2015/08/15 (Sat) Salamにて中近東をさまよう


元ニューヨーク住まいの友人Mじが西海岸から里帰りしておるので、彼女おすすめの中近東料理の店Salamへ@グリニッチヴィレッジ。友人いわく「南カリフォルニアには美味しいギリシャと中近東料理の店がないのよね~~」とのこと。やっぱりエスニック系はNYが強いのう。
そして、この入り口の可愛さにのっけからノックアウトされてまう。タイルのテーブルや壁や窓枠の色合いそっくりそのまま、わがしょぼいベランダにお持ち帰りしたい…。


Mじが長年通っているお店だということで、お店の女主人の方からこんな豪華な前菜の大皿がサービスでどでーんとテーブルの真ん中に。たっぷりのハマスにタブレ、ババガヌシュにドルマ。い、いいのでしょうか。これでおなか一杯になっちゃって他の料理の注文が減りそうなんですけど。もちろんふっかりしたナンもご一緒に。
いかん。遅れて合流するもう一人を待とう待とうと言いながら、つい手がハマスをナンにのせ、フォークがパセリとレモンの風味爽やかなタブレサラダをすくう…。


好物のファラフェル。最近はまんまるボール型よりこのドーナツ型が気に入っておる。かりりと揚がったファラフェルを齧れば、素朴なひよこ豆の風味が顔を出す。素材を味わっているんだなあとしみじみ実感しながら、ひとりワインを。そう、友人たちはお酒を飲まないのだ。それなのに長年仲良しというこの不思議。でも、ないか。


北アフリカのソーセージ、メルゲス。このスパイシーなラム肉のソーセージが大好きなのじゃ。灼熱の大地を思わせる、情熱的なスパイスの刺激。力強いラムがますますたくましさを増し、口のなかは燃えさかる。これを切っては口に入れ、ゆっくり咀嚼するだけでワインが1本あきそうじゃ。


三人で再会を祝いつつあれこれ談笑しておると、ここでお待ちかねの、友人断然お薦めのOUZIが登場。フィロ生地でライスを包んで焼き上げてあるので、少し時間がかかる料理なのだ。
チキン、海老、ラム等種類があるなか、Vegetable ouzi を。風船みたいに膨れた黄金色のフィロ生地にさっくりとナイフを入れれば、


なかから溢れるベジタブル・ライス。この味付けご飯がただものじゃない旨さである。ナッツやほうれん草、カリフラワー、ナス、ズッキーニ、人参、グリーンピース。食感を巧みに残した野菜たちがスパイスの効いた米のあいだをすいすいと自由に泳ぎ、そこにぱりっとしたフィロの食感もくわわり、三人でうなった。おなかはすでにクチくなっているのに、サワークリームベースのソースをのせながら食べる手がとまらない。


あまいもんは別腹のお二方…。よけいな手を加える必要のない、温かで美味しい昔ながらの中近東料理。そして素敵な前庭のタイルを味わいに、かならずや再訪したい店となった。

Salam
104 W 13th St, New York, NY 10011

阿、中東 | trackback(0) | comment(0) |


<<ココナッツオイルに傾倒中 | TOP | 辛酸っぱヤムママー>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://tomoson.blog34.fc2.com/tb.php/2243-98b22f25

| TOP |

野中ともそ tomoso nonaka

こんな者です↓
おひるねスケッチ(本館サイト)
Profile
著作リスト
Twitter @tomosononaka

いまんとこニュース
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
週刊NY生活に書評&コメント載りました。
クロワッサンに書評載りました。(
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
文庫『ぴしゃんちゃん』出ました。
新刊『つまのつもり』出ました。(2014)
クロワッサンに寄稿しました。
国際子ども図書館の展示解説本に掲載されました。
JAL skywardに寄稿しました。

calendar & archives

new entry

category

new comments

books


ぴしゃんちゃん

つまのつもり

海鳴屋楽団、
空をいく

銀河を、
木の葉のボートで

鴨とぶ空の、
プレスリー

おどりば
金魚

チェリー

世界の
はての
レゲエ・バー

Teen Age

もぐらの
バイオリン

フラグラーの
海上鉄道

search

links

RSS