2017/12/01 (Fri) 建仁寺にて絡み合う双龍を見上げる


「見るだけ、見るだけ…」とつぶやいて、本当に見るだけだったのに、色々と親切にお話を聞かせてくださった老舗草履店「ない藤」の女将さんにお勧めされ、すぐ近くの建仁寺へ。混みすぎと言われる秋の京都だけれど、細い路地にはそう人はいない。こうして、予定していなかった場所をご縁でふらっと訪ねてみる旅というのもよきものじゃ。


俵屋宗達の風神雷神図屏風に目を凝らし(目を凝らしても近くまで寄れないので、こちらの高精細デジタル複製画にもしかと目を凝らし)、


法堂の天井一面に描かれた双龍図に息をのむ。
平成十四年に創建800年を記念して、鎌倉在住の日本画家・小泉淳作氏が描いたものだそうだから比較的新しいのだが、長い年月この寺を守ってきたような威風堂々たるその姿。ちょっぴりユーモラスで親しみさえ感じるこの絵は、北海道の廃校になった小学校の体育館で、構想から2年の歳月をかけて完成されたという。その製作現場をのぞいてみたかった。
仏法を守る存在として、また「水を司る神」ともいわれる龍。今日の雨も龍のせい…いや、おかげなのであろうか…。火災で多くの貴重な建造物が失われてきた日本、水も聖なる存在なのだのう。


そして、方丈襖絵「雲龍図」でまたも龍にめぐりあう! 相国寺の鳴き龍といい、今年の京都はどうも印象深い龍に出会う旅じゃ。


龍にうたれた心を、潮音庭の苔にしずかに降りそそぐ雨でなだめる。


方丈から眺める「大雄苑」なる枯山水の前庭。ゆったりとした庭の趣とは裏腹に、じつは回廊では派手な着物を着たかわい子ちゃんモデル数人と、やたら大振りアクションのカメラマンとの間で「いーよー」「いーねー」「はい、そこで傘さしてぇ」などと(英語と日本語チャンポンで)白熱の撮影会が繰り広げられていたのであった。外国のパンフレットか雑誌の撮影か何かだろうか。寺模様も横から見たり裏から見たりすると、色々で面白い、のだった(でもちょっとジャマよー)。

建仁寺
京都府京都市東山区 大和大路通四条下る4丁目小松町584

◆相国寺の鳴き龍の記事は、こちら

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2017/12/02 06:45 | [ 編集 ]


鍵コメMさん★ 

Mさん、お久しぶり~。ブログではまだまだ京都だけれど(相変わらず写真の整理、遅っ)、私はもうNYに戻ってきていますよー。おお、この週末NYですか?どこかですれ違うかも♪ 魚屋でじーっと光物を眺めている東洋人がいたら、きっと私です(笑)。
タークス&ケイコス、まだハリケーンの爪痕は残ったいたのね(泣)、それはそうだよね、あれだけ大きな被害が出ていたのだから。私も来年また行く予定にはしているのだけど、本当に行けるかどうかは例のお宿次第…。幸い、皆さんご無事だったけれど相当のダメージのようでまだ詳細はわからなくて。よくいっていたレストランも全壊だとか(泣)。
もしも泊れる状態なら、少しでも島の観光復旧のためにも行きたいな、と思っているけれどまだ未定なのだ…。
NYレポ、きかせてねー♪

2017/12/03 03:00 | ともそん [ 編集 ]


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2017/12/09 03:56 | [ 編集 ]


鍵コメMさん★ 

NY楽しめたようで何よりです。本当に今の時期のNYはキラキラしていて私も好きだなぁ~。メキシカンのCosmeね、なんだか美味しそう!ありがとう~メモメモ♪
そして、ホリデーセール! 私、行ってたよ~。もし行けていたら会場でバッタリ~というのもあり得たのね、残念(^^;)

2017/12/12 02:17 | ともそん [ 編集 ]


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