2016/08/21 (Sun) 木曜の国際写真センター


ミッドタウン・ウェストから、美術館部門がロウアー・イースト・サイドに引っ越してきてくれたICP(International Center of Photography ニューヨーク 国際写真センター)。ご近所に移ってきてくれて、出不精には嬉しいかぎりである。しかも木曜はPay What You Wish(お好きな入場料でどうぞ♪)の日。それなのに、すいているのはどういうことでしょか。見やすいのはいいけれど、もったいないオバケが出そうじゃ(とくに美術館のPWYW日を狙う幽霊がNYには多く出没するという…)。


現在催されているのは「Public, Private, Secret」展。
著名写真家の作品から、撮影者不明の写真、ソーシャル・メディアで公開されたあらゆる写真やビデオまで。プライバシーの概念がどのように現代社会の公共性のなかに存在するのか、セルフ・アイデンティティが公共の場における露出とどう関係しているのか。そんなものを(たぶん→いい加減)探るという実験的な試み。
うーん、これって今の時代にまさにぴったりのテーマではなかろうか。
シンディ・シャーマンや、自分の写真集をめくっているキム・カーダシアンの作品、ウォーホールなどに見入りながら進むと、


面白いコーナーが現れる。Mug Shots、つまりは犯罪者たちの顔写真がずらずらと。撮影者不明のこれらの写真を写真家のStefan Ruizが偶然メキシコの蚤の市で見つけ、収集しはじめたものの一枚が左上。他にもミケランジェロ・アントニオーニの映画『欲望』の撮影中、登場人物の写真家トーマスが撮ったという設定の右上写真(実際に撮ったのは写真家のDon McCullin)や、


うえのStefan Ruizがコロンビアの空港で偽の妊婦がおなかにコカインを隠しているのを撮影した写真(本物の妊婦に見えるぞ)など。この女性、そこまでして密輸したのにセキュリティで妊娠何ヶ月か答えられず怪しまれちゃったそうで。おばか…。
といった、おもしろい写真の数々が味わえるこの展覧会、来年1月まで催されているので、興味のある方はぜひに。

The International Center of Photography
250 Bowery, New York, NY 10012

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