2011/04/21 (Thu) 春の六角弁当


まちこ師匠の料理教室、本日は春のお弁当づくり。
いつもなら作業の合間に早々とワインをあけたり、ソファでまったりとつまみ食いしたりと、お気楽な丁稚たちであるが、今日はそういうわけにはいかんわよ、とまちこ師匠に釘さされ。なにしろ、ひとつひとつの材料ごとに手間暇をかけねばならないのである。大雑把なザパ子さんを自称する私なら、あれもこれも一緒くたに煮てしまいたいところだが、それでは素材の味がひきたたない。
里芋は角を綺麗に削って六角煮に。海老煮と煮貝はそれぞれ濃い目、高野豆腐に花麩は出汁であっさりと。鮭の味噌漬け焼きに、椎茸煮。椎茸大好物というOちゃんの目が、らんらんと鍋のなかでふっくらと煮汁を吸う冬茹を見つめておる。


空豆は綺麗な色つやを保つためにひと手間かけて。右は生姜の佃煮、ぴりっと辛くて旨し。これは新生姜が手に入ったらつくり置きしておきたい一品じゃ。他にも糸こんにゃくの炒り煮、筍バジル味噌も進行中。丁稚4人が各担当を2,3つずつ受け持って、分担式で進めていくも、あたふたと忙しいこと。これを一人でというのは…師匠っ、神業かと思われますっ。


お弁当になくてはならぬ卵焼きは寿司玉で。卵に混ぜる海老は丁寧にすり身に。じっくりと卵焼き器で焼きあげていく。その後は、ひとりずつ焼きを入れる作業に挑戦。熱した焼印をじゅーっと卵の表面に押しあてるとき、こういう作業の好きなYえちゃんがにひひと悪魔のごとき笑みをうかべるのじゃった…。


ようやく出来上がった六角弁当。愛らしい千代紙の折は一見小さく見えるのだが、これが驚くほど詰め込めるのでびっくり。
仕切りを使わずにぴったり隙間のないよう仕上げる江戸風のお弁当。なんとも美しい調和の世界。桜の木のしたで開いて、見知らぬひとに自慢したいほど…。これはお持ち帰り用なので、次回はまかないしらす丼いってみます。

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