2016/04/10 (Sun) イベットさんちのクレオール料理


一昨年、宿のお隣さんに教えてもらって以来、毎年通っておるイベット。クレオール料理の老舗店で、知る人ぞ知る、な店なのである。カルティエ・ドルレアン地区のそれこそ他に店もなぁんもない道に、ぽつんと建っている可愛らしい家が目印。最初に来たときは果たしてたどり着けるか不安で下見に来たものじゃ。


入り口に飾ってあったカリビアンな絵、いいのう。


皆にその料理の腕を愛されたイベットさんは亡くなられ、いまは親族の人たちが引き継いだこの素朴なお店、地元の人にも観光客にも人気。グランカーズのフレンチレストランなどは一切地元の人を見かけないから、こうしてバランスよくお客が入っている店を見ると、ちょっと嬉しくなる。
まずはサービスの揚げたてジョニーケーキに、忘れずに頼むレストラン特製のホットソース。これが辛くてひりひりでもう快感。


まずは定番のConch Yvette、コンク貝のイベット風。レタスのベッドににんにく、玉ねぎ、ホットペッパーとマリネされたコンク貝がたっぷりと。貝の風味にライムの酸味がほどよく染みこみ、柔らかさな歯ざわりの間からぴりっとスパイシーな刺激もたちのぼってくる。白ワイン、所望…。なんでも食べられるニューヨークでも、これには出会ったことないな。


ソルトコッドの揚げ団子、アクラ。これもしっかりハーブやスパイスが効いておる。正直な話、このアクラやクラブ・ファルシなどはロロでもそれなりに美味しいものが食べられるし、それだけならわざわざ暗い道を車走らせることもないのじゃが、


やっぱりこれが食べたかった、ガーリックチキン。こちらのメインが出てくるまでに「忘れられた?」というぐらい異常に時間がかかり、かなりむかむかしておったのだが。にんにくたっぷりのクリームソースが絡んだチキンを食べたら機嫌がすぅと直る。げんきんなものじゃ。人の怒りを鎮めるにんにくの偉大なチカラなり。これは胸肉だが、腿肉でもやってほしいのう。しかもこのレシピ、せっかく去年買ったイベットさんのレシピ本にも載っていないのだ。うーん、キッチンに忍び込みたい。


隊長が、うまうまうまと豆ごはんと一緒にかきこんだのは、


オックステール・クレオール。クレオールソースのなかでとっくりじっくり煮込まれたオックステール、肉はほろりと骨から崩れ、旨みやゼラチンの溶け出したソースがもう絶品じゃ。これと、前日の山羊のカレー。カリブの煮込み料理は本当に肉の旨みをひとしずくも逃がさない。さぁ食べ切れなかったぶんをソースの一滴まで包んでもらって、また暗い夜道を宿にもどろう。

Chez Yvette
Rue de Gumme Cellen, Quartier D'Orleans, St.Martin
Google地図を貼っとくので、行かれる方はご参考にどうぞっ。

◆イベットさんの料理本の記事は、こちら

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