2016/12/11 (Sun) 魚米で、魚の目玉と見つめ合う


相変わらず、酒と魚をもとめて、本日も海鮮居酒屋へと。旧ソニーマガジンズ時代の旧友たちと、新宿にて晩ごはん@魚米。
ずいぶんと昔に、創刊からお手伝いしていたPee Weeという雑誌があった。創刊当時は音楽雑誌につよい会社ならではの、ミュージシャンとファッションをあわせた記事を巻頭にもってきていた。音楽雑誌の編集一筋でファッションにはまるで疎かったのに、おされなロケ場所探して東京中を右往左往したり、レコーディングスタジオではなく、おされなハウススタジオで撮影したり。アーティストたちも楽しんでくれて、大変だったけれど充実しておったなぁ。そして今年は、長くお世話になった創刊時の編集長Mさんが亡くなられてしまった。みなして、最初はしんみりしながら杯をかわし。


恒例、魚の桶を見せてもらって何をどう調理してもらうかきめる楽しくも真剣なひと時じゃ。


お造りあれこれに、お酒は秋田の純米吟醸、一白水成 美郷錦を。これが魚を邪魔せず、水の流れのごとくひきたてる流麗なあじわいで、旨し。


うまいうまいとしか言えぬ語彙不足の鯖の燻製。鯖の脂にしみこんだ燻香、ゆるぎなし。


なんだったかな、飛び魚? 忘れたが(へべれけさんに記憶力なし)、一口つつくごとにじわりと旨味つたわる焼き魚。


そして姉妹店の四十八漁場同様、こちらでもいかわた焼きがお通しに出てきて嬉しいのう。これが、お喋りに没頭しておるあいだにどんどん煮詰まっていく。そして端っこが焦げたところなどを、スプーンでこそげて熱々を口に入れれば、うままままと白目をむく。もんじゃ焼きの、いかわたバージョンとでも言えばよいのか。ああ、やってみたい、いかわたもんじゃを広い広い鉄板で。


おなじ焼かれて濃縮系といえば、この右下のごぼうにかかった柚子味噌もまた、うままま。皆して、味噌をつつきながら唸るのであった。ほかに胡瓜1本漬けぽりぽり、あん肝、水だこ唐揚げなども。


はまち、まぐろのかまはよく見るけれど、珍しいのう、いなだのかま焼き。O田さんが「目玉食べていーい?」と箸を構えながら、いろんな魚の目玉を嬉しそうに食べている。ここまで目玉好きな人ははじめて見た…。
この後はタカシマヤ方面に流れて、きらきらした南新宿の変貌にとまどいつつもベルギービールにワイン。最初はしんみりと始まった会であったが、最後は酔っ払ってメイクアップ・アプリを皆で試しあい、大盛り上がり。O田さん、まさにクリストファーストリートを歩いたら引っ張りだこになる顔に。でもFBのプロフィール写真に使うのはやめなはれ、といいあう。
Mさんもきっと「ばかだなあ…」とどこかであの目じりを下げた顔で笑っておられることだろう。どうぞ安らかに。

魚米
東京都新宿区新宿3-35-10

◆前回、おなじ仲間で来た魚米の記事は、こちら

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