスリー

おどりば
金魚

チェリー

世界の
はての
レゲエ・バー

Teen Age

もぐらの
バイオリン

フラグラーの
海上鉄道

search

links

RSS