2016/11/14 (Mon) 懐かしき宿


現役旅館として、初めて国の重要文化財建造物に指定されたというこのお宿。創業は寛永2年だそうで、なるほど宿場町としての箱根の歴史にあらためて感じ入る。今みたいにロマンスカーでひょいと来れなかった時代に、箱根の険しいお山を越えていた旅人たち。熱い湯はさぞ草履の足をあたためたことであろう(箱根タイムワープ妄想)。


そこここに残る「昭和」が、私にはことごとくツボ。忍び足でカメラ片手にわくわくと館内探検する怪しい客と化す。すでにお騒がせしておる身なのに…。
明治初期建造の館内は、伝統的な数奇屋風日本建築と西洋の技法や意匠が自由に融合されていて、独特の趣。たぶん建築の専門家から見たら、「え、ソレとソコ混ぜちゃう!?」というようなかなり自由な作りなんだろうなぁ。明治の時代を象徴するような和洋折衷の楽しさがそこここに。


ネジ式の窓の鍵、昔の実家にもあったよね!と両親と懐かしむ。ガラスのうねり、すりガラス、窓の下の物入れに入っていたガラクタ。窓がサッシでなかったあの頃の思い出が、幼少の記憶にまみれて泡のようにわいてくる。


鏡台、柱時計、重たい電話機。初めてきた宿なのに、この電話機が使われている時代には生まれていないはずなのに、懐かしい空気がゆるゆると流れている。

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