2016/03/23 (Wed) 2016セント・マーティン島4日目~マリゴで画家の筆を見つめる


マリゴに、市場が賑やかな水曜や土曜でなく木曜日に来た理由はこちら。去年訪れた、カリブ印象派の父と呼ばれる画家、ローランド・リチャードソンのギャラリー。木曜はここでリチャードソンが作品を描く姿が見られるというのじゃ。
画家の作業風景を目にできるなんて、またとない機会。でも、私だったら鶴の恩返しじゃないが、とても絵や文を書いておるところなど見られたくない。いいのであろうか…、とどきどきしながら、ギャラリーの2階にある彼のサロンへと。


「お邪魔いたします…」と小さくつぶやいて覗けば、すでに何人かの見学者が静かに見守るなかで、モデル相手に筆をとるリチャードソン様のお姿が。しかも私がそうっと空いている椅子に座ろうとしたところで、ふっと優しい顔でこちらを向き、「あ、その椅子は穴が開いているから」と(ああ、帽子がおいてあるのはそういう訳だったのか)、みずから別の椅子を運んでくれたのだった。
なんとお優しい。同時に、そんなリラックスしたおおらかな態度でキャンバスに向かえる画家に敬意の念を抱く…。絵を描くことがそれだけ日常ってことなのかなぁ。


鮮やかな色を駆使しながら輪郭が出来上がっていくのを、固唾をのんでみまもりながら、ふと気づいたのは、


彼の左手。ただ後ろにまわしているのかなと思ったら、


たくさんの筆を握っているのだった。筆と色をその場その場で駆使しておるんだなぁ、と小さなことにも妙に感動。


この場にいさせてくれてありがとう、と静かにまた階段を下りてギャラリーを見学した後は、美しい中庭を眺める。
去年奥さんが、「ハリケーンにやられて酷い状態なのよー」と言っていた庭は(それでも素晴らしかった)、すっかり息吹を取り戻した様子。地面がまるで見えないほどの、花、花。


彼の描くフランボヤンの燃えるような花の色も、この庭も、南国の陽射しも、目にまぶしく優しいのう。
もちろん、花のまえでお決まりの記念写真も撮る、撮る(掲載、自粛)。

本日の虫刺され、1箇所。真剣に虫除けを塗り始めたので、まぁまぁ。でもまだ耳なし芳一。

Roland Richardson Gallery
#6 Rue de la Republique, Marigot 97150, St.Martin

◆去年のギャラリー訪問の記事は、こちら

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