2016/12/08 (Thu) 今年も、とぶさかな


音楽出版社時代の仲間、誰が名づけたのか通称アホアホ会の皆と会うときの店は、いつも大好きなここ。とぶさかなにて、新鮮な魚を味わうのが毎年の楽しみなのじゃ。
いつもアホアホな会話を繰り広げる私たちであるが、今年はK夫婦を労う会でもなった。


お通しの香り高き生海苔や、大小むかごの食べ比べなどしながら(小さいほうが食感も風味も美味しかったな)、その話。K夫婦、ひと月ほどまえにタクシーの玉突き事故に巻き込まれ、怪我を負ってしまったのである。しかも! この店でアホアホ会の面子と呑んだ後のこと。
私はその晩、その楽しき飲み会の様子をFBのメッセージで実況中継などされつつ、朝から参加したつもりになっておった。
「ともそー、どうだこの新鮮な魚にエシャレット~」(写真付)「きー目の毒っ、こっちでエシャレット食べられんのを知ってて」などとアホなやりとりをした後。彼らが解散したかと思ったのもつかの間、Kが「事故に巻き込まれた。いま、血みどろ」などと書き込んだのだから、皆びっくり。
さっきまで「あ、ごめんタクシー代払うの忘れた」などと呑気なやりとりがあった後だから、一瞬ジョークかと思った…ら、現実の話。日本時間の真夜中、生々しく「これから救急車で搬送されるとこ」と刻一刻くる報告に見入っていた。
いやぁ古代ガラケーを貫く私も、さすがにこの時はスマホ、必要かも…と思ったのであった。


入院などの大事にはいたらずひと安心とはいえ、気の毒なことにまだ後遺症はやや残っておるとのこと。とにかく、こうしてまた飲めてよかったよかったと、豪華な刺身盛りをまえに杯をかわした。
それぞれの魚が人数ぶん綺麗に盛られてくるのも嬉しいけれど、光り物苦手なK夫婦のぶんまでもらえてさらに嬉しがる。


牡蠣は生と蒸しがあり。私は蒸し牡蠣所望。アメリカのオイスターバーで食べるのとはまた違う、大粒な牡蠣の豊満な潮の香りにうっとり。


白子ポン酢は言わずもがなわしの注文。つるっと濃厚な白子に酢の爽やかさと、舌を刺すもみじおろしの辛さ。しゃーわせ。
そして宴はこのあたりから、いつものようにアホアホ度を増すのであった。
前触れもなく腕相撲を始める者たち。「怪しい整体師が旦那が横で居眠りしている間に人妻をくどく」ごっこをする者やら、写真を撮ろうとして毎年仁王立ちになる者やら、続出。みんなバカだなー。皆さん、その道ではとってもあがめられている人々なのに、昔の仲間のまえではどうしてこうオバカになってしまうのか。


官能的なほどに香りを放つくさや(くっさ!の連呼)に、水ダコ。エシャレット、今日は写真で見つめるだけじゃなく、口に入れられることにしみじみ感動。どうしてこれ、アメリカで売られていないのかな。


かますの塩焼きを皆で仲良くつつきあいながら、いつもの台詞「来年も元気で会おうよね」に、いつになく実感がこもるアホアホ会の夕べであったことよ。本日学んだこと。むかごは小粒がうまいよね。

とぶさかな
東京都世田谷区北沢2-15-5

◆去年のとぶさかなの記事は、こちら

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