2017/03/19 (Sun) 小さなテーブル


グランカーズの桟橋で夕陽を眺めたら、本日の晩ごはんは、La Petite Tableへ。グランカーズ・ブルバードの人気レストランは混んでいるので、いつもNYから予約を入れておくのだけれど、毎日計画通りじゃつまんないんで、数日は空き日にしておる。昨日ここを通りがかったところ、よさそうだったので今日の予約を入れておいたのじゃった(ちなみに昨日はもう満席だった)。39ユーロの4コース・メニューが良さそうなので、普段はおまかせメニューが苦手なものの、挑戦してみよう(こいつぅ、値段に惹かれたなぁ、あははうふふ)。バゲットもバターも美味しくて、これは期待できるのう。


まずは、ロブスターのビスク、海老添えでスタート。このままでも十分美味しそうな香ばしくグリルされた海老と彩り豊かな野菜に、


とくとくと注がれるオレンジ色のビスク。口に運んだとたん、その旨みの深さに深いため息がこぼれ出る。スープともソースともつかぬ濃厚な液体のなかに、この島のイキのいいラングーストのすべてが詰まっておる。このままパスタに絡めてボウルで食べたい…。


魚料理は、マヒマヒのハーブ・ロースト、ガーリック・クリーム。この島でよくとれるマヒマヒを、たっぷり刻まれた生の香草の香りとフレンチの王道、品のあるクリームソースで穏やかにいただく。うん、このグランカーズの海に似合う優しい味じゃ。


鴨とフォアグラのパルマンティエ Parmentier。この パルマンティエが何か解らなかったので、一口食べて予想外の味にびっくり。じっくり煮込んだ鴨とソースには肝がとけこみ、そこにじゃがいもがふくよかに溶け込む。最初は鴨のローストでも食べたい気分だったので、うーーむと首をかしげていたのだが、それはこちらの勉強不足。ゆでて潰したじゃがいもを素材にした料理のことで、
18世紀ルイ王朝時代の飢饉の際、ジャガイモの改良栽培を奨励したパルマンティエさんの名からとったものだとか。
一口ごとに癖になる。気取らぬフランスのおっかさんの味だのう。


デザートはバニラのクリーム・ブリュレ。薄い砂糖の膜を割ると、バニラの香りがとろりと溶けたクリームの池。どうしてバニラの香りはこうも懐かしく幸せな香りを運んでくるのだろう。
他のメニューは少ない、見過ごしてしまいそうな小さな店だけれど、居心地の良さは抜群。また新たなグランカーズの良き店を発見できた。

La Petite Table
139, Boulevard de Grande Case, Grand Case 97150, St-Martin

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