2016/05/03 (Tue) 最後の晩餐もやっぱりここで


毎年来ておるうえに、今回はNYからわざわざ二晩も予約を入れたものだから、そりゃあ顔も覚えられるというものじゃ。島最後の晩ごはんは、やっぱりここで、のL'Auberge Gourmande。お店の名ではなく、シェフの腕だから、いつ変わるかは解らないけれど、いまのところグランカーズで一番お気に入りの店。


顔なじみの女性サーバーさんが、(私の顔を見るなり)解ってるわよ、あなたはフォアグラよねぇ。そして(と隊長の顔を見るなり)エスカルゴ?と。えへへ、解られてます(照)。やっぱりこの味で旅を締めくくりたい、フォアグラのパン・ソテー。ソーテルヌの貴腐ワインのソースとキャラメライズした梨の甘みが、それはそれはリッチな鴨の肝の風味を引き立てる…って、こらこら、前回のコピペすな。
しかしここで異変が。いままで通算8度のこの島滞在でフォアグラを自ら頼んだことのなかった隊長(@コレステロール要注意中)も頼んでおる。彼女にエスカルゴを見透かされたので変えたくなったのか、最後の晩ぐらい試してみたいと思ったのか。隊長心は謎であるが、一口食べて「旨い」とうなっておった(私も毎回、ひと口あげておるのだが…)。


いつもは肉なのに、隊長が選んだのはシーバス。みずからに変化を求めるお年頃なのか…。しかしこのシーバスがとっても贅沢な味で、ロブスターのスタッフィングがされておるのだ。趣向を凝らした野菜の付け合せに、ガーリック・マッシュポテト。タイムとライムを効かせたホワイト・バターソースがエレガントにすべてを溶け合わせる。肉隊長もうっとり顔をだらしなくさせておる。


私はカリブのロブスター、ラングーストを。この旅ですでに何度も食べているけれど、このお店の絶品ガーリックバターでいただくラングーストはひと味違う。澄んだカリブの水で引き締まった身にからみつく、濃厚なにんにくバター。鋭い棘にイタタとなりながらも手でつかんで、心おきなく味わう。野蛮で美しい最後の晩餐じゃ。


サービスのジンジャー・ラムを啜ったら、夜風に吹かれて宿へ。最後の荷造り、明日の朝でいっか…。

L'Auberge Gourmande
89 Boulevard de Grand Case, Grand Case 97150, St-Martin

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