2015/06/12 (Fri) 漆黒のパスタ


いとおしき漆黒のパスタを求めて、フラットアイアン地区へ。そういえば昨日もこの界隈をうろついておったなあ。
タツノオトシゴが目印のこちらはZero Otto Nove、ブロンクスのイタリア街に本店のある南イタリア料理のお店。店名は、イタリア語で0、8、9の意味らしい。どうしてつけたんだろう、ははぁんきっとブロンクスの本店の住所がそうなんじゃな(NYでよくあるイージー・レストラン・ネーミング)。とそのためだけに検索してみたら、別に関係ない住所であった。ち、検索損(合理主義な一面)。


まずはここにきたらグリルド・オクトパス、Polipo Alla Griglia。思えば昨日もこの界隈でこの時間に焼きダコ食べておったなあ。デジャブのようだが、昨日はギリシャ風タコで今日はイタリア風。…大きな違いのようだが、実は味のよく違いがわからない。でも柔らかく下処理をかりっと焼いたタコは香ばしく、足の先の先まで旨し。ケイパーを効かせたソースに下に敷いたカネリーニビーンズもとろとろで、タコにまろやかにまといつく。


そら豆とアーティチョーク、カチョチーズのソテー、Fava, Carciofi and Cacio。好きなものばかりが集まり質のいいオリーブオイルを浴びたら旨くないわけがない。ああ、もったいない、と一口ずつほくっとかみ締める。私だったら、この3種の食材を一度に使うのがもったいなくて、ひとつずつ使いそうじゃ。単なるケチ。


肉好き男子陣は本日のメニューから迷わずワイルドミートのグリルを選んでおった。ワイルドボア(猪)、ラム、鹿の盛り合わせ。猪がとくに脂がのって柔らかく美味しかったなあ(→全部味見させてもらった)。


さぁ待ちかねたものがやってきた。
Linguini al Nero di Sepp。海の豊穣な香りをどっしりとふくんだ濃厚な漆黒のソースは、角ばったリングイネにイカの足のごとくよく絡みつく。これを食べたら、麺に練りこんだだけのイカ墨パスタなどあまっちょろくて物足りない。ないない。


大満足のため息を、艶々飴色のグラッパのグラスに落とすのであった。いつかブロンクスの店でも食べてみたいものだ、と思い続けながらも、美味しいものを食べた後の帰り道の遠さがねぇ、と躊躇する軟弱者…。

Zero Otto Nove
15 W 21st St. New York, NY 10010

◆初めて訪れて真っ黒パスタに歓喜、の記事は、こちら

| trackback(0) | comment(0) |


<<燻しブランジーノに燻しリブ | TOP | ベランダ燻製隊~虹鱒二尾は場所とるのう>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://tomoson.blog34.fc2.com/tb.php/2175-a0f383fe

| TOP |

野中ともそ tomoso nonaka

こんな者です↓
おひるねスケッチ(本館サイト)
Profile
著作リスト
Twitter @tomosononaka

いまんとこニュース
大江千里さんとの対談掲載されました。
小説すばるにて連載エッセイ始まりました。
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
クロワッサンに書評載りました。
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
クロワッサンに寄稿しました。
国際子ども図書館の展示解説本に掲載されました。
JAL skywardに寄稿しました。

calendar & archives

new entry

category

new comments

books


ぴしゃんちゃん

つまのつもり

海鳴屋楽団、
空をいく

銀河を、
木の葉のボートで

鴨とぶ空の、
プレスリー

おどりば
金魚

チェリー

世界の
はての
レゲエ・バー

Teen Age

もぐらの
バイオリン

フラグラーの
海上鉄道

search

links

RSS