2017/04/13 (Thu) フレンチ・バゲット食べ比べ~その3


さて今回の旅で唐突に始まってしまった壮大なるアンティル諸島パン屋の旅…。
第3回目は、何年か前の旅で、「へっ、●△?(私たちがいつも買うお気に入りのパン屋さん)あそこもいいけどね、型で焼いてるしねぇ。やっぱりバッカスだよ、バッカスのバゲット最高」とバッカス上げ上げの隣人さんに聞いて以来、気になっていたホープ・エステート・エリアのここへ。
グルメな高級食材を眺めには来るけれど(あくまで眺めるだけ。味覚のウィンドウ・ショッピング)、パンを買ったことはなかったのじゃ。


いつものように、キャビア、フォアグラ、鴨のコンフィなどを凝視。何のために、と問われてももはや自分でもわからない。すべてはいやしんぼの神のなせるわざである。しかし、いつもはカウンターの向こう側にあったパン売り場もショーケースの中のペストりーも消えている。なくなってしまったのかのう、ま、別にいいけど(なんとなくグルメな隣人さんへの意地。これもなんのために)、と立ち去ろうとしたものの、やはり気になって訊いてみた。
「パンはもう売らなくなっちゃったんですか?」
すると、「いや独立して近くに店ができたんです」と。な、なぬ。ご近所ならそれは行かねばならぬ。


なんと、工業ビジネス臭漂う殺風景なホープ・エステート内にこんなおされなショッピングモールができていたとは。思わずブティックやコスメの店など次々覗き、ふっと我に返る。そうだ、パンを買いにきたのじゃった。
ありました、エクスプレスbyバッカス。大人気でお客さんは小さな店内に列をなしており。


繊細なケーキたちにも惹かれるけれど、ここは初志貫徹でバゲットだけ買って戻ってきた。夕方だというのに焼きたて、かぐわしい香りを放つずっしりと手に持ち重りのするバゲット。何度もくんかくんかと鼻を寄せながら、こ、これはただものではない予感がひしひしと。


軽くトーストして食べてみたら、うむむ、これが逸品じゃった。生地目の美しさ、深い香りと弾力、ラスティックな皮で中はふんわりというより、もっちり。力強い食感が、さくさく軽やかなバゲットに慣れてきた我に、「どうぞ、一口一口この旨みを噛みしめてみんしゃいシルブプレ」と伝えてくる。
このままで食べてもバゲットサンドにしてもゆるぎない存在感。
隊長、「これが一番であるな」と早々にバゲット大賞を授与する始末。長年お世話になってきた、わ、私たちの(ではないが)パン屋さんの立場は…(つづく)。

L'Express By BACCHUS
Centre Commercial Aventura, Hope Estate, St.Martin

◆フレンチ・バゲット食べ比べ~その2は、ご近所さんのこちら

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