2014/03/06 (Thu) 胸腺には出会えたが


本日のお楽しみ晩ごはんは、郊外のキュル・ド・サック地区のLe Ti Buchonへ。ここはすべて屋外のテーブルなので、しっかり防虫対策をしてから出向くのであった。名物のオーナー・シェフ、モモさんがいつものようににこやかに迎えてくれたけれど、あれっ、なんだかスマートになっておられる。聞けば40ポンド以上痩せたのだとか。お酒もやめたとのことで、健康上のことなのではと心配になるがむろん突っこんで聞けることでもなし。でも饒舌ぶりはかわりなく、安心。


アミューズはほんのりと上品な甘さのカンタロープのガスパッチョ。


うーんうーんと迷ったけれど、前菜にはフォアグラではなくエスカルゴを。パセリとガーリックのクリームをまとったぷりぷりのエスカルゴ、はい、ワインすでにおかわりで。


サラダもついて、なかなかのボリューム。これにバゲットだけで簡単な食事になりそうじゃ。


こちらのエスカルゴも面白く、ブイヤベース仕立てになっているのだ。「北から南にやってきたエスカルゴのブイヤベース」なんて名が。コクのあるシーフードのソースに浸かったエスカルゴもまた旨し。


以前来たときに「いいのが仕入れられなかった」と食べ損ねた仔牛のスウィートブレッド(胸腺)が前菜にあったので、私はそれをメインに。グリーン・ペッパーコーンとミント、ハーブを使った冷菜でゼリー状になったところは、ちょっとヘッドチーズのような雰囲気。うーん、でもこれはちょっとぱさつき気味なのとタイムの味が効きすぎなのが残念。やっぱりスウィートブレッドのしっとり柔らかな風味を味わうには、素直にソテーした方が美味しいのかのう。


こちらの鴨のコンフィは相変わらずの美味しさ。


じわんとにじみ出る鴨の旨み…。
ただ、モモさんの心境と体調の変化にともなってか、以前のパワフルさが心なしか落ちたような。逆にいえばあっさりヘルシーなフレンチ。「このマッシュポテトの美味しさの秘訣? そりゃ半分はバターだからさ、はっはっ」と豪語されていた、あの禁断のこってり加減もやや懐かしい。
ちなみにお隣の席で、優雅にひとり食事をしていたアメリカのご婦人が素敵だった。好奇心いっぱいでモモさんにあれこれ食材やワインについて訊ねながら、ゆったり優雅にと食事を楽しんでおられた。島のフレンチレストランでおひとり様ご飯をしている人はあまり見かけないけれど、万一ひとりで来るときもあんな風に過ごせるといいなと思ったのであった。そういえば長いこと、ひとり旅してないな…。

Ti Bouchon
110 Route Cul de Sac, Cul de Sac, St Martin 
◆去年の誕生日ナイトに来た記事は、こちら

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