
旅の終わり、毎年一度はやって来る、丘の上の土産小屋へ。パラダイス・ビューなる看板の立っている場所。小さなお土産屋さんにありがちな押しの強いセールス・モードなど一切ない、言い換えればやる気のない店が並んでおる。そんな店で掘り出し物を探すのもいいのだけど、やっぱりここからの眺めは最高。海と、カラフルな屋根のコントラストが好きなんじゃ。

年々、やる気のなさが増していく店…。日曜も閉まっているし、今日も閉まっている店がちらほら。もしやこのままフェイドアウト…? と思うと、やっぱり心配で来てしまう。親心。そもそもこの島の観光客はビーチで日がなのんびり派が多いから、ひっそりと丘のうえに立つ土産物屋は弱いよのう。いいのいいの、そのやる気なさがまたあなたの魅力。

オリエント・ベイのイケイケなビーチウェアのマネキンをちっちゃくしたような、ちっこいビーチガール発見。やけに口紅濃いし。

この後はオイスター・ポンドに行こうと思って車を走らせる。近くの交通規制がなかったので、よかった、今日はオリエント・ベイのストライキは終わったんだなと思いきや、かなり行ったところでまたとめられた。ポリスに「オイスター・ポンドに行きたい」と言ったところ、あっさり「ダメ」ということで仕方なくUターン。小さな島の、行動範囲がますます狭まるよう。
うろうろと目に付いたビーチをひやかしながら、

車で埃っぽい道をうろうろ、がたこと。こういう行き当たりばったりの島探検、嫌いじゃない。

オリエント・ベイに通じる裏道(?)をうろついていたところで、Etang Chevriseなる池を発見。ここがなんと、鳥類のパラダイスだったのである。さびれたお土産屋パラダイスじゃなくて、いろんな鳥が集う楽園。ひゃー、と車をわき道に止めて、そっと見入る。
バルコニーから見える海上によく飛んでいるブラウン・ペリカン、近くで見たいと思っていたら、こんなところに巣があったとは。

サギ類も数え切れぬほど。こんなに鳥たちが眺められるのに、人っ子一人いない場所。昨日行ったパード・サンクチュアリもそうだが、柵の隙間から見るようになっているので、鳥たちを脅かすことなく眺められるのじゃ。

来年はぜったい双眼鏡持ってこよう…といって、毎年忘れるんだけど。
本日の虫刺され、2箇所。最後の最後まで、あんたって子はもぅ(ため息)。
◆Paradise View
Route D'orient Bay, Top of the Hill , St.Martin
◆去年の楽園ビューの記事は、こちら。
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