2016/10/11 (Tue) バーモントで肉屋見学


のどかな牧草地や山々が連綿と続くバーモント州。そんな地で観たい場所といえば……もちろん風光明媚な自然……でなくて、肉屋。屋根付き橋にチーズ工場ときたあとは、肉屋。
なにゆえ肉なのか。持って帰れもしないし、と自分でも思う。だが、ちょっと見てみたいなという気持ちがむくむくと雲のごとくわきあがってしまったのだ。しかも目指す店はただのお肉屋ではない。Slaughterhouse、つまりは畜殺場も兼ねておるという。むろん現場を見たいわけではなく、そんな場所ならきっと持ち帰ることのできる燻製肉などもあるやも知れぬ、と下心を出したわけで。つまりは風光明媚より食い意地。
緑の広大な敷地にあるBrault's Meat Market & Slaughterhouse は三代目の肉切職人Tony Braultさんがオーナー。肉屋さんというより、精肉場といったほうが近いだろう。


敷地にならんでいる燻製器がオブジェのようでまた格好よし。欲しいけれど、我がベランダには入らない。


納屋のような広い別棟のまえでは、肉の加工をするための煙がたちのぼる。作業する人も、ショップのおばさんも、いきなり現れた闖入者にびっくりした様子。それでも親切に、「こっちではお客さんが持ち込んだ牛や豚をさばいて保管しているのよ」と店内を案内してくれた。奥の冷凍室には、「俺の牛、一頭」「私の豚さん」といった雰囲気で肉がおいてあり、客は欲しい部位をその都度受け取りにくるというシステム。美味しい牛肉で有名なネブラスカ州出身の友人、J坊もたしかおなじことを言っていたっけ。100g、200g単位でぽっちり肉を買う日本人にとっては、半端のないスケール感である…。
ちなみにこのお店は、ビーフ・ジャーキーで有名らしい。ビーフ・ジャーキーはそう興味がないので買わなかったけれど、ベーコンは美味しそうだったのう。


常連さんたちの名札がついたバスケット。「俺の牛から、今日はリブアイでももらっていこうか」「私の豚、肩肉を燻しておいてね」などと電話注文が来るのだろうか。想像するだけで、楽しくも羨ましい。
私にとっては、その土地を知るには食文化から、なのじゃった。できれば魚屋さんも見たかった…。きっと「俺の鮭」なんかが保管されておるのではないか。

Brault's Meat Market & Slaughterhouse
6673 VT-100, Troy, VT 05868

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