2015/11/16 (Mon) 晃月にて白子と仙鳳趾の牡蠣


母の退院、そして術後がやや安定してきたのを見計らい、途端に飲み屋へと繰り出す親不孝もん。でも一応晩ごはんの支度はしてからね、ってなんだか不良主婦の心もちを味わっているかのような。今晩は大学のバンドサークル仲間と1年ぶりの晃月、ああようやっと今年も来れた。
いつものようにまずは胃にほっと優しい味のお通しに、あれ、右下はなんだったけな。Bせんぱぁい(こんな時だけ先輩扱い。見てないだろうけど)。


ここに来るとかならず頼む茹であげ野菜。いつもはキャベツが多いけれど、今日はブロッコリと蓮根で。ただ茹でただけの蓮根、歯がほくりと沈むこの絶妙な火の通し加減にほっとするのう。自家製胡麻ネーズも旨し。


活ツブ貝刺しは北海道からここ下北沢まではるばると。噛めば活きのいい海が弾け出てくる。冷酒、おかわりぃ、と言いながら私とYちゃん、鋭くBンさんの恋話を勝手に仕立て上げ、盛りあがり、つっつきまくる。これは昔から。男は口に出さんからなぁ。


これも北海道は仙鳳趾(せんぽうし)の生牡蠣。仙鳳趾の少しきつめの潮の流れと低い水温に耐えるかのように、きゅっと身をしめた大粒の牡蠣。あまい。濃い。舌がひんやりと幸せを浴びておる。


本日は鯖がないのが誠に残念だけど、いつもの真鱈白子は待っていてくれた。本日は塩焼きで。ここはお店の人も雰囲気も控えめで感じがいいのだが、この白子はメニューに「極上品」とあえて書いてある。うんうん、えばっていいよ、この味は。本当に極上のとろみと歯ごたえ、色っぺえ味なのだ。


大根のそぼろあんかけ、半熟卵のせ。あったかな出汁が染み込んだ柔らかな感触が恋しかったことに、口に入れてから気づく。私とBンさんだけだと魚物に珍味ちびちび、に走ってしまいがちなところを、おっとりYちゃんがいつも補ってくれる。


飲んでいるときは普通は甘いもんはいただかないのだが、ここのまっ茶味のわらび餅は特別。ぷるるんと口に含んだら、さぁお次はいつものラカーニャへ。一杯(ほんとか?)のラム酒と音楽仲間が待っている。
しかし私たち、いったい何十年一緒に飲んでおるんだろうねぇ。なんだか互いを知り尽くしているようで、やっぱりわからないところが面白いのう、人間は。

和みや 晃月
東京都世田谷区北沢2-9-2

◆昨年の記事は、こちら

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