2019/07/18 (Thu) 極上チキンレバー


昨日も、本日の午前中も、てくてくとオールド・モントリオールまで歩いたのに、また今晩も同じ方角へと。予約していたレストランがやはりオールド・モントリオール方面だったのである。こんなことなら午前中は別な場所に散歩したのに…と思うも、しっかり住所を把握していなかったミスじゃ。次の旅行に役立てよう(と今だけは思う)。
せめてもと別の道のりで歩いてたどり着いたこちらは、トリップ・アドバイザーで評判のよかったGarde Mangerさん。入口に飾られたアンティークや、


店内の雰囲気も素朴で気の置けないフレンチビストロ風で好みの空気感(お値段はあまり素朴でもないのだが…)。


さぁて何をいただこうかなとメニューを待てども、メニューはやってこない…。聞けば、黒板に書かれた本日のメニューだけなのだそうな。フランス語が読めないのに困ったなと思ったら、きちんと英語の黒板もあり。しかも英語の黒板に近い方のテーブルに始めから案内されたということは、「ノンノン、我々フランス語できませーん」と我々の顔に書かれていたのであろう。


オイスターやロブスターは頼んでいる人が多いもののメニューにさえなく、豪華なシーフード盛り合わせ、もしくはカスタマイズするのだという。盛り合わせを頼んでしまうと、お財布的にも胃袋的にもダメージが大きそうなので、定番の生牡蠣に、スモークしたチョウザメ(スタージョン)のペーストをお願いしてみる。このチョウザメがさめざめと泣くほどうまく、バゲットが進んでしまうのであった。生牡蠣も相変わらずハズれなしのクリーミーさ。
ホットソースをお願いしたら出てきたハラペーニョ味のソースもツボで思わずどこで買えるか聞いたところ、お店で売っているとのことでお持ち帰り。カリブでもないのにホットソース持ち帰りは珍しいぞ。


めちゃこってりクリーミーで美味しいチキンレバーはリンゴのリダクションで甘みもたっぷり。NYではジューイッシュの多いエリアに住んでいるので、結構美味しいチキンレバー・ペーストには巡り合えるのだが、これには参った。こんなリッチで危険で魅惑的なレバーを食べたら、後戻りはできないではないか。バターや脂の量を想像しようとする心を「旅行中だから!」と封じ込めるのに必死である。終わるのが惜しくて、ちびちびとつついてしまう。


食べ慣れたハドソンリバーの鴨ではなく、ケベックの鴨にボンジュール。ああ、これは悪いけれど昨日食べた鴨の館の鴨の数段上をいくお味だなぁ。添えられたファロや粒まるごとのマスタードのぷちぷち感もまた愉し。ビガラード・ソースのオレンジの甘酸っぱさと鴨の出汁が織りなすコクが半端のない存在感じゃ。


ハリバットは新鮮なえんどう豆にブラック・トランペットマッシュルームにラディッシュ添え。そしてメニューには書いていないが、シーアスパラガスが彩り鮮やか。ハリバットはしっとり絶妙の火入れ加減で美味しいのだが、うーん、贅沢いえば皮目もつけて、おまけにかりっと焼いてあれば文句なしだったかのう。ソースはブールブラン。上のビガラード・ソースといい、正統的フレンチのお味を次々と味わえるこのお店、人気なのも納得。


店の前にあった小さなサイン。新しく、賢い、アイディア。私もそれ、執筆の時にほしすぎる。

Garde Manger
408 Rue Saint-François-Xavier, Montréal, QC H2Y 2S9

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