2017/05/17 (Wed) 仔牛の胸腺にめぐり逢う


いつもは宅配スーパーはFresh Directを使うのだが、久々に2時間以内にデリバリーしてくれるというMaxデリバリーを覗いてみた。ここはNYの有名ショップの品も扱ってるのだが、ウェストヴィレッジの老舗肉屋さんオットマネリのコーナーに、なんと仔牛の胸腺がお目見えしているではないか。
好物の仔牛の胸腺だが、店で売っているのを見たことがなかったので、食べる時は外食。最後に食べたのは確か、近所のジューイッシュ料理の店、サミーズ・ルーマニアンだった。
メニューにあるので頼もうとしたら、サーヴァーのおじさんたちが「あまりお勧めしないよー」「美味しくないから」と。なぬー、そんなことをいう店の人は初めてである。きっとあまり在庫がないから出したくないんだな、と察し「いいです!食べたいんで」と強硬突破。出てきた胸腺がぱさぱさで、「こんなにいい素材をここまでマズくできるなんて」とある種の感銘を受けたのじゃった。
さて、前置きが長くなったが、胸腺は処理も綺麗にしてあったので、水に浸してから簡単に筋や皮をお掃除。水気をとったら切り分けてにんにく、塩胡椒で和えてから小麦粉ふりふり。バターとオリーブオイルでじゅー。レモンを絞り、ハーブと下味をつけて炒ったパン粉をぱらぱらと。
簡単な料理だが、美味しい。悪いけれど、サミーズより旨い。白子にも似た淡く優しい味わいにぷりりと弾む食感。こちらの心も舌も弾んでくる。


ミシガンからはるばるやってきたいただき物のワインが、滲む余韻をこっくりと包み込む。またいつの日にかいい胸腺にめぐり逢う日まで、のんびりと待つとしようか。

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