
さて屋根付き橋を堪能したあとは、チーズショップへと。ショップといってもひろーい敷地にてチーズの製造も販売もしておるここグラフトン・ヴィレッジ・チーズさんは、創業1892年。十九世紀のバーモント州…、どんな雰囲気だったのかのう、と想像してみるも、人々の服装は違えど存外風景は変わらないのかもしれない。それほど緑、緑の続く景色。そこにぽっと咲くバーン・レッドの色合いがやっぱり映える。
敷地内には山羊や牛もいて(チーズだから当たり前なのだが)もうここだけでまさにチーズ村である。

広々とした店内では、カウンターでもフロアでも試食し放題。「じゃあここでランチがわりということで」と隊長に言ったら、「何いってんの」とかわされたが、そう言いつつ二人でついつまんでは口に…。隊長、気に入ったチーズを2度食べるのは試食とはいいませんぞ。
二人して「これが一番!」と意見の一致を見たバタリーな熟成チーズやメープルシロップ・キャンディーなどあれこれ、お買い上げ。本当はウォッシュタイプのチーズなども買いたいところだが、クーラーボックスもないのでドライタイプしか買えないのが残念じゃ。

チーズ関連グッズもそうでないものもあれこれ。フックや金具類に弱いんだよなぁ。真剣に鉄の帽子掛けを買おうか迷う。チーズショップなのに何を悩んでおるのか…。

チーズボードやナイフに、

ディップやソース、レリッシュ類も豊富で、ここでも試食。この刻んだオリーブのソースが美味しすぎて止まらない。パンくださーい<いや試食だからとまりたまえ>。…ここにいたら本当にランチになってしまう、ということで階上にあがり、

チーズ工場を見学。以前カボットチーズの工場を見学したことがあるけれど、こうも間近で眺めるのは初めて。
すごいのう。ものすごく大きな塊をぽんぽんと投げあい、こね、ざざぁーと投入。なにごとも、大量につくる現場というのは目を見張る迫力と熱気がある。お隣でもものすごく熱心にチーズ造りを見学しておられるファミリーがいて、私にも「ほらっ、ここからだとよく見えるわ、こっちこっち」と前に行かせてくれたり。チーズ好きの人たちはあたたかいのである。
「チーズ造りを眺めるのがすきな人」たちに熱く見つめられ、「チーズを造るのがすきな人たち」もどこか誇らしげに、リズミカルに作業しておられた。私はといえば、「チーズを食べるのがすきな人」「以前、チーズ造りに挑戦してみたものの、成功したとはいえない人」である…。
◆Grafton Village Cheese Company
400 Linden St, Guilford, VT 05301
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