2016/02/14 (Sun) 牛若丸にて、冬の寿司


金沢にてさんざん海鮮三昧したというのに、NYに戻ってきてもやっぱり食べたい、牛若丸さんのお寿司。チェルシーに移ってほんの少し遠くなったけれど、それでもまだまだ地下鉄1本でさっといけるのがありがたし。
いいこと?(なぜ少女漫画風)日本で食べたお値段と比べちゃいけないのよ? この街で新鮮な日本のネタを出すために皆さん頑張っていらっしゃるのよ、などと歯軋りで言い聞かせつつ、お酒は伝衛門の大吟醸を。一時期好きでよく買っていた新潟のこのお酒、久々にお目にかかれて嬉しいのう。お通しのひじき、酒のお供にはこのぐらいこっくり濃い味が似合う。


あん肝がなくちゃ生きていけない。ちょうどいい塩梅の酢に浸かったピーチオレンジの肝、もみじおろしをちょいとのせて口に入れれば、まろやかな深海が広がりうねる。え、まろやかな深海?(校閲、入りマぁス)


さよりって、光り物のなかで本当に爽やかな立ち位置をしておると思う。濃い目の猛者勇者が揃う部活のなかでひとり涼しげな面立ちの細身の青年…という面持ちである。どちらもステキよ。


紫蘇の風味が利いた海老しんじょうは、熱々に粗塩をぱらっとやってさくっと齧る。


おお、キャビアなんぞがあるので頼んでみよう、と。「どこのですか?」と訊いたら、返ってきた答えが「黒いのです」。……色は地名じゃありまへん。というような野暮は言わず黙って、赤いイクラでもオレンジのたらこでもなく、黒い魚卵を受け取る。うずらの卵にキャビア、うん旨し。
うずらの卵、好物なのだが殻をむく手間と食べる時間が比例していなさすぎてなかなか手を出せない。


そろそろいつもの光り物、間違いなしのコハダに鯖。そしてこりっとイキのいい潮の味、みる貝。


とろたくに、雲丹。今度は「どこのですか?」「橙色のです」などという会話はなく、メニューにサンタバーバラ産と日本産があったので、本日は日本のものを。あまさにとろけて、頬がしまりなし。


帆立にぼたん海老、まぐろ赤身。ここのソフトシェルクラブ巻きは、シンプルで(よけいなソースがかかっておるのが苦手)蟹の風味をじゅうぶん味わえるのが嬉しいのう。最後は蟹のだしがたっぷり染み出た味噌汁。冬のお寿司堪能、ご馳走様でした。

Ushiwakamaru
362 W 23rd St New York, NY 10011

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