2016/02/25 (Thu) ジム・ショーの回顧展


Jim Shaw : The End Is Here @ The New Museum.
NYでは初めてとなるジム・ショーの大規模な回顧展を観に、ご近所のニューミュージアムへ。


西海岸を拠点に活動するジム・ショーのアートは、キッチュで野蛮、ポップなのにどろりと暗い。なんだか腕白だけど、アタマの中とっちらかってる男の子のダークな夢のなかを覗いたような感覚じゃ。もちろん、エッチを越えてエログロ、あたりまえ。


悪夢なのか耽美なのか、わからぬ夢のような。じっと眺めておると、いろんな音楽がノイズのように混じって聞こえてくる。ロックだなぁ。


上階に行くと、あれ?なんだか作風が違う。しかも微妙にヘタっぴなものも。と、よく見たらこの階は、ショーのコレクションを集めた階なのだった。70年代から蒐集しているというスリフトショップやガレージセールで買い集めた絵がずらずらと。あるよのう、フリーマーケットなんかで売られている、誰の物とも解らず微妙にデッサンもゆがんでいるのにどこか気になる絵。
ほかにも膨大な宗教関連のコレクションに、雑誌、タロットカード、レコード、図鑑…。ショーさん、相当の蒐集癖な様子。ヘンリー・ダーガーとの共通性を感じるのう。


さらに上階は、舞台背景と絵画などをあわせた巨大なインスタレーション。


謎のコミックのなかに彷徨いこんだようで、作品の隙間をぐるぐるとまわってしまった。宗教、コミック、風刺、偶然性、なにもかもがごっちゃになったチューブを絞りだしたような、ショーの世界。ああ、楽しかったけれど、美術館の外にでてもまだ頭のなかがわんわんと騒がしいのであった。

New Museum
235 Bowery, New York, NY 10002

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