2013/11/14 (Thu) ビストロにてエゾジカにうなる


そろそろ1ヶ月以上にもわたる日本帰国も終盤戦となってきた。ああもうこんな旨い刺身も焼き魚も煮物も、めったに食べられなくなるのかぁとさめざめしつつ、じつはそろそろ洋風の味付けも恋しくなっておる今日この頃なのじゃった。このブログを見ればお解りのように、別にNYでも家ごはんの和食登場率すくないし…そもそもわけわかんない物食べてるし。
そんな時にいつも美味しい店を抜群の勘と情報力で選び出してはお声をかけてくれるMさんから、魅惑のお誘いが。恵比寿のこじんまりしたビストロ? いきますいきますともっ。…で案の定道に迷って(駅から3分なのに。地図も持ってるのに)店に電話したら、店の人が外に出て待っていてくださった。それだけでもう良き店の予感…。


アミューズは、フォアグラのクレームブリュレ。さくっとスプーンを割り入れれば、フォアグラがほんのり香るなめらかなクレームが舌にとろりん。旨くないわけがなし。Mさん、最初は泡。炭酸苦手な私はのっけから白ワインで美味しいものと再会に乾杯。


ノルウェーの鮭と宮城の鯖の前菜はビーツのクリーム、くわいのチップスなど遊び心満載。季節の食材が織りなす色でお皿は彩り鮮やか、スケッチしたくなってくる。といいつつ、すかさずいやしんぼ思い出写真を撮る無粋野郎。


帆立の巣篭もり風に雲丹ソース。もろちん美味ソースはパンでぬぐって綺麗にいただく。


メインは二人ともエゾシカのローストを。はじめて鹿肉を食べるというMさん、「普段ならぜったい選ばないんだけど…」と言いつつ、おそるおそる口に入れた途端、「美味しい~」と声もとろけた。私もまだ鹿肉は開眼したばかりだけれど、薔薇色の肉はまるで臭みがなく柔らかで優しい味。どうしてこんな完璧な焼き加減にできるんだろか、それは素材のたしかさとシェフの腕。


おやイカ墨?と目をむいた黒い麺、じつは竹の炭を使っておるのだとか。そしてこのコシのある真っ黒くろ麺を、


こちらの濃厚な蟹味噌ソースにつけていただくと、そりゃもううっとり。どの料理もつけあわせの隅々までシェフの創意にみちていて、愉しいやら美味しいやら驚くやら。


デザートには栗のミルフィーユ。栗好き、層好きには文句なしの御甘じゃよ。ここでも工夫溢れるお皿は、一見普通のバナナまでがアップルバナナというりんごの香りのするバナナなのにはびっくり。
美味しいものの話をしながら、美味しいものをいただくこの幸せなひと時よ。Mさん、今年もまた素敵な店に連れて行ってくれてありがとう。いつかニューヨークに来られる際は、こちらも美味しい店を探しておくからね。えっと、居酒屋じゃなくて、たぶん…。

レ マリアージュ ドゥ ガク
東京都渋谷区恵比寿1-4-1

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