2016/12/18 (Sun) 樽一にて「虹の巣」打ち上げ


さて、伊勢丹会館にてわっぱ飯の昼ごはんに続いて、新宿・夜の部は、歌舞伎町にて編集KさんSさんと「虹の巣」の半年送れの打ち上げ。と称して、日本酒の美味しい店へ@樽一。よっちゃんと暁子が居酒屋で飲む場面が何度も登場するこの小説を読んで、編集さんは「ノナカさんはきっと居酒屋好き」と察してくれたのである。へへ、バレてます? 
つきだしの温泉卵と茸煮をつるんと。そのまんまサラダは、新鮮な野菜をオリーブオイルと美味しい塩で、というこの食べ方。ああ、旬の野菜を前にしたらこれでいい、これがいい。素朴な風味の奥に魚の旨みひしと伝わる、自家製の笹蒲鉾。毎日違う白身でつくられるとのことで、きっと毎回微妙に違う風味を楽しめるのじゃろうな。
私がへしこと蕪のチーズ和えを所望したところ、「嗜好が小説のまんま!」とお二人にウケてしまう。小説はフィクションといっても、細かなところに地がこぼれてしまうものである。私の場合、呑み助、という地が…。


樽一名物の鯨は、刺身盛り合わせで、きりりとした赤身、脂がとろけるようなさえずりに、本皮。どれもうまうま、あれこれつまめば酒も進んで鯨のハーモニーが歌いだす。ちなみに、途中で担当のSさんが異動され、編集Kさんとは密にやり取りをしながらも本日が初対面。まるで初対面と思えぬ初対面というのがあるものだのう、とお互いしみじみ。


まぐろ頬肉竜田揚げ。肉も魚も頬がやっぱりうまい。やわらかで表情豊かな肉が、ほろっと口のなかで崩れるとこちらの頬もゆるむのじゃった。


あまいあまいアスパラがしなり、また進む。何がって、そりゃ、ほらアレが。


ここでお水のお替りをお願いしたところ、すばらしい水が運ばれてきた。なんと、浦霞の仕込み水。おいしい酒をつくるための水なのだから、おいしくないわけがない。小さいころから「水、好きだよね!」といわれるほど水好きの私には、なんとも嬉しい(オトナになってからは、「お酒、好きだよね!」ともいわれるがのう)。店長さん、ありがとうございます。


くろくろくろすけな磯の風味香りたつ松藻は、ぱりぱりと香ばしいのに口に入るとねっとりした風味もあじわえる海藻。やみつきになる味じゃ。


またもや嬉しいお酒を若き店主、佐藤慎太郎さんみずからが持ってきてくださる。浦霞の原酒、金ラベル。濃醇なのに柔らか。虹の彼方につれていかれそうな幸せな飲み口。
「こんなお店がNYにほしいです。ぜひ出店を!」とお願いしたところ、「いやいやぁ。日本だけで精一杯。いま来てくれるお客さんたちを大事にしたいもんで」と。すばらしきその精神、じゃあやっぱり通います、こちらから。愉しき打ち上げの宴、ありがとうございました。

樽一
東京都新宿区歌舞伎町1-2-9  

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大江千里さんとの対談掲載されました。
小説すばるにて連載エッセイ始まりました。
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
クロワッサンに書評載りました。
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
クロワッサンに寄稿しました。
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