2017/09/18 (Mon) 青結寿司居酒屋


ご近所にあるのに、なぜかついその存在を忘れがちなブルーリボン寿司居酒屋。思いだすのは、何年か前に行ったときに枡酒を頼んだのだが、「あれ?もう飲んだっけ?」というぐらいに減りが早い。我ながら早すぎだよなー、てへっ、などと反省するも、しばらくしてカウンターが濡れそぼっていることに気づいた。な、なんと枡から酒が漏れていたのであった。穴あき枡の衝撃が強すぎて、脳内からここの存在をデリートしてしまったのじゃろうか。
だが、ある日ふいにメモリが復活し、出向いてみた。この提灯だらけの階段を上る時点で、気分もあがる…。どうして提灯にこうも弱いのか。人間の、いや、飲ん兵衛の本能見たり。


この店がうれしいのは、寿司も串焼きもあり、どちらのレベルも高いこと。さすがこの厳しいNYで成功しておるブルーリボンさん系列。牡蠣の元焼きはロイヤル・トランペットマッシュルームと蕪の葉入り味噌ホーランデーズソースが絶品。このソースをタッパーに詰めて(所帯じみた表現)家に持ち帰り、魚や貝に塗って焼きたいものである。
串焼きはビーフリブとガーリック、燻製豚バラとピクルド・オニオン、ロックシュリンプとクリスピーガーリック照り焼き。このぷりぷりのロックシュリンプが食べられるのがうれしいなぁ。以前あった天ぷらでもぜひ出してほしいものじゃ。


オンラインのメニューを見たときには寿司ネタの種類があまりなくて心配だった。見たところ日本人客は皆無だし、無難系なのだろうか…と危ぶんでいたのだが、メニューを見たら、その日のメニューには光りもの三昧、途端に暗い店内で目がらんらんと光る。秋刀魚にしめ鯖、しんこ、どれも大満足。北海道の雲丹も舌に甘い。ただひとつ、カナダ産筋子がどう見てもイクラだった気がするのだが、まぁどっちも好きだからいっか。黒龍の吟醸、勢いまして大行進。ちなみに枡は危険なので、グラスである(またそんな過去のことを根にもって!)。


活き帆立のお造り、新鮮な帆立があまくそよぐ磯の香りを連れてくる。


とろけるのどぐろ、金目鯛、ねぎハマチ巻きの、脂ぴちぴち柔肌トリオがまた色気で攻めてくる。


さくさくのソフトシェル・クラブが勢いよく飛び出したスパイダー巻き、よけいなタレがかかっていないのが老舗の寿司屋の心意気だろうか。最後にお勘定をお願いしたら、終始感じのよかった日本人サーバーの方が「牡蠣どうでしたか?」と。「すっごーくおいしかったです!」と本音で力をこめたら、「ああよかった」とすごくうれしそうな顔をしておられた。仕事が好きな人にサーブされて料理も幸せだのう。このお店、もっと日本人にウケてもよいんじゃなかろうか。
徒歩圏で来られる満足・寿司居酒屋。これからは脳内デリートをせずに、保存フォルダ(飲食店しか入っていないと思われるいやしんぼフォルダ)に、しかと入れておくこととしよう。

Blue Ribbon Sushi Izakaya
187 Orchard St, New York, NY 10002

◆以前来た時に、スパイシー胡瓜と椰子の芽きんぴらがお気に入りだった記事は、こちら

| trackback(0) | comment(0) |


<<ミョウガの種と焦ったシュウマイ | TOP | 鬼も笑うトレジョ妄想と、ステーキじゅー>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://tomoson.blog34.fc2.com/tb.php/2998-021e790a

| TOP |

野中ともそ tomoso nonaka

こんな者です↓
おひるねスケッチ(本館サイト)
Profile
著作リスト
Twitter @tomosononaka

いまんとこニュース
大江千里さんとの対談掲載されました。
小説すばるにて連載エッセイ始まりました。
新刊『虹の巣』出ました。(2016)


虹の巣
クロワッサンに書評載りました。
小説すばるに短編「金の雪」載りました。
小説すばるに、短編「スカ」載りました。
着物の時間。ムックに取材記事載りました。
クロワッサンに寄稿しました。
国際子ども図書館の展示解説本に掲載されました。
JAL skywardに寄稿しました。

calendar & archives

new entry

category

new comments

books


ぴしゃんちゃん

つまのつもり

海鳴屋楽団、
空をいく

銀河を、
木の葉のボートで

鴨とぶ空の、
プレスリー

おどりば
金魚

チェリー

世界の
はての
レゲエ・バー

Teen Age

もぐらの
バイオリン

フラグラーの
海上鉄道

search

links

RSS