2018/09/11 (Tue) ラドロー通りでディナーを


昨晩はとっても可愛い夢を見た。マヤという姿かたちが変幻自在の可愛い小猿と遊んでいる夢である。ああ、なんと可愛く不思議な生き物だったことか。多分これは、今読んでいる中島京子さんの『かたづの!』に出てきたお猿の影響だろう…。
しかしこんな暢気な夢を見たからといって、心中穏やかかと問えばそうでもない今日この頃の晩ごはんは、ご近所のディナー・オン・ラドローへ。まぁアメリカにありがちなそのまんまの店、つまりはLudlow Stにあるレストランである。


しかし、ふっふっ、私は知っておる。本当の住所はディランシー通りなことを。ラドローの方がおされなイメージなので詐称したのだな。などと毎度余計な詮索をしながら、シャンデリアのもとで自分たちの世界に浸るカップルをよそ眼に、メニューの文字を読み込む我々(老眼)。


まずはフライド・ピクルスを。うちも常連のピックル・ガイさんのピクルスに衣をつけ、かりっというより、がりりっとワイルドに揚げたピクルス。硬派な衣の下から染み出る酸っぱさがたまらない。メンフィスで食べて以来、好物になった前菜だ。


野菜は、サラダよりはサイドディッシュから選ぶ方が好み。この日はローステッド・スクワッシュを。柔らかにローストされたスクワッシュの控え目な甘みに、ネギとキャンディード・ピーカン、ゴートチーズ。この組み合わせ、いただこう。そうそう、生のネギもNYではあまり見かけないが、南部では丸かじりしたりするらしい。


私は4種のフレーバーを選べるジャンボ・ウィングスから、タイ・スパイシーと迷ったけれどやはりここはベーシックにソルト&ペッパーで。たいていはバッファローソースなので、こういうシンプルなのがたまには嬉しい。ブルーチーズ・ディップをたっぷりとぬぐうようにつけ、口に頬張ればジューシーなチキンが口内を弾く。ああ、私はやっぱり鶏が好きじゃと確認する一瞬。


ブリック・チキン。つまりは煉瓦を重しにして(本当に煉瓦ではないだろうが)じっくり焼いたチキン、大好きなロシアのチキン・タバカと同じ原理である。下味もしっかりでしっとり美味しい。皮はもう少し香ばしいとなおよろしいが。
チキンの焼き方といい、揚げピクルスといい、南部の香りをまとうのはシェフが南の出身なのだろうか。上の階のDLはパーティーモードのラウンジらしく、おされな方々が上がっていくけれど、下は落ち着いたダイニング、ご近所にあって嬉しい店だのう。

Dinner on Ludlow
95 Delancey St. New York, NY 10002

◆以前来て、トリュフ入りマック&チーズに喜んでおる記事は、こちら

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