2016/12/15 (Thu) うまいもんだらけの楽味


また来てしもうた下北沢。この町には、毎年通う大好きな居酒屋、晃月とともにもう一軒、毎日でも通いたい気に入りの店があるのじゃ。その楽味のカウンターにて、去年もご一緒した編集Sさんと1年ぶりの再会。大統領選の結果に慄きつつ、私には未知なるけっこう大変そうなSさんの会社組み合い活動をねぎらいつつ、音楽の趣味があうゆえアーティスト話などにミーハーに盛り上がりつつ、お酒は進む。
お通しはとろろに平目昆布締め。ぱらぱらと食感も楽しき白魚揚げ、からすみ大根。そう、ここは本当に店名通りに酒が進むしかないうまいものだらけなのである。ああ罪な大将、こんなに我々を目移りさせるなんて罪な短冊メニュー。


ありがたいのが、この季節の野菜が少しずつ味わえる野菜盛り。常連のSさん、「干し柿と銀杏は入れてくださいねー」とお願いし、出てきたのがこのお皿。美しくも、一口ごとに季節が舞う。色とりどりの枯葉のごとく口に踊る。ああ、銀杏も極上の塩にまみれ、こうきたかぁ。干し柿にチーズ、しゃきしゃきの青野菜。セロリと大根切っただけの自分の野菜盛りを深く清く反省…。


Sさんお勧めのしったか貝。殻からくるりんと身を引き出せば、ぎゅっとつまった磯の香り。


白子の塩焼きにすだちをきゅっとやり、塩をつけて、頬ばる。余韻をあじわい、またひとつ。この動作を延々に続けて生きていきたい…。


光る、光るよ、鯵のお造り。魚の旨みと甘みが濃い。


揚げふぐは、揚げたそばから出してくれるのが嬉しいのう。熱々を口に放り込み、たくましい身をあじわったら、


Sさんはすかさずひれ酒も堪能。香ばしいひれの香りが漂い、こちらの冷酒まで進んでしまうでないか。


香りの追い討ちで、すんばらしい松茸の土瓶蒸し。ああ、日本の秋を味わっておるなあと感慨に浸り、秋を啜る。


いくらの赤の艶めきに目を細めつつ、酒も会話も進みつつ、秋の夜は更けゆく。あ、そういえばまたお仕事の話は1分ぐらいしかしなかった…ま、いっか…。

うまいもの 楽味
東京都世田谷区北沢2-12-11 島田ビル B1F 

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