2017/04/20 (Thu) あらたな池発見


月とのぼりだす太陽の気配が同居する時間。


いつもの朝散歩、グランカーズ・ブルバードの河口をひょいと左に曲がって奥にずんずん進んでみたら、あらたな池発見。こんなところにあったとは。9度目の島にして、まだまだ初めて出会うことは多いのう。ああそうか、空が日々変わっていくように、自然も流れていくから同じ光景は二度とないのだな。
そして、シュヴリーズ池で見られなかったブラウンペリカンがここにはたくさん。移動したのかなぁ、田舎から町の池に。ペリカンは都会がお好き。島の朝のどうでもいいひとりごと。

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2017/04/19 (Wed) 固き殻に包まれた美味魚


本日の晩ごはんは、車をちょっくら走らせてキュル・ド・サック地区のフレンチカリビアン、ジャム・ロックへと。ちなみにこれは昼間の図。お向かいにあるCocciマーケットに来ることがあるので、昼間の姿もお目にかかっているのだ。一見カジュアルだけれど、


夜になるとライトアップされてロマンティックに。といいつつ、やっぱりカジュアルなのは、この島のゆるい空気のなせるわざ。


今回の旅では、アクラのことを原稿に書くからやっぱりここでも食べなくちゃ(言い訳)。ここのSaltfish Acraは、塩鱈たっぷり。うーむ、熱々のアクラから潮の香り漂って鼻孔は歓び、歯はもちもちした生地にまた歓ぶ。
ちなみに本日のメニューは黒板に書かれているのだが、なぜか読んでもちぃとも理解できない。珍しい素材を使っているんだなぁ、と思ったらフランス語であった。くるりと返して裏側の英語のメニューを見せてもらったが、すでにフランス語も英語も判別がつかぬ島ぼけ状態なのか、私は…。


バゲットにつける自家製タプナードがまたまた美味で手がとまらぬ。これでワインが揃っていたらいいのだが、なぜだかグラスワインの種類にはまるでこだわらぬこのお店。オーナーのマシューさんはフランス人だが、料理担当の奥さんとお義母さんがジャマイカ人とのことで、ワインのこだわりなどないノープロブレム状態なのかしらん。惜しい。


この店の蟹の詰め物クラブ・ファルシを食べてしまうと、認めざるを得ない。ああ、ロロのは繋ぎが多いよね、と。願わくば、この蟹風味たっぷりの具をさらにオーブンでかりりと表面焼き付けてくれたらますます至福であろう、と旨いものを食べるとますます贅沢になるのじゃった。


去年、品切れでその抜け殻のみを見せてもらったときから興味深々だったシェルフィッシュ。シェルフィッシュといえば英語では貝だが、そうではなく本当に殻(に包まれた)魚、なのである。
一年越しの願いかなってようやくお目にかかれた。ちょんと指でつつけば、その名の通り、本当に固い。その固い鎧の中の身を取り出して野菜と共に詰め物にした一品、いや逸品。
ああ、殻に守れたものはどうしてこうも旨いのだろう。弾力ある白身と野菜の旨み溶けだしたソースが、閉じられた空間で優雅に息をひそめる(ほじくって食べるのがけっこう大変だが、これもまた愉し)。
付け合わせのほっくりローストしたサツマイモといい、ジャーム・ロックだぜい、マ~~ンという雰囲気の荒々しさからは想像できぬ繊細な味じゃ。


Conch in Cream、コンク貝のクリーム煮。にんにく効かせたクリームソースに泳ぐ柔らかな貝の風味。この味、イベットさんで惚れたチキンのガーリックソースと煮ていて美味しいなぁ。イベットさんのレシピ本まで買ったのに載っていなかったこのカリビアン・クリームソース。ぜひ探求してみたいのう(作るのは隊長で)。そして今回はたどり着かなかったクリストフィンの詰め物も心残りゆえ、きっと来年も舞い戻ってしまう予感。

◆去年、シェルフィッシュの殻を見せてもらって興味津々な記事は、こちら

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2017/04/19 (Wed) いつものビーチは腹が減る


いつものビーチ。白砂続く広々としたオリエントベイの浜辺より、やはりここに惹かれてしまう。ビーチチェアもパラソルもいらん。生き物がひそむ珊瑚や岩があれば。


泳いだ後は、椰子の木陰でのんびり本でも読みたいところじゃが、


雲丹を見れば、毎年毎年毎年、「軍手とトングでこれを採る」自分をしつこくシミュレーションし(勇気がなくて逡巡)、


小魚や沢蟹を見れば網ですくってさっと片栗粉まぶして揚げる様を思い描き、こぶりのサヨリにいたっては「こんなに細くてもさばけるだろうか」といらん心配をし、食欲だけがむやみに刺激されるビーチライフなのであった。

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2017/04/18 (Tue) フレンチ・バゲット食べ比べ~その4


唐突にシリーズ化したアンティル諸島パン屋の旅。最終回は、いつも買い物をしておるマリゴのスーパーUと同じショッピングセンター内にあるこちらのお店グルマンさん。自らを食いしん坊と呼ぶからには相当の自信があるのであろう、と思うも、気軽につけている店が多いのも事実。うち旨いよ、みたいな?(カジュアル解釈)
スーパーUに来たついでに寄ってみたところ、お昼前ということもあってさすがに混んでおるのう。


これ1本食べたら相当におなかが膨れるに違いないバゲット・サンドも気になるけれど、ここは初志貫徹できりりとバゲット一筋。そういえば今年は大好きなバター滲むクロワッサンも我慢しておる。というのも、いつもなら旅を終えて増している体重が、すでに出発前から増しておったので。これ以上加算されたら…という憂慮はまぁ旅先だもの、横におしやろう。


して、こちらのバゲットは。ご近所パン屋のBon Pain Des Antillesに近い軽めのクラスト。形は丸っこくて、長い…長さ自慢か。美味しいけれど、ご近所のものに近いのでわざわざマリゴに買いに行かなくてもよいかのう。
ということで、4店食べ比べは、バゲット自体ならバッカスさん、気軽にサンドイッチで味わうなら軽やかなアンティーユさん、というところであろうか。以前のフォアグラ食べ比べも楽しかったし、さて来年は何を食べ比べようかのう。

Au Pain Gourmand
77 Centre Commercial Howell Center, Marigot, St.Martin

◆フレンチ・バゲット食べ比べ~その3は、こちら

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2017/04/17 (Mon) 2017セント・マーティン島9日目~絶景眺めに山のうえ


本日は山道を車でどんどこ上って、標高424mの休火山Pic Paradisピク・パラディへ。ここからの眺めを1年に一度は眺めないと、やはり島に来た気がせんでのう。といいつつ、最近は眺めを楽しみたいんだか、山羊たちに草をあげて遊びたいんだか、わからなくなっておる。草をあげてきゃっきゃと喜んでいたら、他の人が車を止めてしばらく眺めていた。きみたちもあげれば喜ぶよ、草…。


絶景かな。地図みたいな島の風景を見降ろしながら、今度はあそこのあの辺りにいってみよう、などとあてもないドライブを計画するのも楽し。観光地よりそういう何もない場所の方がわくわくする。迷うけど。


何度勧めても、木と木のあいだをしゃーーと滑り降りるジップラインにしり込みする隊長。私はもちろん考えもしない、そんな、や、野蛮なこと。そして展望台で休んでいた女の子とお母さんとしばし歓談。彼女たちはしっかりアスリート仕様の恰好で、しばらくするとまた長い長い山の傾斜を走って上っていった。私はもちろん考えもしない、そんな、健康的なこと。

◆去年、さらに山道をどんどん上っていった記事は、こちら

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