2015/11/12 (Thu) 箱根の晩ごはん~一夜目


さぁようやくお楽しみの晩ごはんタイムがやってきた。今年は箱根の噴火や母の入院予定とあれこれあったので、「とにかく無事に来られてよかったねぇ」と乾杯。じぶんにも「とりあえず一夜目任務遂行」とおつかれ乾杯。
なにせ親が年をとると共に、段々と添乗員任務も難易度を増してくるってものである。あれ、いないなと思ったら好き勝手なロマンスカーの列に並んでおるし(その列を選んだ根拠を知りたい)。一昨年まで行っていた伊豆稲取と混乱しちゃって、△△ホテル(伊豆で長年泊まっていた宿)はこっちか?と勝手に歩こうとするし(でも私のほうが方向音痴なので偉そうなこともいえない)。
さて、宿の御献立。おわかりでしょうが、ここからお品書き丸写しである(ブログの意味って?やりがいって?)。
先付けは、箱根の湯葉葛寄せ。蟹黄味煮。栗、赤ピーマン、枝豆の銀餡、山葵添え。箱根の紅葉はまだ少し早いが、お皿は彩りよく秋が訪れた。
雑賀の梅酒はあまいので母(下戸)にずいと進呈し、我は冷酒をば。


お造りは、まぐろ、かんぱち、駿河湾のおなが鯛。ああ、イキのいい魚じゃのう。とくにおなが鯛が旨し。というのもこの旅館、徒町で魚屋さんをやっているそうなのだ。
とここで父、いきなり「これ、旨いな。お替りもらってくれる?」ええー、懐石だから。お替りとかないから。いままでの宿は一度にどーんと並ぶのが常だったので、これで終わりかと思ってしまったらしい(簡素な宿すぎだろう)。とっさに添乗員マスクをかぶり、「お次もきますのでもう少し様子を見られてからのほうが」。


金目、しめじ、銀杏、紅白玉の茶碗蒸し。口のなかでとけていくやさしく清楚な卵に時おり顔を出す素材の楽しさ、全体を撫でる柚子香。茶碗蒸しにはそう興味がなかったのだが、これは美味しかったなあ。がさつな性格が優しくなれそうなお味。無理か。


八寸は、かますの一夜干しにかぼす、陸蓮根豆腐に辛子酢味噌と花穂。大豆旨煮。乾酪羹。大山鶏南蛮。牛肉炊き込み押し鮨。酢取り茗荷。菊菜菊花じゃこの浸しなど。


中鉢には、足柄牛玄米饅頭のソース掛け、姫人参。ふっかり団子を噛めば、甘辛い牛の風味が濃く染み出てくる。これはうちの親、好きそうだなと思ったらあっという間に平らげておる。ゆったりとした食の間を遊べぬ、親世代…。


焼き物は、秋鮭照り焼き、いくら養老掛け。丁寧なだしで伸ばしたとろろをソースに使う案、いただきやした。


留肴には、秋刀魚有馬煮。近江蒟蒻、秋茄子、青唐、菊花酢取り。この後に食事でつや姫、赤だし、薩摩蒸し、布海苔に日本一の香の物など続いて、水菓子は果物ゼリー掛けと杏仁豆腐。
途中で満腹のせいか、添乗員業務で忙しかったせいか、酒が進んだせいか、写真放棄…。
それぞれの素材に手をかけた、箱根の秋を感じさせてくれる御献立だったなぁ。ごちそうさま。さぁ、すこし休んだら、もう一風呂あびよか。父、母は夜更けの露天に興味ないので、湯船でほっとひとりになる時間。月夜に、来年も来れますようにと願掛けしてみる。

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2015/11/12 22:51 | [ 編集 ]


鍵コメMさん★ 

茶碗蒸し好きなのねー、箱根行く時には言ってね、どこの旅館かお伝えするので♪ もれなくハングリーな鯉の池つき(笑)。
母はまだ大変そうだけど、ゆっくりと前進している模様。色々とありがとうね~。

2015/11/14 13:47 | ともそん [ 編集 ]


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2015/11/14 15:58 | [ 編集 ]


鍵コメMさん★ 

行く時はメールしてねー、情報お伝えするよん♪ 私は来年はもう一軒気になる旅館にいってみようかなあ、と♪
ターポン、画像検索するとけっこう怖いかも…。

2015/11/14 22:31 | ともそん [ 編集 ]


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