2016/05/20 (Fri) 輪島からグラセン、ちょいと一杯


お茶のお稽古帰りのちょいと一杯。最近、稽古仲間のなかにはこの「帰りがけのカプチーノにお菓子」や、さらに「ちょいと一杯(のつもりが、あ、あん)を目当てに稽古に通っておる者もおるというもっぱらの噂であるが。私に限っては、純粋にお稽古第一、である、と言いたい(そらぞらしい春のつぶやき)。
しかし問題は、たいていの和食店は6時、早くとも5時半まで開店しないということだ。そんなに待てない、辛抱足らぬ私たち。そこで久々に、5時開店の輪島さんにやってきた。昔、アーリーバードディナーがあった頃はよく来ていたが、なくなったとたん足が遠のいていたのだ(げんきんすぎる冷徹な客)。
まずは冷酒に筍土佐煮。春の恵みが楚々と出汁にしみでた、ほっとするお味が、お稽古で酷使した脳と足腰にあたたかい。


かつおたたき、いくらに梅紫蘇巻き、天ぷらどっさり。いつもなら、この後もあれこれ注文…となる食欲旺盛な我々なのだが、なぜだか次が浮かばない。そうなのだ、このお店どれもほどほどに美味しく丁寧なつくりなのはいいのだが、食事物中心で選択肢が…すくない…。もうちょいとアテがあったらのう(ちょいと「一杯」になぜそんなにアテが必要なのかは、脇におき)。


今日はこのままおとなしく帰るかのう、とグランドセントラル駅に向かったところで、「もう一杯行きません?」と魔の一言。…行く。グラセンをよく使う友人は、この駅の知る人ぞ知る「帰りがけに一杯」できる店を熟知しておるらしい。さすが。私なんぞオイスターパーにしか来たことがないもの。お薦めのこのバーは、満席で入れず。雰囲気良さそうだったのに残念。しかしそれだけ「帰りがけに一杯」やる人が多いんだのう。こんな中二階にバーが隠れているなんて気づかなかったのう。


代わりに席があいていたこちらのカウンターへ。


コンコースの巨大なスカイブルーの天井に描かれた大好きな星空も見渡せるバー。つくづく、グランドセントラルって、美しい駅だと思う…。しっとりとグラスに口をつけてしばらく和んでいたら、「あっ、そろそろメトロノースの時間だ!失礼!」と慌てて時計を見て会計をすませる友人。ホームが近くてよかったねぇ。
しかしこれぞ駆けつけ三杯ならぬ、駆け去り一杯…。

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